今年も「コメリ緑育成財団」から届いたクリスマスプレゼント♪ 2017年12月31日

   昨年に引き続き「公益財団法人コメリ緑資金財団」から「第28回 コメリ緑資金」助成金決定通知書が24日に届きました。「コメリ緑資金」とは、公益財団法人コメリ緑育成財団が、コメリの利益の1%還元事業として1990年より毎年地域の緑化活動に助成を続けてきた「コメリ緑資金の会」と園芸農業分野の研究開発交流事業を支援する「財団法人緑育成財団(1996年設立)」の事業を統合し、2012年、新たにスタートしたものです。花や緑に囲まれた美しいふるさとづくりを進め、地域産業の振興並びに地域社会の発展のために取り組まれている事業です。

  氷川台通りに花壇を設けて四季花で飾ることで自治会の高齢者だけでなく、通りを行き交う会員や朝夕の通勤者の皆さんから数多くの感謝の言葉を頂きました。また、氷川台自治会会員だけでなく黒目川を散歩される皆さんからも花を観るのが楽しみだと言われるようになりました。

  このように自治会会員だけでなく多くの皆さんに愛されるようになった花壇の花を絶やすことなく咲かせるには自治会会員が拠出する会費では賄いきれませんので、今年度も「第28回 コメリ緑資金」助成金に会員と多くの皆さんの思いを込めて申請していました。

   クリスマスイブの24日に“12月14日開催の審議会委員会で審議した結果助成が決定したので「コメリ緑資金」により、見守りネットワーク委員会の活動を更に充実させて頂きたい”と助成金決定通知書が送られてきました。

   来年度も引き続き、氷川台通りに咲いた花々が氷川台の高齢者を元気づけると共に行き交う皆さんの心を癒してくれるものと思います。現在は「第27回コメリ緑資金」で植えられた色とりどりのビオラが花壇を飾っています。黒目川沿いを散歩される皆さんは、西武線橋梁下を通る時は氷川台通り左右に目をやって氷川台通りの花壇の花々を楽しんで下さい。

「第28回コメリ緑資金」の事業期間は、平成30年4月1日から平成31年3月31日です。

 

   今年一年、氷川台自治会の活動記事に目を通して頂き有難うございました。来年も、地域コミュニティ活性化のヒント として、氷川台自治会の様々な活動内容や取組みなどを紹介したいと思います。皆様の地域活動の課題解決に向けた取組みにお役立て頂ければ幸いに思います。

それでは、皆様お揃いで、良い年をお迎えください。

                                                                                  氷川台自治会 殿田俊三

【見守り活動】「見守り作業隊」の仕事納めは二日に渡る大作業でした♪ 2017年12月28日

 平成29年の「見守り作業支援隊」の仕事納めは、平成24年開始以来最高の大仕事」になりました

 家族構成の変化と共に手が届かなくなり、バラ棚も荒れ放題

   バラの花が大好きな家だったようですが、いろいろな事情が重なり、手が回らなくなった薔薇棚は荒れ放題になっていました。相談を受けた「見守り作業隊」は、年末前の片づけ作業を約束して今回の作業になりました。

作業中の「見守り支援隊員」

綺麗に片づけられ、明るくなりました。

作業中の支援隊員

 大量の伐採枝の山と支援隊員

  今回の大物作業は6人の支援隊員が23日・24日の両日に渡り実施しました。プロの植木屋さんの様には出来ませんが、氷川台自治会の高齢者の一人暮らし世帯など、高齢者が住み続けられるようにお手伝いをしています。

                                                                            氷川台自治会 殿田 俊三

聖グレゴリオの家イベント情報 2017年12月26日

   氷川台自治会の会員である『聖グレゴリオの家 宗教音楽研究所』は,祈り,研究,教育を目的として1979年に設立されました。以来,大変にゆっくりとした歩みですが,祈り,研究,教育の三本の柱を中心としてその目的に向かって様ざまな可能性を試みています。

2018年1月のイベント

【環境美化対策】氷川台通り花壇に葉牡丹ブーケ・ビオラを植えました♪ 2017年12月23日

    12月23日(土)、柔らかい陽射しで霜が溶け出した頃を見計らって、氷川台通り花壇に葉牡丹ブーケやビオラ300鉢を植え付けました。

植付け前の花壇

 10人の会員が花を植え付けました。

   公共交通機関の無い氷川台自治会の高齢者は、病院や買い物へ行くにも氷川台通りの坂が負担になりタクシーで行き来していました。今後の超高齢化社会を迎えるにあたり、高齢者の行動を制限していた坂道に綺麗な花を植えることで、天気の良い日には路肩の花々を観ながら歩いて行き来する動機づけになることを期待して25年6月から花壇づくりを始めました。最初は氷川台通り路肩側溝と擁壁の隙間(15㎝)に花を植えていましたが、平成27年2月に「第25回コメリ緑資金」助成を受けて、本格的な花壇を造成しました。以降、3年連続して「コメリ緑資金」助成金を頂き、氷川台通りを花で飾り、花で癒されながら通りを往来できる「人に優しい町」をつくりました。今では、すっかり氷川台自治会の会員にとって無くてはならない花壇になりました。12月12日から高齢者の移動手段「お助け号」が運行を始めましたが、元気な高齢者は氷川台通りの花を眺めながらの往来を楽しみにしています。

花壇のブロックごとに分けられた色とりどりのスミレ。植付け前に並べて配色を検討します。

五種類のスミレで埋まった氷川台通りの花壇

氷川台通りに面した会員自宅前に置かれるスミレの寄せ植えプランターが準備され根付くのを待っています。

小山台遊園入口には、正月用に葉牡丹ブーケとスミレの寄せ植えが置かれました。 

*平成27年度から、公益財団法人コメリ緑育成財団「コメリ緑資金」助成金で氷川台通りの植栽を継続して行っています。

                                                                     氷川台自治会 殿田 俊三

【高齢者対策】地域包括ケアシステム構築の一翼を担う「ふれあいサロン氷川台」♪ 2017年12月22日

 12月21日(木)13:30~今年最後の「ふれ合いサロン」を開催しました。振り返れば、ひきこもりや閉じこもり、孤独といった社会状況が問題視され始め、福祉サービスを利用する高齢者の間でも「話し相手がいない」、「いろいろな人とお喋りがしたい」等の要望が氷川台でも聞かれるようになった平成26年6月に高齢者の「居場所づくり」を目的に“ふれあいサロン氷川台”をオープンしました。

    「ふれあいサロン氷川台」の魅力は、デイサービスのように「サービスを受ける人」として参加するのではなく、歩いて行けるような身近なところで地域住民(自治会員・近隣住民)相互が交流を深めたり、のんびり好きな時間を過ごしたり、自由に出入りしたり、友人同士が行動を共にしたりといった自由さにあります。

  東久留米市でも、安心して高齢期を過ごすことができる「地域包括ケアシステム」の構築を理 念として掲げています。施策の大きな柱としては、高齢者が住み慣れた家庭や 地域の中で、安心していきいきと暮らせるよう、それぞれの生活圏域における地域包括支援センターを地域包括ケアの連携拠点として、介護予防と生活支援サービス事業に重点を置き、「地域の支え合い」体制づくりを進めるものです。また、在宅で療養される皆様を支援できるよう、「医療と介護の連携」や「認知症施策の推進」などに取り組んでいます。地域の実情に応じて、住民等の多様な主体が参画し、多様なサービスを充実することで、「地域の支え合い」体制 づくりを推進し、要支援者等に対する効果的かつ効率的な支援等を可能とすることを目指すものです。

    この日の「ふれあいサロン氷川台」の参加者の中に、サロンの目的を象徴する方が参加して下さいました。氷川台自治会区域外にお住いの高齢者の方で、12月7日に開催したオレンジカフェ「氷川台のえんがわ」に初めて参加されていました。氷川台自治会の「サロン」(オレンジカフェ&ふれあい)に参加する切っ掛けは、石橋クリニックで診療を受けた際、石橋幸滋先生(石橋クリニック院長)から勧められたとのことでした。これが地域包括ケアシステムの目指す姿ではないでしょうか。「地域の医療・介護・地域の支え合い」が連携して高齢者を支える体制づくりの一歩と認識しました。

    楽しいので、次回から近所の人に声掛けをして参加しても良いですか、の問いかけに、勿論、大歓迎しますよ。

    氷川台自治会が展開する、オレンジカフェ「氷川台のえんがわ」、「ふれあいサロン氷川台」、「パン販売会」等の活動の多くは会員以外の皆さんも自由に参加できます。自分が暮らす地域に「交流の場」が無く、話し相手も少ない方は、地域の枠にとらわれず、氷川台自治会の活動に参加して仲間を増やし日々の生活を楽しんで下さい。

                                                                                氷川台自治会 殿田 俊三

「安心して暮らせる地域のつくり方」氷川台自治会の活動がYoutubeで配信中♪ 2017年12月20日

    12月16日に「安心して暮らせる地域のつくり方」と題して、氷川台自治会の取り組みが動画でユ―チューブ(Youtube)」にアップロードされました。「平成28年度 ふるさとづくり大賞」団体賞(総務大臣賞)受賞団体の活動を、地域活性化センターが収録編集して放映することにより、全国の皆さんに「ふるさとづくり」の参考になればと作成されたものです。

アップロード: https://www.youtube.com/watch?v=yCmdlWJ1C4c

    ふるさとづくり大賞は、地域の個性豊かな発想を活かし、住民をはじめ、さまざまな主体が取り組む、魅力あふれるふるさとづくりに顕著な功績のあったふるさとづくり団体、民間企業、地方自治体及び個人を表彰するものです。

  全国各地で、それぞれのこころをよせる地域「ふるさと」をより良くしようと頑張る団体、個人を表彰することにより、ふるさとづくりへの情熱や想いを高め、豊かで活力ある地域社会の構築を図ることを目的として、昭和58年度に創設され、今回で34回目。これまで1,004団体・個人が受賞(東京都では35団体が受賞)。平成25年度までは、「地域づくり総務大臣表彰」として実施されています。今年度は、全国47都道府県から107事例が総務省に推薦され、ふるさとづくり懇談会(座長:月尾 嘉男東京大学名誉教授)で審査・現地視察等の厳正な選考をへて25団体・5個人(表彰件数29件)が表彰されました。

  氷川台自治会の8年間に渡る活動と成果を「一般財団法人 地域活性化センター」が収録・編集して動画で配信しています。皆さんの地域での取り組みの参考になれば幸いです。

                                                                                                 氷川台自治会

【高齢者対策】高齢者の夢と希望を乗せた「お助け号」出発式♪ 2017年12月12日

    12月12日(火)9:30分、朝の冷え込みは厳しかったが、暖かい陽射しが差し込む小山台遊園に大勢の会員が集まって、画期的事業と云っても過言で無い、氷川台高齢者移動お助け隊「お助け号」の出発式を行いました。

    東久留米市内には氷川台地域を含め、いわゆる交通不便地域が少なからずあります。氷川台自治会では、今回75歳以上の高齢者を対象としたコミュニティバスに代わる「氷川台高齢者お助け隊」事業を開始しました氷川台地域は、道路が狭く、坂があり、住宅地と公共公益施設、医療施設、商店街、東久留米駅を結ぶ交通機関が無い交通不便地域で、高齢者は医者や買い物はタクシーを利用するしか移動手段がありませんでした。高齢者は日常生活の全ての面に於いて不便を強いられコミュニティバスの運行を強く望んでいました。

 多摩26市の中でもコミュニティバスが運行されていないのは東久留米市を含めて2市だけと聞いています。高齢化率27%を超える東久留米市において、高齢者が暮らしやすい町づくりに欠かせない交通不便地域の解消施策に期待していましたが、明確な工程を示さない行政に頼ることが出来ないとの判断に達しました。自治会は高齢者の利便性確保が喫緊の課題と位置付け、今年早々から、障がい者施設「社会福祉法人 龍鳳 ライフパートナーこぶし」と協議を重ね、法人の福祉車両を使用して、法人が事業主となり、自治会会員が運転ボランティア登録することにより成り立つ「氷川台高齢者お助け隊」事業を立ち上げて、コミュニティバスを「お助け号」と命名しました。

 12日(火)の出発式には、30名前後の会員や東久留米市介護福祉課、生活文化課、東部包括支援センター、社会福祉協議会などからも「お助け号」出発のお祝に駆けつけて頂きました。

   「お助け号」を背後にテープカットを行う、ライフパートナーこぶし苅部施設長と殿田会長(協働のまちづくり)

 「お助け号」第1便に乗車する高齢者4人に花束が贈られました (笑顔)

 出発前にセレモニーに出席した皆さんで記念撮影 (団結の力)

 「お助け号」出発式は、会員の真心こもった手づくりのセレモニーが開催されました。看板、テープカットのテープ、リボン、ハサミなど (互助)

 「お助け号」第1便は大勢の会員の見送りを受けて出発しました  (感謝)

 イトーヨーカドー前では横断幕を持った市役所介護福祉課職員の皆さんの盛大な出迎えを受けました (感激)

 東久留米市で初めての取り組みは、介護が必要な状態になっても住み慣れた地域で暮らし続けることができるよう、東久留米市 が中心となって提供する地域包括ケアシステムの構築の一翼を担うだけに、担当課の期待も大きいようです。東久留米市では平成28年度に短期的な施策として、子育て世帯、高齢者を対象としたデマンド型交通方式の導入を基本とすることを決定していますが、平成29年度も3/4半期を終えますが、具体的な施策実施へ向けての工程表は見えていません。高齢者の体力低下は早く、一日も早い運行実施が待たれるところです。

イオンに到着した「お助け号」から降りた皆さんは初めてのイオンを眼前にして笑顔が弾けます (歓喜)

生鮮売り場で今夜の献立を考えながら品定めをする皆さん (暮らす夢)

 普段は、ネットスーパーや宅配弁当に頼る高齢者も、この日のお昼は寿司を楽しみ、生鮮食品売り場では夕食の献立を考えながら品定めをしていました。氷川台に帰った皆さんは「お助け号」に感謝の言葉と今後の生活に楽しみが増えたと語り、両手に荷物を抱えて笑顔で記念すべき一日を終えました。

                                                                             氷川台自治会 殿田 俊三

【認知症対策】オレンジカフェ「氷川台のえんがわ」は地域を超えたコミュニティの場♪ 2017年12月9日

    12月7日(木)13:30~今年最後のオレンジカフェ「氷川台のえんがわ」を開催しました。「平成29年度 東久留米市認知症カフェ開設支援補助金対象事業」として、8月にオープンしたオレンジカフェ「氷川台のえんがわ」も5回目を数え今年最後のカフェになりました。

 開催日には「オレンジカフェ」の幟が立ちます。

 おしゃべりかぼちゃんと遊ぶ会長

 オレンジカフェ「氷川台のえんがわ」は、地域の高齢者の“たまり場”を目指して開設しました。ケアマネージャーや認知症ケアの専門家がいる介護サービス提供施設の運営と違い、「氷川台のえんがわ」は自治会会員のコミュニティで運営されています。オープン前には冷ややかな眼差しを向ける方もおられましたが、今や押しも押されぬ「地域のえんがわ」になりました。参加者も毎回20数名から30名を超える方々が訪れて、初顔合わせでも皆さん旧知の間柄の如く語りあっています。会員以外にも噂を聞いてきたと云って小山、本町、金山、新座市などからも見えるようになりました。「氷川台のえんがわ」が「地域のえんがわ」に大きく羽ばたいて来ました。カフェを訪れた皆さんは、大切な時間をそれぞれ思い思いに楽しんで行かれます。この記事を目にされた皆さんの中で、何かを感じられた方は一度遊びに来てください。カフェ内には、おおらかで、和やかな空間が広がっています。

                                                                                 氷川台自治会 殿田 俊三

【安心・安全対策】防犯・防災活動に終わりはない!防犯ウオーキングの狙い‼ 2017年12月8日

   今年のカレンダーも最後のページになり、寒さも一段と厳しくなった12月6日(水)16時~防犯ウオーキングを実施しました。

  氷川台自治会では平成24年5月から防犯ウオーキングを毎週水曜日・土曜日に実施しています。当時、閑散とした自治会内では空き巣や不審者情報などが5~6件(/年間)発生していました。

   地域の安心・安全対策として実施されたのが防犯ウオーキングでした。高齢化率30数%の自治会会員の中には、健康管理を目的に黒目川遊歩道でのウオーキングを日課にされている方々に、安心・安全な地域をつくるために「同じ歩くなら町内を歩きましょう!」と自治会広報紙で呼びかけたのが始まりです。以来、少ない時で5~6人、多い時には15~6人が週2回(夏場は17時~、冬場は16時~) 自治会の中を縦横にウオーキングをしています。

  防犯ウオーキング(タウンウオッチング)は、防犯・防災効果だけでなく様々な相乗効果を生み出しています。自分が暮らす地域の特性を知ることで、防災・減災のために事前に備える・行動する意識づけと地域のコミュニティをつくりあげています。

  この日は、秋の火災予防運動(11/9~15)は終わりましたが、これから年末にかけて火災が発生し易い時期のため火災予防を兼ねて拍子木を打ちながらウオーキングをしました。特に10/29の新座市新堀の死亡火災、11/24東久留米市金山町の大きな火事と自治会近隣で立て続けに発生した後だけに、火災の恐ろしさを今一度再認識して貰いながらの防犯ウオーキングでした。

                                                                           氷川台自治会 殿田 俊三

くらしフェスタくるめ記念講演】~安心・安全に暮らし続けるためには、何をすれば良いか~2017年12月6日

  11月25日(土)・26日(日)の両日開催された「第46回くらしフェスタくるめ」記念講演で26日(日)13:30~氷川台自治会 殿田会長が市民プラザホールで講演しました。

  記念講演会ポスター

    「地域でつながろう!氷川台自治会の取り組み~安心・安全に暮らし続けるためには、何をすれば良いか~」と題して氷川台自治会の活動を紹介しました。

講演中の殿田会長

地域でつながろう!  氷川台自治会のとりくみ~安心・安全に暮らし続けるためには、何をすれば良いか~

 殿田会長は講演の冒頭、、

   氷川台自治会は、平成22年から形骸化した自治会の改革に取り組み、平成23年に“安心・安全で暮らしやすいまち「氷川台」、元気で明るい自治会をみんなでつくろう!!”のスローガンを掲げて様々な改革を実施して見違えるような活力ある自治会をつくりあげました。その活動は、多岐にわたり「会員の支え合い・助け合い」の満ちた地域コミュニティを構築しています。

活動の成果は広く認められて「平成28年度ふるさとづくり大賞」団体賞(総務大臣賞)や、“安心・安全な町づくり”においては東京消防庁から「第13回地域の防火防災功労賞」優秀賞、東京都から「東京防災隣組」に認定されたています。また、氷川台自治会の活動は多くの自治体から注目され1都5県7市からの視察も受けています。

 また、今日紹介する活動事例は、~安心・安全に暮らし続けるために、何をすれば良いか~の視点で紹介させて頂きます。氷川台自治会が取り組んだ手法(現状把握・課題の抽出・課題解決の手法・活動事例等)の中から、少しでも皆さんの地域で出来そうなこと、具体的な取り組みに入るまでに必要なこと、自分が行動を起こすきっかけづくりの役に立てればと思います。

と話しました。

改革への経緯と手法が紹介されました。

課題解決へ向けた多岐にわたる取り組み領域

  現状把握と認識に基づく課題解決の方策・活動が多岐にわたるため、講演では「安心・安全なまちづくり」・「高齢者に優しいまちづくり」・「災害弱者も暮らせるまちづくり」の視点に絞った領域の活動が紹介されました。

【安心・安全なまちづくり】

   自主防災組織の立ち上げによる災害に強いまちづくり、緊急時ネットワーク登録制度による救命救助体制の構築、わんわんパトロール隊・防犯ウオーキングによる防犯対策、救急医療情報キッドの全世帯備え付けによる人命対策、感震ブレーカー・:家具転倒防止器具・火災警報装置設置運動の展開と取り付け支援活動、地域避難所確立へ向けた「避難者受入れ登録制度」など。

  わんわんパトロール&防犯ウオーキング

  緊急医療情報キッドの全世帯備え付け

    戸建住宅集合体の氷川台自治会は、震災時の被害想定に基づく安全対策を講じています。最も危惧するのは通電火災と位置付け、感震ブレーカーの設置運動を展開しています。自治会で協同購入して希望者には支援隊員が取り付け支援もしています。同時に家具転倒防止器具の取り付け推進運動も年間を通して実施しています。

感震ブレーカー取り付け支援中

【高齢者に優しいまちづくり】

    自治会だより等によるきめ細やかな情報発信、「見守り」による高齢者支援、高齢者健康体操教室・健康マージャン教室・ふれ合いサロン開設、サンドウイッチ・焼き菓子販売会、青空野菜市開催、認知症カフェ、認知症患者を地域で見守る体制整備、地域医療・介護に関する勉強会など。

情報発信ツール   回覧・自治会だより・掲示板

 「見守り」支援活動  高齢者の自宅庭の雑草取り作業

  8月にオープンした認知症カフェ「氷川台のえんがわ」は毎回大勢の高齢者が押し寄せてふれ合いを楽しんでいます。

【災害弱者も暮らせるまちづくり】

    自治会独自の要援護者支援希望登録制度の導入、災害時支援隊員組織結成、要援護者支援避難訓練実施、地域避難者受け入れ登録制度確立、東京防災隣組認定団体など。

  災害時支援隊員

「第13回地域の防火防災功労賞」優秀賞

 「東京防災隣組」認定証

  氷川台自治会の立地、地形、地盤強度等を考慮した地震時の被害想定に基づいて、防災資器材の購入・避難訓練内容の検討・災害弱者対策等が計画的に進められ、地域の支え合い・助け合いに基づく「氷川台自治会=地域避難所」を構築しています。

殿田会長は

 平成22年から8年間の活動を通して大きく変わった氷川台自治会会員は、それぞれ自分の趣味趣向や生活リズムに合わせて参加し、イベントを通して会員同士が顔を知り“温かいふれあいのあるコミュニティ”をつくっています。東久留米市では、自治会加入率の低下に歯止めがかからず36%まで低下している様です。今まで、氷川台自治会に視察研修に見えた自治体の自治会加入率は、東久留米市よりはるかに高い水準(50%~60数%)にありながら地域コミュニティの活性化を求めて積極的に情報収集に努めておられます。自治体職員であったり、自治会連合会であったり、市議会議員であったり、協働の精神でコミュニティ構築へ向けて努力されています。

今日の講演会に参加の多くの皆さんは「終の棲家」として東久留米市に住居を構えられたと思います。住み続けるためには楽しく暮らせる地域にしなければなりません。2025年には4人に1人が後期高齢者になる超高齢化社会がやって来ます。新しい総合事業も始まり、医療・介護・福祉サービスが提供されますが、より良いサービスを受けるには地域の受け皿が必要になります。考えている時間、躊躇している時間はありません。今から仲間を募って小さな活動でも良いから地域のつながりづくりを始めましょう。

と締めくくりました。

また、最後に

氷川台自治会の活動を参考にしてみようと思われる地域の方は遠慮なくご連絡下さい。他県他市からどんどん問い合わせがあるのに東久留米市内の自治会や団体からの問い合わせは殆どありません。市議会一般質問で多くの議員さんが、市民の生活に密接な関係がある自治会活性化対策、協働のまちづくり、災害時要援護者対策、地域公共交通の実現、地域包括ケアの取り組みなど多方面にわたる要求や課題が取り上げ、早急な対策や課題解決を行政に求めてられていますが、なかなか市民が満足できる状況にはならないのが現状のようです。行政の支援を待っている間に時間はどんどん過ぎていきます。安心・安全に暮らし続けられる地域づくりは、地域に住む人たちが力を合わせて課題解決に向かって行動を起こすのが一番の近道。

と語りました。 

                                                                                             氷川台自治会