【安心・安全対策】【誇れる避難所“葛飾”】を目指す、防災士やDMAT訪問看護師の視察を受けて! 2017年11月7日

    11月4日(土)13:30~氷川台自治会として誇るべき方々を視察研修にお迎えしました。迎えた方は、8月25日(金)に市民プラザホールで開催された、東久留米市社会福祉協議会ボランティアセンター主催の「平成29年度第1回防災情報交換サロン」の講師として講演されたHITOTOWA.INGディレクター防災士 葛西優香さんと日本DMAT登録会員・看護士 佐藤 純さん2名が氷川台自治会の活動及び要援護者対策等のヒヤリングに見えました。

後列右端が葛西優香氏   前列中央が佐藤 純氏

  葛西 優香氏は防災情報交換サロンで「在宅避難も安心な地域づくり~ゆるくつながる仕掛けのヒント」と題して、災害に対して最も大切なのは、日頃からの「人と人のつながり」、有事の際、直ぐに助けてくれるのは、遠くの親戚ではなく近所の方々と訴え、そんな近所の繋がりを日頃から構築しておくことが「災害への備え」につながると強く語られました。

 二人は現在「人と人との繋がり」が自然と生まれるような地域づくりを目指して活動されています。その活動の情報収集を目的に氷川台自治会が築いた「地域のつながり」「地域コミュニティ」「支え合い・助け合い」「要援護者対策」「高齢者の見守り」等の実態や仕組み・仕掛けづくり、地域コミュニティが構築されるまでの活動経緯、会員の自治会に対する期待度の変化等をヒヤリングに見えました。今回の視察研修には市役所防災防犯課、社会福祉協議会、東部包括支援センターから生活支援コーディネーターの皆さんも参加され意見交換をしました。

   “有事の際に、道具の備えも勿論大切。でも最も大切なのは、日頃からの「人と人の繋がり」”と防災講座、ワークショップを展開するEme-Ima( えまいま)を立ち上げ、地域の防災意識の向上を目指して活動する女性活動家に感銘を受けました。東久留米市でも男女平等推進センターが、平成29年度「男女共同参画と防災」「をテーマに様々なイベントを開催して災害への取り組みを推進しています。

平成28年度「ふるさとづくり大賞」活動ビデオで氷川台の活動を視聴して氷川台自治会の活動を知ってもらう。

氷川台自治会をモデルに「人と人とのつながり」について意見交換する出席者  正面左:佐藤さん、右:葛西さん

 氷川台自治会では、11月19日に開催する「第5回要援護者支援避難訓練」に於いて、東京都総務局防災対策部から「平成29年度自主防災組織活動支援事業」で防災コンサルタントの派遣を受けて課題の抽出や分析を行い更なる活動の活性化を図ります。更に、来年2月24日には、東京都生活文化局民生部から「平成29年度地域活動支援アドバイザー派遣事業」により、地域活動支援アドバイザーの派遣を受けて、氷川台自治会の「高齢者の見守り」や「防犯」に関する課題に対して、専門的な知識や効果的な取り組みのアドバイスや意見交換を通じて解決を図ります。

                                                                            氷川台自治会 殿田 俊三

【認知症対策】お待たせしました!東久留米市でも福祉用具としてレンタルできます‼ 2017年11月8日

    11月2日(木)13:30~4回目のオレンジカフェ「氷川台のえんがわ」を開催しました。この日の暖かな陽気も味方して30名近くの会員でカフェは満員になりました。氷川台自治会では、オレンジカフェ開設の目的を、認知症の人、家族、専門家、地域住民が“つどう場と”して、交流や情報交換を主な目的にしています。また、カフェの中で定期的なイベントを企画したりして工夫を凝らしています。今回のカフェでは、GPS型高齢者徘徊感知器の展示説明会を開催しました。

オレンジカフェの幟が開店を知らせます。

開店と同時に沢山の会員が集まって来ました。

 今回のオレンジカフェは、認知症患者の徘徊対策に焦点を絞って「GPS型高齢者徘徊感知器、ITSUMO」の展示説明会を行いました。認知症による徘徊で高齢者が毎年1万人以上が行方不明になる事案が相次ぐ中で、奈良県にある「アーバン福祉用具」が、徘徊時に所在を知らせるGPS機能付き感知器を開発し、尚且つ、東久留米市でも、介護保険を利用した福祉用具としてレンタルが出来ると知り、オレンジカフェに招聘して説明会を開催しました。

GPS型高齢者徘徊感知器は福祉用具としてレンタルができます。(介護保険を利用できるため僅かの費用しか掛かりません)

 GPS型高齢者徘徊感知器を装着した運動靴、その他杖に付けたり、カバンに入れたり自由度が非常に高いのが魅力です。

パワーポイントによる説明や会員が徘徊患者になって氷川台の中を移動したりして、位置情報を確認する実演に見入る参加者。

 徘徊患者に見立てた会員が町内を移動する位置情報が携帯やスマホ画面に表示されます。

  その他、今回のカフェから「いっしょに笑おう!うなずきかぼちゃん」が仲間入りしました。介護向けのおしゃべりロボットで、話を聞くのがとっても大好きです! かぼちゃんの顔に向かって、 話しかけたり 、手をふりふりしてみる、かぼちゃんの手を上下にゆっくり振ったり、片手だけでなく両手を一緒に振ることで、 おしゃべりが変化したりします。

殿田会長が一番楽しそうにかぼちゃんと遊んでいました。

 オレンジカフェ「氷川台のえんがわ」も今回で4回目の開催になりましたが、毎回25名~30名強の会員が参加して、“高齢者のつどいの場”として定着しました。氷川台自治会の高齢者は、オレンジカフェ、ふれ合いサロン、マージャン教室、囲碁同好会、パン販売会、焼き菓子販売会、体操教室、ラジオ体操、うどん打ち教室、パソコン教室、ゴルフ同好会等などに参加することで、顔見知りになり、ふれ合い、孤立することなく、日々の生活を楽しんでいます。氷川台まで足を運べる方は、氷川台自治会の様々な活動の中で興味がある活動に一度参加してみて下さい。今の生活が変わるかも分かりません。

                                                                      氷川台自治会 殿田 俊三

【活性化対策】22号台風あとの快晴に恵まれて御岳山ハイキングを楽しみました♪ 2017年11月4日

    まだまだ続く、晴れ男伝説!  10月には珍しい大型台風(21・22号)が2週続けて週末に来襲し、市内で企画された秋のイベントが次々と中止や延期なり大きな影響を受けました。氷川台自治会でも、30日(月)に企画していた「第4回奥多摩・御岳山ハイキング」も22号の来襲予報で中止・延期を覚悟していました。天気図を眺めながら、氷川台自治会のイベントは天気に恵まれる“ジンクス”も破れたかと半ば諦めていましたが、何と関東地方に近づくにつれてスピードアップした台風は早々に過ぎ去り、30日(月)は早朝から台風一家が過ぎ去った後の快晴に恵まれました。これぞ地域のコミュニティがもたらす執念が勝り、台風を追い払ったようです。

   30日(月)8:00に東久留米駅に集合した参加者は、一様に昨日の大荒れ天気から打って変わった今朝の天気が信じられないと口々に驚きの言葉を発しながら明るい笑顔満載でした。

駅改札前に集合してくる参加者

    東久留米駅から所沢~小平~国分寺~青梅と電車を乗り継いで奥多摩駅のプラットホームに降りた途端に雲一つない青空が広がり歓声が上がりました。

昨日までの大荒れ天気が嘘のような快晴が迎えてくれました。

奥多摩駅前の「秩父多摩甲斐国立公園」案内看板

   紅葉シーズンに入ったこの頃は、通常であれば連日大勢の観光客でケーブルカーも満員のようですが、この日は台風後ということもあり中止や敬遠された方が多かったようで車内も余裕がありました。

1934年開業したケーブルカーは現在3代目(2008年~)で色鮮やかな緑と赤の2両。滝本駅~御岳山駅間1.100m、高低差423.6m、最大勾配斜度25度の急こう配を6分で登ります。(歩くと1時間掛かるようです)

車輌定員135人(座席34席)乗りのケーブルカーもこの日は楽々でした。

    御嶽山駅に到着して、御嶽平展望台からの眺望は見事なものでした。紅葉が始まった山並みの向こうにスカイツリー、東京都庁周辺の高層ビル群、東京タワーまで見渡せました。また、御嶽神社へ行く途中からは、見事に紅葉した紅葉の向こうに西武ドームまで見渡せました。

御嶽平展望台からの景色

御嶽平で記念撮影   平均年齢70歳超えの元気な参加者

御嶽神社へ行く途中の参道脇は見事な紅葉が見られます。

御嶽神社も青空の中にくっきり浮かんでいます。

快晴の下暖かい陽射しを浴びながら、紅葉した木々に囲まれての長尾平での楽しい昼食

今回のハイキングで最難関「七代の滝」に降りた会員は、台風の大雨で増水した滝から発するマイナスイオンをいっぱい浴びました。

台風の増水で心配したロックガーデンも水が引き、雨の恵みで岩コケが生き生きとして緑が鮮やかでした。

ロックガーデンの岩々と岩コケを満喫しました。

ロックガーデンを踏破して皆さん笑顔が弾けます。

見事な色合いに紅葉した木々

御岳山ハイキングを楽しんだ一行はケーブルカーで御岳山を後にしました。

  今回のイベント(ハイキング)も“神ってる晴れ男”のお陰か、信じられないような天気に恵まれました。ハイキングを実施する毎に新しいメンバーも加わり“コミュニティの輪”が広がっています。初めて参加して楽しかった思い出をご近所さん話し、聞いたご近所さんは次回は参加してみようか。これが氷川台自治会の「つながり」です。

                                     氷川台自治会 殿田 俊三

伊丹市役所の視察を受けて! 2017年11月2日

   10月27日(金)に兵庫県伊丹市 市民自治部 まちづくり室 まちづくり推進課から氷川台自治会の活動施策をヒヤリングに見えました。

伊丹市役所職員のヒヤリングを受ける殿田会長(市役所会議室にて)

  伊丹市は、兵庫県南東部の阪神地域にあり神戸から20km、大阪から約10kmの圏域に位置し、人口約197,000人、世帯数約80,000世帯で東久留米市より5割方大きな自治体です。基本目標「市民が主体となったまちづくりの実現」を掲げて住みたいまち伊丹の実現に取組まれています。

 伊丹市市民部まちづくり推進課では、60%台にありながら下がり続ける自治会加入率の低下に危機感をもち、先進的な取り組みをしている地域に出向いて情報収集に努められています。26日~27日にかけて千葉市と品川区を訪問されて、行政から地域への支援やマンション住民のコミュニティ等の視察、また継続的なコミュニティ活動を図るため、先進的な取り組みをしている氷川台自治会の施策を視察にみえました。氷川台自治会視察の目的は、自治会の現状、事業内容、他団体との連携、行政からの支援、会員への情報周知の方法、地域内の自治会非加入者への働きかけ、事業の担い手についてなど多岐に渡り、自治会活動内容の説明や意見交換は3時間にも及びました。

   伊丹市の自治会の現状をお聞きしましたら、伊丹市自治会連合会は今年結成53年、市内207自治会のうち、198自治会が加入(連合会加入率96%弱)、自治会加入率は60%強とのことです。話を聞いて驚きました。東久留米市は、自治会数130のうち自治会連合会に加入自治会は41自治会(連合会加入率31%強)、自治会加入率は36%という現状です。東久留米市より数段地域コミュニティ活動が充実している伊丹市が将来を見据えて活動されている現状を知りました。東久留米市も市長が掲げる「ささえ合う活力ある地域づくり」へ向けて様々な施策が講じられているようですが、自治会加入率の低下に歯止めがかからない状態の様です。行政に頼るのではなく、自分の住む地域で明るく楽しく暮らすには、自分から行動を起こすのが一番の近道です。思いついたらまず一歩を踏み出しましょう。

                                                                                        氷川台自治会 殿田 俊三