【高齢者対策】「お助け号」から「くるぶー」へ!惜しまれながらバトンタッチ‼

    2月25日(火)氷川台自治会コミュニティバス「お助け号」は、2017年12月12日から2年2か月にわたり高齢者の生活に潤いを与えてきた運行を終えました。これは、東久留米市デマンド型交通「くるぶー」が3月16日(月)から試験運行開始に伴い以降の高齢者の移動手段を「くるぶー」へバトンタッチするものです。

最後の運行でイオン駐車場に到着した「お助け号」

    氷川台地域は、道路が狭く、坂があり、住宅地と公共公益施設、医療施設、商店街、東久留米駅を結ぶ公共交通機関が無い交通不便地域で、高齢者は医者や買い物等にタクシーを利用するしか移動手段がありませんでした。住宅地内に医者や商店等が無く高齢者は日常生活の全ての面に於いて不便を強いられコミュニティバスの運行を強く望んでいました。平成29年(2017年)当時、多摩26市の中でもコミュニティバスが運行されていないのは東久留米市を含めて3市だけという状況の中、高齢者が暮らしやすい町づくりに欠かせない交通不便地域の解消施策に明確な工程を示さない行政に頼ることが出来ないとの判断に達した氷川台自治会では、高齢者の暮らしやすいまちづくりには、高齢者の利便性確保が喫緊の課題と位置付け「氷川台高齢者お助け隊」事業を立ち上げ、75歳以上の高齢者を対象としたコミュニティバス「お助け号」の運行を平成29年(2017年)12月12日から開始しました。

平成29年(2017年)12月12日 「お助け号」出発式を行いました。

    東久留米市デマンド型交通「くるぶー」は、予約時間に自宅と乗降場間(鉄道施設及び公共・公益施設など33箇所)、または乗降場同士を運行する乗合型の公共交通です。今後は会員個々が利用登録申請して利用することになりますが、自治会高齢者が楽しみにしていたイトーヨーカドーやイオン等の商業施設が乗降場に指定されていないため、高齢者や体の不自由な人が安全で利用しやすく、地域住民の多様なニーズにきめ細やかに対応する公共交通にならないかも分かりません。自治会の潜在的な需要を発掘し、会員の交流が促進されるなど、地域コミュニティが回復する手段としても有効であった「お助け号」の復活は近いかも分かりません。

                                                                                                氷川台自治会