【安心・安全対策】電車を止めずに消火活動!「西武池袋線踏切ホース横断溝使用訓練」実施‼

    3月17日(火)10時、「西武池袋線踏切ホース横断溝訓練」が実施されました。場所は氷川台自治会の北西端にある西武池袋線の小さな踏切(東久留米第3踏切:氷川台2-13-2地先)です。この踏切をまたぐのは、直線100mほどの4m道路で、両側には戸建て住宅が並び、東久留米市と新座市を分ける都県境付近にあり、西武池袋線線路は西側の小山台地区と東側の氷川台地区を分断しています。

東久留米第3踏切・訓練実施場所概略図(氷川台2-13-2地先)  

    西武池袋沿線の小山台地区や氷川台地区は木造住宅の密集地で火災延焼が一番危惧されています。両地区の延焼は隣接する西武池袋線運行に大きな影響を及ぼします。従来は、消火栓の配置上延焼火災が起きた時に線路をまたいで消火活動が必須となった場合には、消防ホースが線路上を横断するため電車を止めざるを得ませんでした。電車を止めて早期消火活動に当たるか、電車を止めないで離れた消火栓からの消火活動に当たるか。どんなに近くても鉄道線路をまたいでホースを伸ばせば電車を止めるという大きな事故に直結します。そこでこの度、西武鉄道によってあらかじめレールの下にホースを通せるU字溝が設置されました。「ホース横断溝」と呼ばれ火災が起きた時に電車を止めずに消火活動が行えるものです。
    西武池袋線では、沿線他市に先駆けて、東久留米市内5か所の踏切脇に設置されました。

訓練現場・東久留米第3踏切(氷川台2-13-2地先)

東久留米第3踏切の線路下に設置された「ホース横断溝」(小山地区から氷川台地区を見る)

    これらの事業は、東久留米消防署・西武鉄道・東久留米市の協働で行われ、今回は、その実証実験を兼ねた訓練です。主役の東久留米消防隊は、重信・消防署長をはじめ30数名が集結、西武鉄道職員・市職員・防災まちづくりの会が参加。踏切隣接の氷川台自治会も協力要請を受け、防災会役員等10名が参加見学しました。

訓練前、消防隊員は整列し、訓練の進め方の説明を受けます

    踏切通過車両と電車が運行している中での訓練だけに全てにおいて迅速な行動が要求されるとともに訓練参加者のチームワークが要求される難易度の高い訓練でした。

踏切内での西武鉄道職員による諸注意・・・レーザー検知器等に触れないように

電車は数分おきに通過・・・その都度列車見張り員の呼笛の合図で踏切外に退避し、説明が中断します

小山地区側に集結したポンプ車、中央の車の後ろに水道消火栓のマンホールがあります、踏切からの距離は20m

消火栓からポンプ車へ水を引きます

ポンプ車からホースを伸ばし踏切へ (小山地区側から氷川台地区へ)

ホース横断溝の中へホースを通します・・列車見張り員の指示に従います (緊張した中での訓練)

訓練中も電車は2~3分おきに通過

線路横断道路の通行止めはしていないので、自動車も自転車も歩行者も通過します

つながったホースから放水・近隣に配慮して下水溝へ(写真奥が小山地区、放水訓練は氷川台地区側で)

訓練を終了し、重信・消防署長の講評

記念撮影・・・多くの消防隊員は撤収に走り回っています

    氷川台自治会におけるもっとも脅威となる災害は火災です。自治会では、街頭消火器の増設、防火・消火用資器材の充実などに努めてきています。しかし、自治会の一番北側は、都県境のためなのか、道路設置の水道消火栓がありません。今回の踏切ホース横断溝の設置により、踏切をまたぐ小山地区の消火栓から水を引くことができるようになり、また一つ延焼防止策の選択肢が加わりました。

                                                                                                      氷川台自治会