【安心・安全対策】「第7回要援護者支援避難訓練」を実施! 災害に負けない「地域の支え合い助け合い」♪

   11月17日(日)、今回も晴天に恵まれ、「第7回要援護者支援避難訓練」が氷川台自治会の本拠地「小山台遊園」を主会場(避難所)に、自治会内全体を訓練場として実施されました。総参加者は180人超。

毎回の「避難訓練」においては、その都度、訓練終了後の反省会で問題点を抽出し、訓練内容の改善と訓練参加者のモチベーション維持に努めてきました。その結果「見る」が中心⇒「参加」が中心⇒「実戦」に即した全員参加型訓練に進化してきています。

訓練開始1時間前、防災会役員の最終打ち合わせと準備

9時、「発災告知」、自治会内5区画にハンドスピーカーでサイレンを鳴らし、発災を告知し、避難を呼び掛けます

   「FMひがしくるめ」との提携で「緊急告知ラジオ」を導入、今年度は110世帯に貸与(3年計画で全世帯に貸与予定)、全会員の60%をカバーしました。この「緊急ラジオ」を、昨年に続いて避難訓練に導入、緊急一斉放送による発災の告知をしました。今回も、訓練会場で大型スピーカーに接続してこの放送が流されました。

今年度、新たに購入した、ワイヤレススピーカー

ハンドスピーカー・緊急告知ラジオを聞いて、自治会員が続々と避難してきます。受付では名前・被災状況の聞き取りをします。

受付には、訓練の進行表等が掲示されます

避難者が集まった会場では9時30分、「本部」立ち上げと同時に本部長による開会宣言がなされます。

司会・進行の前田防災会長

本部長に就いた林自治会長による開会宣言

 3日前、秋の火災予防運動に伴う火災予防協力者の表彰があり、当自治会は、東久留米消防署より、感謝状をいただきました。開会宣言に続く挨拶で、林会長からそのお披露目があり、会場に感謝状が掲げられました。

毎回参加してくれ並木市長(右)・富田市議会議長(中)もかけつけてくれました。自治会殿田顧問(左)と談笑

要援護者避難支援委員会のメンバーとして、市・防災防犯課(左・中)と社会福祉協議会が協働

東久留米消防署からは消防車と機材運搬車で参加、観察・助言をしてくれます

 いよいよ訓練の開始です。安否確認係が集合し、要援護者の名簿兼地図・トランシーバーを受け取り、確認方法を打合せし、それぞれの持ち場へ出発します。

 安否確認隊は要援護者90名の名簿地図を手に避難している会員を除く家々を回り、無事であるとの目印「安否確認黄色旗」をチェックします。避難所に来られない会員は、黄色旗を掲げるという形で訓練に参加します。今回、黄色旗の掲示率は60%超です。そして、旗の出ていない家には声掛けをして安否の確認をします。異変があれば、トランシーバーで本部に報告します。

社会福祉協議会の職員も同行します

安否確認黄色旗の掲示

安否確認黄色旗が見つからなかった会員は、タオルで代用しています

安否確認の状況を、トランシーバーで本部に報告

会場ではその音声をスピーカーから流し、参加者に聞いてもらいます

この間、会場では防災資機材の紹介と使用体験が行われます。

担架リヤカーは、まずけが人を担架に乗せ、その担架を専用のリヤカーにセットします

 担架リヤカーに乗せたけが人は、防災協定を結んでいるライフパートナーこぶしへ搬送します。道路に出ると、安否確認で見つけた別の被災者を車いすで避難所に移送する一行とすれ違います。

ライフパートナーこぶしに到着、収容してもらいます

そして、担架リヤカーは、ライフパートナーこぶしのけが人を避難所に運びます。

会場では車いす体験、指導は会員、いきいき倶楽部榎本代表が体験します

会場奥では炊き出し班が公開でトン汁の調理、アルファ米非常食もここでつくります

市が遊園に設置したかまどベンチから取り出したかまどに大鍋を掛けます。七輪も加勢して湯を沸かします。前回の訓練から、炊き出しも公開します

恒例、非常食クッキング実演コーナーでは会員の馬場さんが新たなレシピを紹介、多くの会員が試食し、評判も上々です

 自治会では今年度、AEDを購入し、自治会館に設置、合わせて訓練用AEDも購入しました。自治会の中心にAEDがおかれ、緊急時使用の時間短縮が図られました。

毎回実施の「心肺蘇生・AED」体験は、マイクを通し、AEDの手順音声がスピーカーで流されます

災害時に最も深刻な問題となるトイレは、マンホールトイレの展示とワンタッチトイレを用いての簡易凝固剤の使用体験です。

あっという間に固まります、疑似液なので、手のひらに乗せて間近に見てもらいます

災害時のトイレ問題は、会員にも関心が高く、多くの会員が取り囲みました

 氷川台自治会にとって最も恐るべき災害は火災です。市設置の消火器に自治会でそろえた消火器を加え、自治会内に30基の消火器を設置してあります。訓練ではそのうち6基を素早く集め、消火器訓練を行います。

春の防災訓練でも実施し、ほぼ年2回の体験で、会員の皆さんも、かなり手馴れて、スムースに運びます

 火災の消火に威力を発揮するスタンドパイプの訓練は、今回は摸擬消火栓を使って行いました。これも会員の関心は高く、多くの会員に取り囲まれました。

小山台遊園の地下には防火水槽がありますが、機器がないと利用できません。自治会では2年前にD級ポンプを導入し、汲み上げ・放水の訓練をしています。重い蓋を開けポンプにつないだホースから放水します。

放水できる場所がないので、水槽に放水して、水を戻します。

D級ポンプ、女性隊員も操作します

 全ての訓練が無事終了し、閉会では、東久留米消防署・新川出張所・大高所長の講評をいただきました。東久留米消防署からは10名の消防士の皆さんが参加、あらゆる訓練を見ていただき、そして、所長の講評では、今後に向けてのアドバイスをいただきました。

 閉会後のお楽しみ、炊き出しです。できたて豚汁の配給です。「うまい」「おかわり」の声が響きます。アルファ米の非常食はお土産として、この日の昼食になります。

お土産のアルファ米とは別に、豚汁と一緒に食べられるよう、アルファ米のおにぎりが作られます。まさに炊き出しの実践です

大鍋2つにいっぱいの豚汁が配られます

豚汁前の行列

お土産のアルファ米に加えて、参加賞として7年間保存可能のパンが配られます。

反省会

 氷川台自治会の避難訓練では、より実戦に近づけることに主眼を置き、「受付」「安否確認」「炊き出し」等で実験的に実施し、機材の操作では、出来るだけ会員が操作し、消防士にはアドバイスをもらうという方法にすでに移行しています。そして、多くの参加者を得て、会員同士の「横のつながり」がさらに深まり、災害に対する免疫力が高まります。そして、午後の反省会では、いくつもの反省点が出ましたが、次回に生かされるはずです。

                     氷川台自治会