雨も遠慮する“大きな家族”のつどい!「第7回夕涼み会」は大盛況♪2017年8月25日

   子どもたちの夏休みも終わりに近づいた8月20日(日)17:30~「第7回夕涼み会」を小山台遊園で開催しました。東京では7月19日の梅雨明け後、7月下旬から雨や曇りのぐずついた天気が続き、前日19日(土)も夕刻からの豪雨となり、8月に入って19日間連続で雨が降り、22日間連続で雨が降った40年前の昭和52年8月に次いで、8月としては観測史上2番目に長い記録となる最悪の状況の中での開催日を迎えました。当日の予報も「曇り時々雨」、今回は“氷川台自治会のイベントは天気に恵まれる”ジンクスが途切れることを覚悟していましたが、朝から上空は重たい厚い雲に覆われながらも雨にはならず、大勢の参加者の熱気に雨雲も遠慮したようで、今年もジンクスは破れることなく「夕涼み会」は開催されました。

 来年の開催を約束し、片付けも終えて家に帰った後、遠くで聞こえる雷の音を聞きながら改めて氷川台自治会の持っている“運”を感じました。

                                    

 因みに昨年は、8月21日(日)に「第6回夕涼み会」を開催しましたが、この日はトリプル台風(9,10.11号)が発生し、特に9号は関東地方を直撃すべく向かっている最中の開催でした。どこの天気予報を調べても連日の雨予報、前日土曜日から日曜日朝方までの大雨、夕涼み会を終えた深夜からの台風直撃による大雨、大荒れ天気が続く中でまさしく“奇跡の一日”でした。

会場設営配置図に沿って20数名の会員が集まって手際よく設営していきます。7回目となれば、黙っていても祭り会場は出来上がっていきます。

「楽鼓(ラッコ)」の皆さんの「呼込み太鼓」で夕涼み会が始まりを告げます。

「楽鼓(ラッコ)」の皆さんの鐘の音を聞いた会員が集まって来だしました。

呼込み太鼓を聞いた会員が三々五々集まって来だしました。(左側には撮影中のカメラマン)

   左方向の撮影者は、「平成28年度ふるさとづくり大賞」団体賞受賞団体の活動収録のため総務省から委託されたNPO法人ネットジャーナリスト協会のカメラマンが夕涼み会を撮影に見えています。皆さん、氷川台自治会の活動が映像に編集され後世まで伝えられていくことを大変喜んでいます。

17時の受付開始時には列が出来ていました。

開始前には公園内は参加者で溢れてきました。(奥へ案内する会員)

定刻17時30分に殿田会長の挨拶で「第7回夕涼み会」が始まりました。

  会長は、8月に入って不安定な天気が続き、昨日までの19日間連続降雨は、40年前の22日連続に次ぐ2番目の記録だそうです。昨年はトリプル台風の隙間をぬった“奇跡の一日”での開催、今年は記録的な連続降雨更新中の中での開催、主催者泣かせの天候の中でハラハラドキドキしながらの「夕涼み会」になりました。しかし、氷川台自治会のイベントは、大勢の会員の皆さんの“熱意の結集”として開催されていますので、雨雲も氷川台自治会の上だけは必ず避けて通ります。皆さん安心して楽しんで下さい。また、今の氷川台自治会を支えているのは、今日こうして夕涼み会に参加してきた沢山の会員の皆さんです。夕涼み会も年々回を重ねる毎に素晴らしいイベントになって来ました。と挨拶で述べました。

参加者の群れの中で“ひときわ輝く市長”を見つけた会長は壇上に招き上げ挨拶をお願いしました。

  会長は、私は2期8年目の自治会長、市長は1期4年目の東久留米市長、中身はさておき年数は市長に優っております。市長は氷川台自治会の活動に注視され、市長就任前(5年前)の第1回要援護者支援避難訓練の時から参加して、氷川台自治会が次々と繰り出す先進的な活動に興味を持って暖かく見守り応援して頂いています。氷川台自治会では、352世帯・1,000人強の子どもから高齢者まで“住みやすい町づくり”を目指した活動を継続した結果が「平成28年度ふるさとづくり大賞」団体賞受賞に結びつきました。市長には、支え合い、努力する会員の熱意を肌で感じてもらっています。と紹介しました。

飛び入り参加の挨拶をされる並木市長

  並木市長は、会場の参加者を前に氷川台自治会イベント「要援護者支援避難訓練」には市長になる前から毎回参加して、氷川台自治会の皆さんからパワーを頂いています。今日の夕涼み会には初めて参加しましたが、小さな子どもさんから高齢者の皆さんまで笑顔で楽しそうに参加されている顔を拝見すると「地域の絆」の大きさを感じます。と述べられました。

氷川台名物「焼きだんご」  焼きても売り子も全て会員です

  昨年までは、外部から出張販売に来て貰っていましたが、今年から自治会会員が道具を揃え「氷川台だんご」として直接販売に切り替えました。「焼きだんご」チーム(男性3人・女性4人)のチームワークは抜群で、午後2時から焼き始めた600本のだんごはアッと云う間に完売しました。

焼き鳥屋台の前の行列は途切れることがありませんでした。(焼き鳥屋台は志木市からスカウトしてきた鶏部族さん、売り子は自治会女性会員3名がお手伝い)

 初登場の「焼き鳥」は午前10時から焼き始めたため、氷川台中に漂う焼き鳥の匂いにつられて、お祭り開始前から買い求める人もいて、500本用意した串もアッと云う間に完売しました。

軽食売店では女性スタッフが大活躍  フランクフルト、レーズンフルーツ、冷やしキュウリも完売

ライフパートナーこぶしの「手づくり焼き菓子」販売は民生委員チームが担当

皆さん、思い思いの場所で歓談中です。

市長も公務を離れ一市民として楽しまれています。

青竹の上を流れるそうめんを食べるポルトガルからのお客さんと撮影するカメラマン

小さな子供はお母さんに助けてもらいながらそうめんをすくっています。

アットホームなお祭りに「駄菓子屋かなん」の店長を始めスタッフも笑顔が絶えません。

公園前には子どもに大人気のスーパーボールすくいと今年初登場の金魚すくいが並びます。

   金魚すくい、スーパーボールすくいの船は「銀座2丁目東町会」の借り物で、銀座から氷川台まで運んで来ました。氷川台自治会の人脈の広さが分かります。

輪投げに挑戦する並木市長  見事に缶ビールをゲットしたそうです。

ペットボトルボーリングで遊ぶ幼児

  平成26年10月から氷川台会館で開室している「日本習字 氷川台教室」の子どもたちと作品が紹介されました。競書大会で賞をもらった子どもたちが作品を持って舞台に登場、下瀬先生から夫々の賞と作品の説明があり、賞状は殿田会長の代読で子どもたちに授与されました。

作品を持って舞台に登場した子どもたち

会長が代読して子どもたちに賞状が授与されました。

賞状を手にした子どもは大喜びです。

自治会の皆さんから大きな拍手を頂いて、これ以上ない喜びようです。今夜のことは大きくなっても忘れないことと思います。

  続いて自治会会員の息子さん達の八丈太鼓の演奏、楽鼓チームの演奏が披露されました。

力強く八丈太鼓の演奏

楽鼓の皆さんの演奏

氷川台会館で毎週木曜日に練習をしている「マイラ カルマイフラグループ氷川台」の華麗なダンスに魅了されました。

夕涼み会に欠かせないイベントになりました。

東久留米盆踊りサークルの皆さんの先導で東久留米音頭を踊る参加者

子どもから高齢者まで踊りの輪に入る人が増え、今年は狭い公園一杯に東久留米音頭を踊る二重の輪ができました。(市長の姿もありました)

 子どもたちが待ちに待ったスイカ割り、多くの子どもが行列をつくり順番を待ちます。

閉会挨拶をする会長とNPOネットジャーナリスト協会の大井さん

   「平成28年度ふるさとづくり大賞」受賞団体の撮影に6月~8月の3か月間、何度も氷川台に足を運び撮影して頂いたNPOネットジャーナリスト協会の大井さんを舞台に呼んで参加者の皆さんに紹介しながら、今年も夕涼み会が大勢の皆さんの参加を得て事故もなく無事に終えられたこの報告と氷川台自治会にはまだまだ課題が沢山あります。今後も課題解決に向けて前進していきますので皆さんの参加をお願いしますと、閉会の挨拶をしました。

夕涼み会の最後を飾る花火「ナイアガラの滝」に歓声を上げる参加者

 平成23年に自治会活性化の手段として始めた会員手づくりの祭りも早いもので今年7回目を迎えました。過去には市民運動会等があり「住人がふれあう場」があったようですが、時代の変化と共に過去の話になり、住人同士の「繋がり」も希薄になった生活環境を変えて「支え合い・助け合い」がある町、子どもから高齢者まで安心して暮らせる町づくりを目的に始めた“ふれあいの場”も、自治会イベントとして浸透し会員の生活リズムの中に組み込まれて来ました。

  毎回のイベントで重視するのは、多くの会員が参加したくなる魅力ある企画か、子どもから高齢者まで楽しめるか、スタッフに過分な負担を掛けていないか、現役世代もスタッフとして参加しやすい企画か…などです。活動を魅力あるものにして継続していくためには、限られた人間がいつまでも主役でいるのでなく世代交代が不可欠です。夕涼み会は、日常的に自治会のためにいろいろの分野で活躍している会員と、イベントの時にしか参加できない現役世代の方々の「ふれあいの場」となる様に組み合わせています。夫々のイベントブースごとに「スーパーボールすくい=子育てサロンチーム」、「金魚すくい=役員高齢者チーム」、「ペットボトルボーリング=氷川台農園農夫チーム」、「輪投げ=氷川台サンライズ(老人会)チーム」、「そうめん流し=見守り活動チーム」、「焼き菓子販売=民生委員チーム」・「焼きだんご販売=過年度役員チーム」、「フランクフルト・フレーズンフルーツ・冷やし胡瓜販売=今年度役員チーム」、「飲み物販売=自治会会計OBチーム」、裏方の「そうめん茹で=健康体操チーム」、「交通整理・誘導=防災会役員チーム」と分担し、総勢80数名の方々が見事なチームワークで祭りの進行にあたり、参加会員の信頼を得て大成功裏に終わりました。

 参加者は、昨年を大きく上回る425名の方々が参加され、氷川台自治会の “手づくりのお祭り”を楽しまれました。会員以外の参加者も95名に及び、金山町・中央町・南町・大門町・東本町・新川町・下里・清瀬市・新座市・氷川台1丁目など多方面渡り、昨今の自治会の活動に興味を持たれている方が増えたものと推測します。氷川台自治会のイベントは、スポンサーや、寄付を募ったりはなく、多くの会員の知恵と労力を結集し、会費だけで賄われて開催されています。地域の力を結集すればこれだけのお祭りができることを学んで頂けたのではと思います。

 自治会会員は普段から年間を通した様々な活動に参加して、子どもから高齢者までふれ合い絆を深めているため誰もが顔見知りになっています。自治会の活性化と共に年々若い世代が積極的に参加するようになってきて、今年の「夕涼み会」のスタッフ80人強のうち85%強は現役世代(65歳以下)が占めています。

 子供から高齢者までイベントを通して顔見知りになり、「支え合い・助け合い」が構築された氷川台自治会という名前の“大きな家族”が、次世代を担う子供たちを見守り、高齢者を見守り、誰もが安心・安全に暮らせる町づくりに取組んでいく推進力は若返っています。

                                             氷川台自治会