【安全対策】北多摩経済新聞で氷川台自治会の取り組みが紹介される! 2018年7月6日

 7月3日付け、北多摩経済新聞のFMひがしくるめ開局(6月30日)の紹介記事の中で、氷川台自治会の新たな取り組みが紹介されました。高齢者など情報が届きにくい会員を対象に「FMひがしくるめ専用緊急告知ラジオ」を配布して、コミュニティラジオ局電波を使った「ラジオ回覧版」を開始するものです。

                 氷川台自治会 殿田 俊三

 

【北多摩経済新聞記事】7月3日付け
FMひがしくるめ開局 情報で「街を元気に」、災害時の取り組みも

放送スタート。スタッフはそろいのTシャツで

「街を元気に、ハッピーに!」を掲げて、東久留米市内を主な聴取エリアとするコミュニティーラジオ局「FMひがしくるめ」が6月30日、開局した。スタジオは成美教育文化会館1階(東久留米市東本町8)。
 21日に総務省から予備免許を受け、85.4メガヘルツで試験電波を発射しており、30日正午に本放送を開始した。当初の2日間は、開局特別番組「くるめライジング」を放送。並木克巳東久留米市長をはじめ、地元の飲食店や商店主などをゲストに迎え、約40組が出演した。見学や関係者など多くの人も訪れ、スタジオは開局を祝う人たちでにぎわった。
スタジオ前には、公式キャラクターの「くるめラちゃん」も登場。市内を流れる落合川に生息する「ほとけどじょう」をモチーフとした姿をプリントしたクッキーを、「クラブくるめラ」に入会した先着100人に配布した。
 同局は地元密着を強く打ち出し、地元情報をいち早く、詳しくリスナーに届けることをモットーとする。8時から22時まで全て生放送で、「安心して聴き続けられる放送」を目指す。交通情報、迷子のペット情報や、お店の情報など、街の伝言板として利用してほしいと同局担当者。市と災害協定を結び、地震や洪水などの発生時には、東久留米市役所と連携して早く正確な情報を発信する。
 近隣の氷川台自治会では補助金などを活用して「FMひがしくるめ専用防災ラジオ」を3年計画で全戸に配布する。同局では今後時間を決めて「ラジオ回覧板」といった番組を流し、高齢などの理由により回覧板が届きにくい世帯にも対応する仕組みを作る。同自治会は7月8日に防災訓練を行い、その中で防災ラジオのデモンストレーションも行うという。
 開局特番にゲスト出演した真方自動車(東久留米市下里)の鈴木博子さんは、パーソナリティーの鈴木実穂さんと子どもをきっかけに交流する友人同士。動物保護や地域情報の活動に共感し「クラブくるめラ」に加盟し、ゲスト出演のため来局した。ラジオ初出演となるこの日は7歳のめい、5歳のおいと3人でスタジオ入り。元気でかわいらしい子どもたちとの掛け合いで、和やかな放送となった。鈴木さんは、ペットの迷子や親族の徘徊(はいかい)など、「地元での情報共有があればもっと早く見つけられたのに」という思いをしたことがあるという。「防災や災害発生時の情報など、ローカルな放送だからこそ守れる命がある。だから応援したい」と期待を寄せる。
 その後も、名物・チャーハンケーキを差し入れた「レバニラ定食 kei楽(けいらく)」(清瀬市松山)、「ネット放送時代から応援してきた」というラーメン店「がんてつ」(東久留米市滝山)など、地元のお店や人が続々駆け付け、市民の期待に見守られた開局となった。