7月29日作業療法士木村順先生学習会開催について

いよいよ、「育てにくい子にはわけがある」著者であり、作業療法士の木村順先生の講演会まで、1ヶ月をきりました。

当日は、
午前の部(未就学児にスポットをあてた内容。主に手の機能など不器用と言われる背景など、ケースに沿って、どの様な見立てをし、どの様に支えていけたらよいか等、実践を組み込みながらすすめます。)
http://kokucheese.com/event/index/514842/

午後の部(学童期のお子さんが直面する、教室や家庭など環境の中で起きる問題を、育ちを考えながら、謎を紐解いていきます。また、それに合わせて取り入れるとよい動き、支えていきたいチカラ等、実践を組み込みながらすすめます。)
http://kokucheese.com/event/index/520294/

どちらの部も参加いただける方から寄せていただく事前アンケートなどの内容に応じて、できるだけ合点に結びつくよう、会を進めてまいります。

尚、で・こぼで司会進行を担当し、で・こぼが持つ情報も合わせていきたいと思います。

今回より事前入金を導入しましたが、わかりにくいなどのご意見もいただいております。
その場合には、口座への直接入金、当日の支払いも受け付けますので、お気軽にお尋ねください。

学習会チラシhttps://drive.google.com/open?id=1qVdPOhTiCAaqym-RzSe3hQiEYnYhSzn2

尚、午前の部終了後に、で・こぼ保護者ランチ会を開催予定です。
参加希望の方は、午後の部参加の方も、ランチを持参の上、午前の部終了後、会場にお集まりください^_^

書字の際に姿勢が崩れるお子さんに

書字の際に、姿勢を保持することが難しいお子さん。鉛筆を持たない側の手や腕がダラんとしてしまっている姿や遊んでしまっている姿を良く見かけます。

もちろん機能的な問題もあるのですが、鉛筆を持たない側の手や腕の位置ひとつで、改善されることもあります。

独楽工房さんの「ぐっポス」試して見る価値があるかと思います。

しかし、それなりのお値段もするので、硬めのスポンジで型取り、お手玉などでの代用も可能だと思います。

肝心なのは、筆記具を持っていない側の手、腕の活用。

一工夫で人間工学的に助けとなることもあるかもしれません。

ただ、いざお子さんにその補助具が適しているということがわかったとしても、教室に持たせるには少々のハードルがあります。
「許可をとる」ということです。

姿勢保持が難しいお子さんにとっては、時間の経過と共に勝手に改善するわけではないので、出来るだけ保持できている時間をとって行けることも重要です。
そして、姿勢が保持できた時、他の機能的な問題を抱えていなければ、字形が整いますから、自宅で❶持った時❷持たなかった時・・・を試し、「字形が整った」、「姿勢保持がいつもよりもできていた」・・・などなど許可いただく根拠を作り、検討いただくと良いと思います。

学校は、そのお子さんの力を最大限に発揮できるように支えて行く場所です。きちんとした根拠を示した場合、必ず検討いただけるはずです。

もしも、それでも
「許可できない」という場合には、そのまま諦めるのではなく、“許可できなかった根拠”を提示いただき、記録しておくと良いと思います。

追伸ですが・・・
一度許可を取ったのに、お子さんが嫌がるようになった、使わなくなった・・・という時、「せっかく許可をいただいたのだから、使わせなくては!!」と思う必要はありません。どんなに良い工夫だとしても、お子さんが嫌がらずに使えることが大切です。

悪いから・・・とか、今後許可もらえなくなってしまう・・など大人の都合は不要です。

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<販売者の案内文のコピペ>
姿勢を良くするために鉛筆を持たない側の手と腕を上手に使いましょう!
その手と腕は、本やノートをおさえる役割のほかに、身体を支える役割もあります。特に体力が続かない現代の子供は、写真のように手と腕をべったりと机におき、体ごとに机に預ける姿勢になってしまいます。実はよい姿勢に導く、体を支えるための適切な手の位置と腕のカタチがあります。ここでは、良い姿勢に導くための教習具、ぐっポスをご紹介します。

https://www.amazon.co.jp/dp/B016MD563E/ref=cm_sw_r_fa_api_7FmkBb6KSR3KY

8月25日明蓬館高等学校校長兼SNEC総合センター長 日野公三先生学習会

お待たせいたしました。
明蓬館高等学校兼SNEC総合センター長日野公三先生を招いての学習会。

発達障害など多様な学習ニーズをお持ちのお子さんに限らず、不登校、ホームスクーリング中のお子様で通信制の高校などに興味をお持ちの保護者の方にもおすすめの講座です。

お子様の参加費はかかりませんので、一緒に参加いただくことも可能です。

ぜひ、お誘い合わせの上、ご参加ください。

 

 

https://kokucheese.com/event/index/526684/

木村順先生の講演会に向けて

いよいよ、7月29日の木村順先生学習会まで1ヶ月半となります。

日頃、相談を受けてる中で、木村先生の言葉を思い浮かべることが度々あります。

根本的な機能を育てていくこと。
お子さんの行動問題の背景に、セットのように“機能”を意識させられる身体的機能の問題があることが多いです。

苦手への工夫と、並行して機能をそのお子さんのペースで育てていくことが必要とされる場面も多いです。

木村先生からのヒントをいただいておくことで、苦手に出会った時に、どのように捉えて育んでいるのか?がわかることも多いです。

「家庭でできる」、「隙間の時間で取り組める」。
それが、継続できるヒントです。

情報を必要とされる方に、どうか届きますように。

2017年度より、で・こぼでは、東久留米市障害・難病等啓発事業補助金を受けて、秋の学習会を開催しております。
該当の学習会に限らず、全ての学習会などの会において、この啓発事業の一環として、障害者差別解消法の啓発を継続的に行なっております。
今回も、私たちが発信する情報が、子どもたちの居場所での具体的な配慮や支援につながることを期待しております。

目の前の子どもたちの「困った」から考える

5月に入ってからというもの・・・切羽詰まった相談が多いです。

相談を受ける度に「私たちは、“人間の子ども”を育てているんだぞ!」と思います。

そんなに、綺麗に育たないのです。
そんなに、思い通り行かないのです。

機械を調整しているのではないのですから・・・。

2年前・・・小学校の副校長からいただいたことば
「学校での生活に“絶対に“やらないといけないことなんて、一つもないんですよ!これだったらできる!と思える事、それでいいんですよ!」

今でも、心に残っています。

今日の座談会では、嗅覚過敏や口内の触覚過敏を持つお子さんが直面する、学校や幼保での無理解や誤解についての話も出ました。

それをあるお子さんに話すと
「給食って、塩分を気にして調理するのに、見かけが綺麗なメニューを作ろうと無理するから、酸味を強くしたり、野菜の味を妙に濃くしたり、味に無理が出るんだよね。学校なんて、途中で明らかに味付けとか変わって、メニュー作っている人が変わった!って気付いちゃったから、たまたま・・・って思えなくて、その時期から給食が楽しめなくなった。和食でいいのにね!調味料が痛いって、その意味わからないでしょ!?」

なるほど・・・。調味料が痛い・・・。

食材の大切さは理解していても、嗅覚過敏であれば、食材の酸味や、ハムやソーセージでとった独特の香りは刺激となり、感謝どころではなくなる。
口内の過敏も同じだな・・・。と改めて思いました。

合理的配慮が最も進んでいない給食。
もっともっと、伝えて行かないといけない!と思ったのでした。

我慢して食べる、忍耐力を育む給食ではなく、エネルギー源となる食事を必要量とれる給食であってほしいと。

案内のレシピ本は、我が子が好きだったレシピの本。

子どもこんだてhttps://www.amazon.co.jp/dp/4072313149/

くらしとお金

いつもありがとうございます。
今回は、お金の学びに関するおススメの冊子をご紹介します。
東京学芸大学とみずほフィナンシャルグループとの共同研究プロジェクトから生まれた冊子です。

くらしとお金。
どちらも、一生関わる大切なこと。
その学び始めの利用に適した一冊です。

中には、いまから取り組めるお金にまつわることから、将来の為に知っておくと安心して取り組みができることが8章のステップに分けられています。
最初から順番にでも、途中の必要な部分だけをその都度抜き出しでも使えるようになっており、書き込みながら、内容を整理して学べるようになっています。

目次の写真を添付致しました。
例えば、おこづかい帳をつけよう、という項目はステップ2の中の一つですが、ステップ1はというと、自分の願いや夢を具体化したり、将来の自分をイメージするところから入ります。

更にステップ3の中には通帳やカード、銀行そのものの解説があり、ステップ4になるとやりくり、家計簿、給料などが分かるようになっています。
銀行については、通帳とは何か、印鑑とは何か、印鑑を使う時の約束やしてはいけないこと、一つ一つ知ることができます。

後半の5からは、お金はもちろんくらしの中にある様々な「便利」と「危険」が挙げられており、
困った時の対応までが書かれています。
また、そのステップに応じたコラムが参考になります。

この冊子は特別支援学校高等部の知的障害の方がたの為に作られたものですが、分かりやすい短い文とイラスト、理解しやすいステップ、お金にまつわるスタートから大きなお金が関わること、身近なトラブル、その対処など、かなりの部分を網羅してある便利な一冊になっており、様々な方が使える一冊です。

特に「社会の中の危険」の項目では、個人情報や携帯スマホ、キャッチセールス悪徳商法、振り込め詐欺、出会い系サイトについての説明と被害に遭わない為の約束ごとが書かれており、確認しながら理解を進められるようになっています。
お子さんとのお金のお話の時に役立てられてはいかがでしょうか。

プロジェクトの紹介のメッセージを一部抜粋させて頂きます。

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この冊子は、
知的障害を主たる対象とする特別支援学校高等部の生徒たちが、お金(金融)に ついて学ぶことを通じて「生きる力」を育成し、夢や希望を持って豊かな暮らしを切り開いていける ことを目指して作成しました。

特徴は、暮らしの中でのさまざまな場面を通じて、お金(金融)の役 割や仕組み、また、お金に関わる留意点を理解できるように工夫している点です。

内容は、「くらし上 手になれるかな?」「海外旅行に行ってみたい?(お金をたくさん貯めるには)」など、8章構成です。

生徒一人一人のニーズや知識、理解度に応じて活用できるように、どの部分からでも始められるよう 工夫しました。活用の際には、各生徒の方のニーズに十分に配慮していただきたいと思います。

このテキストが特別支援学校のみならず、通常の学校の特別支援学級など、多くの子どもたちの教育に貢献できることを期待しております。
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興味を持たれた方は、お問い合わせは下記プロジェクトまでお願い致します。
冊子自体は無料のものですが、送料等はかかるかもしれませんのでお尋ねください。

国立大学法人 東京学芸大学
金融教育共同研究プロジェクト
〒184ー8501
東京都小金井市貫井北町4-1-1
042ー329ー7554

実際に、この冊子を手にされた方、利用された方は、是非感想もお伝えください。更なるバージョンアップに繋がると思います。

是非、広く役立てて頂きたいと思います。

夏休み中の都内でのイベントのご案内

6月に入り、1学期も残り40日ほどとなりました。
さて、NPOエッジさんより耳寄りな情報をいただきましたので、シェアいたします。

7月30日からの日程で、子どもたち向けの力を伸ばす体験ワークショップが開かれます。

各セッションの定員があるようです。
ご興味ある方は、お早めに申し込みされると良いですね。