氷川台自治会では、この9年間に“安心・安全で暮らしやすいまち「氷川台」、元気で明るい自治会をみんなでつくろう を掲げて自治会活性化に取り組みを開始し、様々なサークル活動やイベント等を実施してきました。防災訓練・避難訓練は防災役員・自治会役員が、餅つき大会・夕涼み会等のイベントはイベント委員が企画運営を担ってきました。また、他の活動やサークルもこれらの役員・委員・有志の方が担当してきました。これらの活動を維持発展させるために、様々な活動とその担当者のつながりを整理し明確にすることが求められて来ました。そこで今後の”高齢者の受け皿と高齢者自らが活躍する場“として「氷川台自治会いきいき倶楽部」を設立しました。
いきいき倶楽部世話人会」は、代表世話人榎本金二さんを先頭に世話人15名で組織しました。
「いきいき倶楽部」のコンセプト
①氷川台自治会を基盤とする高齢者自身の自主的な活動組織であり、地域のニーズに応じた 様々な活動を展開することで、高齢者の生きがいと健康づくりを推進する組織。
②会員は、会員同士の親睦を図ることは勿論、多種多様なサークルやイベントに積極的に参
加し、ストレスのない地域づくりと健康寿命の延伸に取り組む。
③氷川台自治会と連携した活動により、従来自治会が担っていた多種多様なサークルやイベ
ントの一部を担い、自治会役員の任務軽減を図ると共に自治会会員高齢者の社会活動参加
の受け皿となりえる組織
④高齢者の閉じこもり予防や次世代育成支援、地域の再構築等の社会を取り巻く様々な問題
に対応した組織、生涯現役社会の実現にもつながる重要な活動組織を目指す。
⑤地域包括ケアシステムの一翼を担う介護保険制度の見直し(新しい介護予防・日常生活支援総合事業)を踏まえ、地域支援事業に向けて「氷川台自治会いきいき倶楽部」で活動する会員が介護予防・生活支援サービスの担い手となりえる組織。
氷川台自治会の様々な活動のうち、オレンジカフェ「氷川台のえんがわ」・ふれ合いサロン氷川台・健康体操教室・バス旅行・春と秋のハイキング会・ゴルフ同好会・コミュニティバス「お助け号」・マージャン教室・マージャンクラブ・囲碁愛好会等々の活動は、参加主体が主として高齢者となっています。例えば、「オレンジカフェが開催されるので行ってみよう」から、1歩踏み出して、「カフェでこんな話をしてもらいたい」「スマホの使い方を教わりたい」などとつぶやくのではなく、自ら発案して周囲の方に「やりましょう」と伝えてみてはいかがでしょうか。それがまた新たな活動を生み出します。まだ、つぶやき段階の、ゲートボールの会・昼食会・手芸の会・カラオケクラブ・将棋愛好会、さらには認知症関連講座の企画・実施等々も実現していくでしょう。これが、「氷川台自治会いきいき倶楽部」の目的です。
現在、自治会の高齢者(65歳以上)は、全会員1,000人中340人ほどになります。まだ現役の人、現役を退いた人もいますが、それは自治会の貴重な財産です。皆さんが、受け身から脱し、1歩進むことによって、“安心・安全に暮らし続けられるまちづくり”の一翼を担うと共に自身の生きがいと健康づくりにつなげます。
氷川台自治会