【環境美化対策】氷川台緑地草刈り・直撃台風24号の大きな後遺症

   11月24日(土)9:00~11:00 東久留米自然ふれ合いボランティアの皆さんと今年最後)の氷川台緑地草刈、枯れ木拾いを行いました。冬の到来を感じさせる、少々冷え込む中、自治会会員20名が参加しました。
9月30日深夜の台風24号は、氷川台自治会の中心「小山台遊園」のコナラの大木を根元から倒壊させました。

   この台風24号は、氷川台緑地をも襲いました。何本もの木が倒されたり傾いたりしました。また、折られた枝が緑地全体に無数に落ちました。通路をふさいだ倒木が、通路部分だけ切り取られ、まだ通路の両側に横たわっていました。

   前回7月のくさかりは、あの連日の猛暑のため、何時も参加の自治会は半数以上が高齢者なので、大事を取って参加を見合わせました。くわえて、その猛暑の影響か、雑草は例をみないほど茂っていました。

   集合した皆さんに、ふれあいボランティアの下村さんから、今日の手順が説明されます。まずは落ち枝の回収⇒次に草刈り。草刈りには、氷川台自治会の用意した2台の草刈り機も投入。

落ち枝の回収

草刈り機の運転

   休憩を挟んで2時間、草刈り機投入+人海戦術で、伸び放題の下草は綺麗に刈り取られ、刈り取った草も集積されて見通しが良くなりました。

  ちょうど1年前、氷川台緑地草刈作業で、今までと大きく変わったのは、緑地の中に沢山のゴミが投げ込まれており市のごみの有料化との因果関係は疑えないとレポートしましたが、今回も多くのごみが捨てられていました。残念なことです。

 作業を終えた皆さんは、さっぱりした緑地を眺め、それぞれ満足そうな表情で引き揚げていきました。

                                                    氷川台自治会

【安心・安全対策】「第6回要援護者支援避難訓練」を実施! 災害に負けない「地域の支え合い助け合い」♪

11月18日(日)、雨の心配もなく、「第6回要援護者支援避難訓練」が氷川台自治会の本拠地「小山台遊園」を会場(避難所)に実施されました。総参加者は200人超。

    過去5回の「避難訓練」においては、その都度、訓練終了後の反省会で問題点を抽出し、訓練内容の改善と訓練参加者のモチベーション維持に努めてきました。その結果「見る」が中心⇒「参加」が中心⇒「実戦」に即した全員参加型訓練に進化してきています。

 訓練前、まずは防災会役員の最終打ち合わせと下準備から。

 9時、「発災告知」、自治会内5区画にハンドスピーカーでサイレンを鳴らし、発災を告知し、ガス電気の点検と避難を呼び掛けます。

 10月に「FMひがしくるめ」(6月開局)との提携で「緊急告知ラジオ」を導入、今年度高齢者を中心に80世帯に貸与(3年計画で全世帯に貸与予定)、11月からは「ラジオ回覧板」と題した定時番組(毎週木曜日11時から15分間)の放送も始まり、1週間の自治会予定を伝えています。この「緊急ラジオ」が初めて避難訓練に導入されました(テスト放送は7月の防災訓練で実施)。緊急一斉放送による発災の告知は、訓練会場でも大型スピーカーに接続してこの放送が流されました。

 ハンドスピーカー・緊急告知ラジオを聞いて、自治会員が続々と避難してきます。受付では名前・被災状況の聞き取りをし、要援護者を除く避難者に、それぞれ避難所での役割を割り振ります(避難所に来た健常者は全員が役割を分担して要援護者支援に当たります)。これは今回が初めての試みです。
前回までは、訓練での諸担当は、事前に防災会役員・要援護者避難支援隊員を中心に、事前に役割を決めて、タイムスケジュールに組み込んでいましたが、今回、より実戦に近づけるため、名簿と役割表を組み合わせて、避難会員にそれぞれの役割を依頼、それを用意したボードに手書きで書き込み掲示します。たいへん手間のかかる作業だということが体験できました。

 避難者が集まった会場では9時30分、「本部」立ち上げと同時に本部長による開会宣言がなされます。所用で出席出来ない殿田自治会長に代わって、林防災会長が本部長代理を務めます。

開会宣言

避難訓練には毎回参加してくれる並木市長は所用のため参加できず、名代として佐川秘書課長から激励の言葉をいただきました。佐川課長は昨年度まで、防災防犯課長として参加してくれています。

「訓練」の重要さを話された東久留米消防署・新川出張所 降矢所長は10名の消防隊員を率いて参加してくれました。

  ここで、先日受賞した「あしたのまち・くらしづくり活動賞:内閣総理大臣賞」が本部長よりお披露目され、その後、会場に掲げられました。

 いよいよ訓練の開始です。安否確認の係になった会員が集合し、避難してきている会員はチェックを付けた要援護者の名簿兼地図・トランシーバーを受け取り、確認方法を打合せし、5組に分かれ、それぞれの持ち場へ出発します。

 安否確認隊は要援護者90名の名簿地図を手に避難している会員を除く家々を回り、無事であるとの目印「安否確認黄色旗」をチェックします。避難所に来られない会員は、黄色旗を掲げるという形で訓練に参加します。今回、黄色旗の掲示率は50%超です。そして、旗の出ていない家には声掛けをして安否の確認をします。異変があれば、トランシーバーで本部に報告します。

この間、会場では防災機材の紹介と体験が行われます。

車椅子(左)・エクセルチェアー(右:階段から人を下すための椅子型担架)

担架リヤカー:担架とリヤカーがセットになっている。80㎏の人を乗せ、会場から300mのライフパートナーこぶしまで往復。

 毎回実施の「心肺蘇生・AED」体験は、会場中央で行なわれ、何人もの会員が体験します。

 そして、災害時に最も深刻な問題となるトイレは、毎回ワンタッチトイレを展示してましたが、今回は初めて簡易凝固剤を使って疑似尿(水)を実際に固める体験をしてもらいました。参加者は皆興味津々で、自ら体験、あっという間に固まるのを見ておどろき、感心しきりでした。

 また、マンホールトイレの体験のため路上のマンホールを開いて設置しました。現在自治会では3基を保有していますが、近々5基保有にし、自治会5組に1個ずつ配置できるようにします。

 初期消火訓練。氷川台自治会にとって最も恐るべき災害は火災です。市設置の消火器に自治会でそろえた消火器を加え、自治会内に30基の消火器を設置してあります。訓練ではそのうち6基を素早く集め、消火器訓練を行います。もちろん実際に使用するのは消防署の模擬消火器です。「ケスゾー君」あらため「ほのお君」と名を変えた、実際に炎をあげる標的に向かって消火器を噴射します。炎の熱を身近に感じ、なかなかの臨場感があります。中には、運ぶ前に留め金のピンを抜いて噴射する人もあり、繰り返しの体験が重要だと教えてくれました。

 昨年導入したD級ポンプの訓練です。小山台遊園の地下の防火水槽から汲み上げ放水します。マンホールは遊園入口にあり、重い蓋を開けポンプにつないだホースから放水します。昨年までは遊園隣りの自治会農園に放水しましたが、農園は閉鎖し民家の建築中なので、道路のマンホールを開いてその中へ放水しました。

 スタンドパイプの訓練は5年目となります。D級ポンプ同様、火災の消火に威力を発揮します。水道管の水圧で噴射するので、動力は必要なく断水でない限り有効です。これもマンホールの中に放水しました。

放水担当は支援隊員ホーランドさん(アメリカ人)

 訓練の合間には参加高齢者の多くが、昨年導入の災害用折り畳みベンチに腰かけて、休息します。

 安否確認・各種訓練と並行して、会場では様々な活動が進んでいます。
炊出し訓練は、毎回、参加者の目に留まらない裏や室内で進められてきましたが、今回は実戦に近づけるということから、避難所の中で調理・煮炊きを公開しました。

今年3月に市が遊園に設置したかまどベンチ。

ベンチの上蓋をはずと、なかにアルミのかまどが2つ。このかまどを使い木炭を燃料にします。

 炊き出し班が公開でトン汁の調理。衛生には細心の注意を払います。アルファ米非常食もここでつくります。

かまどに大鍋を掛けます。良い匂いに誘われて、何人もの人が近づいてきました。

 前回に続き、非常食クッキング実演コーナーでは会員の馬場さんがさらに新たなレシピを紹介してくれました。

 これも新たな取り組みとして、「ドコモショップ東久留米店」の協力を得て、携帯電話・スマホによる「伝言サービス」等の利活用を個々に解説してくれました。「携帯・スマホを持っているが電話以外使ったことがない、他の使い方が分からない」という人のために設けたコーナーです。この取り組みは、「オレンジカフェ」等で継続します。

 今回も「東久留米市社会福祉協議会」の皆さんには、いろいろ助力をいただきました。会場にはブースを設けて、災害ボランティア関連の解説もしてもらいました。

 東久留米消防署からは11名の消防士の皆さんが参加、あらゆる訓練の指導をいただきました。また、田無警察署からは3名の署員が参加、道路警備等にあたってもらいました。また市役所からは防災防犯課の3名が見学に訪れ、介護福祉課から参加された2名は実際の担架リヤカーによる緊急搬送に参加体験されました。

消防士(左)・警察署員 (右)の皆さん

 全ての訓練が無事終了し、閉会では、東久留米消防署・新川出張所 降矢所長の講評をいただき、駆けつけてくれたお馴染み なごみさんが、FMひがしくるめのパーソナリティーとして挨拶、 林本部長代理が閉会の辞で締めくくりました。

  閉会後のお楽しみ、たきだしで時間内に間に合った、できたて豚汁の配給です。「うまい」「おかわり」の声が響きます。アルファ米の非常食はお土産として、この日の昼食になりました。

 今年の避難訓練は、より実戦に近づけることに主眼を置き、「受付」「安否確認」「「炊き出し」等で実験的に実施しました。また、機材の操作では、出来るだけ会員が操作し、消防士にはアドバイスをもらうという方法をとりました。さらには「ドコモ」の参加等、視点を広げた取り組みをしました。また一歩前進したと自負しています。そして、多くの参加者を得た今回の訓練で会員同士の「横のつながり・絆」がさらに一歩深まり、災害に対する免疫力が高まったことでしょう。そして、午後の反省会では、いくつもの反省点が出ましたが、次回に生かされるはずです。

                                       氷川台自治会 

【第6回自治会バスツアー】遂に実現! 国宝・赤坂迎賓館本館及び主庭見学♪

11月13日(火)第6回自治会日帰りバスツアーを実施しました。人気の高い赤坂迎賓館見学は、自治会内でも希望する会員が多く、昨年、企画しましたが、残念ながら予約が取れませんでした。今年は運よく実現することになりました。

 

  毎年秋に実施するバスツアーは、5年前に「スカイツリーに行きたいが、個人ではとても無理・・」とお年寄りの会員が殿田自治会長に訴えたことから実現しました。スカイツリーに続いて、富士山・房総半島・国会議事堂と、主として高齢者の会員のため平日に実施、自治会のイベントとして定着、地元出発・帰着のバス旅行を楽しみにされています。今回も、複数の90歳代の方たちをはじめ40名の会員が参加者しました。

自治会隣接のスーパーオザム駐車場で自治会旗を掲げて参加者を待つバス

  出発したバスは一路「赤坂迎賓館」へ向かいます。車中を取り仕切るのは、自治会役員の太田さん。ガイド用の赤い帽子をつけて、当日限定のバスガイドをつとめます。

板についたバスガイド・・・太田さん

  車中では、まず、5日後(11月18日)に迫った「第6回要援護者支援避難訓練」の内容予告を林 防災会長が説明し、参加を促します。そして、全員がマイクを持っての自己紹介。お楽しみタイムはガイド出題のクイズ対抗戦。準備万端のガイドさんは、早押しボタンや「ピンポン・ブー」のチャイムを用意、左右座席の対抗戦で次々に出題します。いつの間にか皆さんはクイズに夢中になり、和気あいあいのうちに、迎賓館に到着しました。

バスを降り、迎賓館(右)に向かう参加会員

迎賓館正門

  迎賓館は、明治42年(1909年)に東宮御所として建造されたネオバロック様式の西洋風宮殿建築です。戦後、国立国会図書館等に使用され、その後、5年をかけて修理し昭和49年(1974年)に「迎賓館」として生まれ変わりました。10年前には明治以降の建造物としてはじめて国宝に指定されています。
 一行は拝観入り口へ。さすがにセキュリティーは厳しく、空港と同様の厳重な手荷物チェックを受けます。自治会旗を付けていた竹棒も没収です(後で返却されました)。また、建物内は壁にも窓にも触れてはいけません。つい廊下の壁に寄りかかり、注意された人もいました。もちろん撮影も禁止ですので、公開されている写真を1枚紹介します。

見事なシャンデリアの「羽衣の間」

  会員たちは、部屋ごとに異なる装飾や調度に見とれ、感嘆の声を上げていました。館を出て庭を自由見学、本館前で記念撮影。

 迎賓館を後にし、次は別のお楽しみ、昼食。築地「すしざんまい」のにぎりセットです。

  美味しいにぎりに舌鼓を打ち、食後は、築地場外市場の自由散策です。本体市場はすでに豊洲へ移転しましたが、場外市場は以前と変わらない賑わいで多くの人が行き交っていました。会員たちは、買い物を楽しみ、マグロの解体ショーを見たり、なかには築地本願寺にお参りに行った人もいました。
  最後の見学地は、有明の「東京都水の科学館」です。

  入館して、まずは地下の給水施設「有明給水所」を見学する「アクアツアー」に参加、つぎに3階のシアターで「アクアトリップ水の旅」を左右・天井までを画面とする大映像で鑑賞しました。

  展示・体験コーナーでは、「東京水」の冷水器で水を味わう人、発電機のペタルを踏みながら東京水の水源紹介の映像を見る人など、それぞれ楽しんでいました。

漕ぐのをやめると画面に催促のメッセージが、休んでいると画面は消えます。

 館の裏庭には広場があり応急給水栓(災害等で断水の時の給水施設)がありました。これを見た会員の1人が「5日後の自治会避難訓練に参加しなければ・・」とつぶやきました。

 水の科学館を出ると、あとは帰路につくだけです。バス中ではビデオの放映をします。内容は、この8月に実施された自治会イベント「夕涼み会」の記録です。会員の中島さんが自治会の「夕涼み会」「避難訓練」等のイベントを毎回4Kの最新ビデオカメラで記録、他の会員の撮った写真を交えてDVDに編集、参加した会員に配ってくれています。今回は、このバスツアーのために「夕涼み会」と「あしたのまち・くらしづくり大賞 内閣総理大臣賞」受賞を報じたNHKニュースを編集した1回限りの限定盤を作成してくれました。

  ビデオを鑑賞しながら、自分の映像や我が子や孫の夕涼み会のスイカ割りの映像に話が弾みました。

  今回のツアーの半数の参加者は、初参加です。それぞれの座席が隣り合わせになったり、クイズで話が弾んだり、新たな絆がいくつも生まれたようでした。

                                       氷川台自治会

【環境美化活動】台風の影響で遅れた花が入荷!氷川台通り花壇にビオラが植えられる♪

   秋口に頻繁に襲ってきた台風の影響は思わぬ処まで及んでいます。24号の強風は、氷川台自治会の災害時一次避難場所であるとともに氷川台住民の地域コミュニティの場である小山台遊園のコナラの大木を根元から倒し、滑り台やベンチ等を倒木の下敷きにして壊しましたが、各地の花生産者の皆さんにも強風に出荷前の花が大きな被害を受けたそうです。
氷川台通りで行き交う人々を癒している花壇の花の植え替え時期に台風が襲ったため、植え替え用の花苗が揃わず花の入荷を待っていましたが、やっと入荷したため10日(土)9:00~会員16名が参加して一斉に植え付けました。

 入荷したビオラをリヤカーに積んで氷川台通り花壇に植え付けに向かいます。

植え付けには16名の会員と子どもさんが1名参加して丁寧に植え付けました。

 氷川台通り会員宅玄関先に並ぶプランターにもビオラが植えられました。氷川台通りに並ぶのも近いと思います。

 

   「コメリ緑財団」助成による氷川台通りの花壇植生は、通常の見守りだけでなく住環境を改善して楽しく暮らせる地域づくりを目的に“高齢者が花に癒されるまちづくり”活動を推進しています。第25回助成金で氷川台通りに花壇を造り、通りに面した家の前にはプランターを設置して行き交う人々の心を癒してきました。第26回、第27回、第28回助成金と4年連続で助成金を受けて “花で癒される町、氷川台”への活動を更に進めてきました。
9月に実施された「はし☆チョコムービーコンテスト優秀作品」(優秀16作品)の発表があり、氷川台自治会が「新名所 氷川台通り花壇」と題して応募した作品が、佳作「ライトショートムービー」に選定されました。選ばれた花壇だけに責任重大で、訪れた皆さんの期待に応えられるように会員が協力して維持管理しています。

新名所 氷川台通り花壇 (外部リンク)    

 植え付け完了した花壇のビオラの上部には、上段に植えられている芝桜がチラホラ狂い咲きしています。

                                                                   氷川台自治会 殿田 俊三

氷川台自治会の“まちづくり”平成30年度「内閣総理大臣賞」受賞♪

   平成30年11月4日(日) 北とぴあ 14階「カナリアホール」(東京都北区王子)で、公益財団法人あしたの日本を創る協会・各都道府県新生活運動等協議会・読売新聞東京本社・NHK主催、平成30年度「あしたのまち・くらしづくり活動賞」の表彰式が行われ、氷川台自治会が最高賞の「内閣総理大臣賞」を受賞しました。

 公益財団法人あしたの日本を創る協会は、1958年度からまちづくり・くらしづくりの活動を表彰する事業を行われており、今年度の応募数271件の中から20件が最終の書類審査対象としてノミネートされ、中央審査委員会での審査を経て、内閣総理大臣賞、内閣官房長官賞、総務大臣賞が各1団体、主催者賞が5団体、計8団体が入賞団体として決定され、最高賞の内閣総理大臣賞に氷川台自治会が選考されました。

中央審査委員会での審査に基づく審査結果の講評では
 氷川台自治会は、1956年(昭和31年)に分譲された戸建中心の自治会で、入居当時の世代の高齢化が進み、コミュニティの衰退と転居に伴う空き家・空き地が増加していました。災害時の被害の拡大や犯罪の温床となることに危機感を持った自治会は、2011(平成23)年に安全・安心で暮らしやすいまちづくりの方針を掲げて地域の課題解決に着手します。空き家の庭を農園として利活用し、収穫した野菜の直売所やイベントにも利用するとともに、それが地域住民の「触れ合いの場ともなります。こうした活動を通じて、住民間の「きずな」を強め、自治会活動に対する関心が高まると同時に、住環境の改善や若年層の加入などによる自治会加入率の増加、高齢化率の減少を達成するなど多くの波及効果をもたらしました。現在、「子育てサロン」「認知症カフェ」「コミュニティバスの運行」など多くの活性化へ向けた様々な活動が展開されており、自治会活性化の先進事例として非常に高く評価されました。
                        中央審査会委員長 日高 昭夫 (山梨学院大学法学部教授)

 これまでの様々な活動を支えてきた皆さんが、授賞式に参加して受賞の喜びを分かち合いました。

 氷川台自治会は、平成22年から形骸化した自治会の改革に取り組み、平成23年に“安心・安全で暮らしやすいまち「氷川台」、元気で明るい自治会をみんなでつくろう!!”のスローガンを掲げて様々な改革を実施して見違えるような活力ある自治会をつくりあげました。その活動は、多岐にわたり、それぞれ自分の趣味趣向や生活リズムに合わせて参加し、イベントを通して会員同士が顔を知り“温かいふれあいのあるコミュニティ”をつくっています。
活動の成果は広く認められて「平成28年度ふるさとづくり大賞」団体賞(総務大臣賞)、“安心・安全な町づくり”においては東京消防庁から「第13回地域の防火防災功労賞」優秀賞、地域防災活動では東京都から「東京防災隣組」に認定されたています。また、氷川台自治会の活動は多くの自治体等から注目され1都7県9市の自治体や自治会連合会、大学、まちづくり研究機関等からの視察も受け入れています。

 NHK首都圏ネットワーク(10/5 18:36~)

10t月5日(金) 読売新聞朝刊

  阪神・淡路大震災(1995.1.17)、東日本大震災(2011.3.11)、長野北部地震(2014.11.12)、熊本地震(2015.4)、北海道胆振東部地震(2018.9)等、災害が起きる毎に地域住民の「支え合い・助け合い」の大切さが語られ、「地域住民の助けあい」が果たした役割の大きさが実証されています。
  氷川台自治会の活動を視察研修に見える他県他市の自治体や自治会の皆さんが抱えられている課題は、少子高齢化に伴う地域コミュニティの衰退であり地域住民の自治会・町内会離れです。しかし、自治会は、地域住民のふれあいや交流活動のほかに、自分たちの地域を住み良いまちにするため、お互いが協力し合いながら様々な活動に取り組み、自主的に運営を行う団体であり、地域コミュニティづくりの担い手になります。個人個人ではなし得ないことができるのが自治会組織であり地域の支え合いです。東久留米市市民の多くは、氷川台自治会会員と同じく故郷を離れて終の棲家として東久留米市に住居を構えられたと思います。せっかく住み着いた地域で安全・安心に楽しく暮らし続けるためには、地域に住む住人同士がつながらなければなりません。まず、仲間づくりから始め、地域の課題解決に向けて、行政に頼らず一歩を踏み出してみましょう。

                                        氷川台自治会 殿田俊三

滝 千春ヴァイオリンリサイタル-ヴァイオリン一本で奏でる3つの世界:バロック、現代、そして柿沼唯 12月1日(土)15時

聖グレゴリオの家2018年12月のイベント

聖グレゴリオの家
氷川台自治会の会員である『聖グレゴリオの家 宗教音楽研究所』は,祈り,研究,教育を目的として1979年に設立されました。以来,大変にゆっくりとした歩みですが,祈り,研究,教育の三本の柱を中心としてその目的に向かって様ざまな可能性を試みています。