総務省「平成28年度ふるさとづくり大賞」団体表彰(総務大臣賞)を受賞♪2017年2月7日

     2月4日(土)13:00~都市センターホテル(千代田区平河町)で「平成28年度ふるさとづくり大賞」表彰式が開催され、氷川台自治会に団体表彰(総務大臣賞)が授与されました。

  【表 彰 状】    ふるさとづくり大賞・団体表彰   総務大臣賞 高市 早苗

  ふるさとづくり大賞は、地域の個性豊かな発想を活かし、住民をはじめ、さまざまな主体が取り組む、魅力あふれるふるさとづくりに顕著な功績のあったふるさとづくり団体、民間企業、地方自治体及び個人を表彰するものです。

 全国各地で、それぞれのこころをよせる地域「ふるさと」をより良くしようと頑張る団体、個人を表彰することにより、ふるさとづくりへの情熱や想いを高め、豊かで活力ある地域社会の構築を図ることを目的として、昭和58年度に創設され、今回で34回目。これまで1,004団体・個人が受賞(東京都では35団体が受賞)。平成25年度までは、「地域づくり総務大臣表彰」として実施されています。今年度は、全国47都道府県から107事例が総務省に推薦され、ふるさとづくり懇談会(座長:月尾 嘉男東京大学名誉教授)で審査・現地視察等の厳正な選考をへて25団体・5個人(表彰件数29件)が表彰されました。

  「平成28年度ふるさとづくり大賞」表彰式に先立ち挨拶される富樫博之政務官

   壇上で富樫博之政務官から団体表彰状を授与される殿田会長

   【表 彰 盾】

平成28年度 ふるさとづくり大賞

     団体表彰

    氷川台自治会殿

平成29年2月4日 総務大臣 高市 早苗

 

1.氷川台自治会の概要

  氷川台自治会は、昭和31年に西武鉄道が開発分譲した住宅群が主体となって構成された自治会です。東久留米駅から徒歩圏内(10~15分)にありながら、公共交通機関(公共バス)がなく高台に位置しているため、途中に坂があり高齢者には住みにくい地域となっていました。初期入居から60年の歳月を経た地域は、高齢化率37%強の活力のない地域と化し、空き家・空き地の増加に伴い、地域内の防災・防犯面や不法投棄による環境の悪化も招いていました。

   空き家は荒廃、周りには雑草が繁茂していました。

2.温かいふれあいのあるコミュニティの構築

 平成22年から‟安心・安全で暮らしやすいまち「氷川台」、元気で明るい自治会をみんなでつくろう‼“のスローガンを掲げて取り組んだ地域活性化対策は多岐に渡り、資源ごみ集団回収、青空野菜市、焼き菓子販売会、サンドウイッチ販売会、ふれあいサロン、子育て交流サロン、マージャン教室、パソコン教室、うどん打ち教室、ラジオ体操の会、健康体操教室、ハイキング会、ゴルフ同好会、氷川台農園農夫の会、ジャガイモ掘り大会、サツマイモ掘り大会、餅つき大会、夕涼み会、高齢者の見守り、春の防災訓練と秋の要援護者支援避難訓練など年間を通して実施しています。これらの活動は、スローガンを構成する‟安心・安全・暮らし・元気・明るい・活力・みんな・つくる”の言葉ひとつひとつにつながり、参加会員の「支え合い・助け合い」で自主的に運営実施されています。

   安心・安全な氷川台を支える災害時支援隊員(56名で組織)

 イベント参加者は10人前後から200名を超えるものまであり、それぞれが生活空間「住環境改善及び安心・安全対策」・会員の意識「協働意識向上及び自治会活性化」・高齢化社会「災害弱者支援及び高齢者対策」を意識したものであり、活動は多岐に渡りながらも脈絡を強く意識した総合力が氷川台自治会の持つ独自性であり強みです。会員はそれぞれ自分の趣味趣向や生活リズムに合わせて参加して楽しんでいます。また、参加イベントを通して会員同士が顔を知り“温かいふれあいのあるコミュニティ”をつくっています。

  餅つき大会では「大きな家族の大集合」

 3.「ふるさとづくり大賞」応募の背景

  昨年7月に東久留米市の推薦で応募しましたが、市から話があるまで「ふるさと大賞」の言葉さえ知りませんでした。生活文化課職員から推薦要領と過年度受賞事例のコピーを見せて貰って是非応募しましょう。が、きっかけでした。過去の受賞事例を分析の結果、特定非営利活動法人や会議体(委員会・協議会・研究会)、組合、プロジェクト等は、一点特化型/一点突破型の活動成果を以て応募し多数の受賞を占め、自治会による受賞はこの11年間に僅か8件(全体の3.7%)と狭き門であることが分かりました。特に氷川台自治会は、日常的、総合的、継続的な底上げ型活動(パッケージ型)を展開する中での応募になるのでより狭き門と認識しました。全国の自治会数は30万団体もある中での挑戦でした。また、推薦事例が総務省に辿り着くまでの壁も高く、全国47都道府県から各県が2事例、東京都と北海道が4事例だけが総務省に推薦される難関でした。

  話があってから東京都へ提出まで3週間と限られた時間しかありませんでしたが、2011年以降の氷川台自治会の活動(内容・成果・会員への浸透度・今後の課題)は、1都4県7市の自治体や町内会・自治会の視察・研修・講演等で纏めた取組み事例は沢山ありました。視察研修に見えた自治体の皆さんの興味は、氷川台自治会のコミュニティの完成度と空き家・空き地の有効利用でした。同時に生活文化課の職員も、3年前から休日にも関わらず氷川台自治会へ顔を出し、活動や対話に参加して氷川台自治会のコミュニティの熟成度、媒体となっている活動の充実度を体感していたことで、取組みポイント・推薦ポイントを決めるには時間は掛かりませんでした。

  千葉県市原市役所姉崎支所視察状況

  栃木県日光市役所視察状況

 「平成28年度ふるさとづくり大賞」東久留米市推薦調書

   【事例名】空き家・空き地の有効利用を中心とした地域の活性化

4.空き家・空き地の有効活用と効果

  地域活性化対策の一つが空き家・空き地を利用した‟ふれあいの場“つくりでした。生活空間「住環境の改善及び安心・安全対策」、会員の意識「協働意識の向上及び自治会活性化」に大きな障害となる「空き家・空き地」に対して住民全体で問題意識を持ち、平成23年から、自治会内に点在する空き家・空き地の所有者と交渉して自治会で管理する条件に無償で借り受けました。ササなどの雑草を除去し、重機や小型耕運機を使って農園(氷川台農園)につくり変えて、トマト・茄子・キュウリ・ピーマン・大根・ジャガイモ・さつま芋など住民が食べたい20種以上の野菜を育てています。農園で育てた野菜は、農園前の「道の駅 ひかわだい」で無人販売(100円)をしたり、空き家の軒先を利用した「青空野菜市」を開催したりしています。農園では季節ごとのイベントを行っており、春にはジャガイモ掘り大会、秋にはサツマイモ掘り大会等の芋ほりイベントを行っています。自宅敷地余裕地を「ドッグラン」エリアとして開放して愛犬家の「ふれあいの場」を提供している会員もいます。空き家・空き地を利用した農園は、高齢者から子どもまで幅広い層の「ふれあいの場」となっています。また、農園や「道の駅ひかわだい」に集まる住民、芋ほりイベントに集まる親子の交流、ドッグランに集まる愛犬家の交流などで‟住民同士の顔が見え、笑顔と挨拶が飛び交うまち”に変わってきました。また、空き家・空き地の利活用は防災防犯活動の側面や住環境の改善、自治会加入率の増加、若者世代の転入増加で高齢化率の減少効果(33%弱)をもたらし地域コミュニティの構築に大きく寄与しています。

 *「平成28年度ふるさとづくり大賞」団体賞・総務大臣賞

5.団体表彰(総務大臣賞)受賞の考察

    この度「平成28年度ふるさとづくり大賞」団体表彰(総務大臣賞)受賞の栄誉を授かることが出来ましたこと、関係された皆様に厚く御礼申し上げます。特に今回は、行政(市民部生活文化課)の指導と協力なくして受賞は有り得なかった「大きな賞」でした。氷川台自治会の活動は、一昨年から東久留米市市外の自治体に知れ渡り、視察研修の要請に応じたり、講演依頼に応じて先方自治体に出向いたりしてきました。視察・講演先の課題や悩みを聴き相談に乗りながら、氷川台自治会の課題でもあると捉えて自治会へ持ち帰り研鑽をつんできました。この氷川台自治会の活動を「ふるさとづくり大賞」に結びつけていただいた生活文化課の‟考察とひらめき″が無かったら、地域に根付いた先進的な活動も世間の目に留まることはありませんでした。氷川台自治会の活動を‟活字や噂でなく自分の肌で感じ、会員の心を掴んでいた”からこそ、「ふるさとづくり大賞」の推薦にチャレンジしてくれました。推薦書類作成に於いても、多数の選考ポイントを考察しながら限られた字数でアピールが求められる難しさをクリアしてくれました。 今回の「ふるさとづくり大賞」団体表彰(総務大臣賞)受賞は、まさしく‟行政と地域住民の協働“がもたらした‟大きな賞“と思います。

                                                                  氷川台自治会 殿田 俊三