認知症に掛かりにくい町づくり! 患者に優しいまちづくり!! 2017年2月16日

  2月16日(木)14:00~市民プラザホールで開催された「認知症に関する理解と対応~その基礎的なことについて~」薫風会 山田病院 北多摩北部医療圏 認知症疾患医療センター 竹中 秀夫先生の講演会に聴講参加しました。

市民プラザホール会場は80名を超える参加者で満席状態でした。平成25年には、都内で認知症の人は38万人を超えており、平成37年には約60万人(65歳以上人口の18.2%)に増加すると推計されています。さすがに「誰でもかかる可能性のある身近な病気」の講演だけに参加者の皆さんは真剣に聴講されていました。

  竹中秀夫先生の話に耳を傾ける聴講者で埋まった会場

  参加者に配布された冊子

  氷川台自治会では、平成24年から高齢者対策として様々な活動を企画実施して今日まで来ました。高齢者健康体操教室・「見守り」活動・毎朝のNHKラジオ体操は活動を継続して5年、高齢者の憩いの場「ふれあいサロン」も3年になろうとしています。この他にも沢山の活動ひとつひとつが、氷川台自治会高齢者の”ふれあいの場“となり、高齢者の健康維持に寄与しています。

 今日の講演で「認知症は誰でもかかる可能性のある病気」、認知症とは、認知症の有病率、認知症の症状、認知症の種類、症状と経過、早期発見・早期対応の意義、認知症早期発見のための10か条、診断と治療、対応の基本、家族のサポートなど分かり易く講義していただきました。 

 最後に「まとめ」として

   1.地 域

     家族や地域とともに進むケアと医療

     なじみのある暮らしの継続

   2.気づき、見守り、対応(住民・関連機関の連携)

     早期に気づき、発見し、早期の対応を

     健康を維持、安全、予防

   3.認知症サポーター、その他の啓発活動

 と、講義を終えられました。 

  山中先生の最後の「まとめ」を聴いたとき、この5年間の氷川台自治会の高齢者対策の活動一つ一つが、「まとめ」の項目全てに繋がっていることを知り、改めて「地域づくり」の大切さを認識しました。地域内に「ふれあいの場」が沢山あることで、多くの人が顔なじみになり、会話と笑顔が絶えることなく「温かい地域コミュニティ」が構築されます。これらは、認知症に掛かりにくい環境を整えるとともに認知症患者を地域で見守り、なじみのある暮らしの継続を可能にしたり、認知症の早期発見につながり、人との交流は予防にもつながっています。平成26年から「見守り」を柱とした地域での認知症対策に取り組み、地域全体で見守るネットワークの構築を進めています。自治会内でも認知症と思われる方がおられますが、家族の認知の下で自治会活動に参加し、多くの人と交流されている方は、地域が認知症サポーターの役目をなし、健康を維持され、人との交流も続けられています。反面、外に出てこられなくなった方は、アッと云う間に認知症が進んで行くようで顔も見掛けることが少なくなってきます。 

   今回の講演で、「認知症は誰でもかかる可能性のある身近な病気」だけに、認知症の予防、早期発見、家族と地域の連携、地域で見守る体制構築の重要性を再認識しました。東久留米市においても、介護福祉課を先頭に様々なサービスや支援が行われています。サービスや支援内容を知り有効に利用することも大事ですが、最も大事なのは認知症に掛らないための「予防」です。

 予 防

1.生活習慣病の予防。管理

2.有酸素運動

3.脳の機能を使う生活

4.生活を楽しむ

5.人との交流

    自治会加入率が38%弱の東久留米市において、認知症予防・対策に大きなウエイトを占める「地域づくり」や「地域コミュニティの構築」は一朝一夕にはいかず難しい課題かも分かりませんが、地域住民の一人一人が認知症予防・対策には「地域づくり・地域コミュニティの構築」が大切、災害に備えた安全・安心対策にも「地域づくり・地域コミュニティの構築」が必要と認識すれば、「地域づくり」の契機になるのではないかと思います。

                                                                                 氷川台自治会 殿田俊三