【高齢者対策】“ふれあいサロン氷川台”4周年記念バイオリンコンサート♪ 018年6月26日

 6月15日(木)14:00~“ふれあいサロン氷川台オープン4周年記念バイオリンコンサート“を氷川台会館で開催しました。
 氷川台自治会では、平成23年から“高齢者が健康で生き生きと地域で暮らし続けるために”様々な活動を展開しています。平成26年6月から、高齢者の閉じこもり防止やふれあいの場として “ふれあいサロン「氷川台」”をオープンしました。今回、オープンして4年になるのを記念してバイオリンコンサートを企画実施しました。

6月15日の演奏会 音楽に詳しくなくても知っている人が多いバイオリンの名器「ストラディバリウス(1725年製)」を持って氷川台に来てくれた黒沢誠登さん

 6月15日(金)と25日(月)の2回に渡りバイオリン演奏会を開催しましたが、両日とも満席(定員20名)になり、急きょ増席しましたがキャンセル待ちが出るほどの人気でした。参加した皆さんは黒沢さんの奏でるストラディバリウスの音色に魅了されていました。中間に設けられた休憩時間には、社会福祉法人ライフパートナーこぶしの職員と障がい者さんによってcoffee&cookyが提供され、黒沢さんの愛器ストラディバリウスにまつわる話や演奏会での出来事など絶妙なトークに聞き入り、時には会場が笑いに包まれました。名曲の演奏だけでなく、東京近郊電車の通過音、西武線や東武線の踏切の音、救急車・消防車の音、人が交わす挨拶言葉などをバイオリンで奏でたり、1時間半はあっという間に経ちました。今回企画したバイオリンコンサート2日間の参加者は93歳を筆頭に60名に上りました。皆さん一様に氷川台でバイオリンの演奏など聴けるとは思っていなかったと大変喜ばれていました。しかも、バイオリンがストラディバリウス(1725年製)と2重の喜びに浸っていました。

6月25日の演奏会 この日も満席+αでした。

ストラディバリウスを弾かせて貰う93歳の参加者

 自治会の内部資源と外部資源(社会福祉法人龍鳳 ライフパートナーこぶし)の協働で実現した“ふれあいサロン氷川台”の魅力は、デイサービスのように「サービスを受ける人」として参加するのでは無く、歩いて行けるような身近なところで地域住民(自治会会員・近隣住人)相互が交流を深めたり、のんびり好きな時間を過ごしたり、自由に出入りしたり、友人同士が行動をともにしたりといった自由さにあります。また、知的障碍者の方と地域の住人がサービスを提供する側・受ける側としてサロンを通して共存しています。

【サロン場景】オープン以来、サロンは毎回10人~20人の会員が集まり、くつろいだ時間を過ごしています。

 自治会活動が停滞し加入率も伸び悩む現在、皆さんの所でも資源(人・物・金)が無いから出来ない、場所(拠点・居場所)が無いから出来ないと決めつけておられませんか。一歩踏み出して周りに眼を向けてみたらどうでしょうか。何か利用できるもの、協力を得られるものがあるかも分かりません。諦めずに頑張りましょう(^_^)v

                          氷川台自治会 殿田 俊三