川崎市幸区「地域を豊かにするために」“~町内会・自治会活性化講座~”を終えて!2016年12月22日

      神奈川県川崎市幸区役所から「地域を豊かにするために~町内会・自治会活性化講座」の講演依頼を受けて、1216()1830~幸区役所会議室で「ずっと住み続けたいコミュニティづくりへ」のテーマで氷川台自治会の活動事例講演を行いました。

 1 平成28年第2回目「町内会・自治会活性化講座~」

   川崎市では「川崎市町内会・自治会の活動の活性化に関する条例」が平成274月に施工されています。この条例は、町内会・自治会の活動の活性化に関し基本理念、市の責務等を定めることにより、地域社会において重要な役割を担う町内会・自治会の活動の活性化を図り、もって暮らしやすい地域社会の構築に寄与することを目的に制定されました。

    川崎市幸区では、市条例の趣旨を踏まえ、町内会・自治会が担う重要な役割について学ぶ機会を提供し、地域コミュニティ活動への理解と参加を促し、町内会・自治会を活性化し、魅力ある地域コミュニティとしていくため、町内会・自治会の次世代を担う人材の育成につなげるために、平成2829年度計画で「地域を豊かにするために ~町内会・自治会活性化講座~」を実施して、地域コミュニティの課題解決に取組まれています。

  この度、幸区役所まちづくり推進部地域振興課から、今年度の4講座実施の内1講座「ずっと住み続けたいコミュニティづくりへ」のテーマでの講演依頼を受けて、“自分の住む地域で、ずっと暮らし続けるために、安心・安全に暮らすために、毎日楽しく暮らすために「支え合い・助け合い」のあるまちづくり”に向けた氷川台自治会のパッケージ型取り組み事例を幸区役所会議室で紹介しました。

2   夜間(1830)の開催にも関わらず熱心な区民の皆さんが参加されました。

  川崎市幸区は川崎市南東部に位置し、東久留米市と比較すると人口161,000( 117,000)、世帯数76,000世帯(53,000世帯)で東久留米市の約1.4倍の規模です。人口もこの5年間で約1万人近く増加し、今後10年間で約5,000戸程度の共同住宅の建設が予測されており、人口増加に対応した子育て環境の整備や進行する高齢化への対応などを急がれています。大型共同住宅の建設等による若い世代の増加によって、区民のライフスタイルも多様化し、従来からの町内会・自治会を基礎とした地域コミュニティが希薄化して、災害時時における要援護者支援体制などに不安が生じています。幸区では、町内会・自治会が現在抱えている課題や区民へのアンケート結果から関心の高い項目を抽出してテーマを選定し、今後とも継続して地域活動が出来るよう、町内会・自治会運営の活性化策や若い世代の組織への積極的な参画、町内会・自治会の活動を支える包括的な仕組みづくりなどに積極的に取り組まれています。幸区の素晴らしさは、現在でも町内会・自治会加入率70.5(東久留米市は38%弱)という高い加入率にも関わらず、現状に甘んじることなく人口増加で予測される変化や新たな課題想定への対策を今から講じられていることにあります。

3   かわさき市政だより「さいわい11月号」 あなたのアイディア大募集! 幸区をもっと暮らしやすく♪   もっと元気に♪   区民の参加を積極的に呼びかける広報紙

  今回の講演で幸区に伺って強く感じたのは、急激な人口増加による環境の変化や高齢化社会への対応など、行政が先頭に立って課題解決へ向けた施策を実施されていることでした。また、夜間の講座にも拘らず参加された区民の皆様からは、地域コミュニティの構築に真剣に取り組まれている姿が質問等に現れていました。地域コミュニティが希薄になったとはいえ加入率70%強の幸区では、住民参加による協働の“町づくり”が着々と進んでいることが分かりました。

4  *参考:平成28年第1回目「~町内会・自治会活性化講座~」ポスター

  氷川台自治会に目を向けてみると、高齢化率は低下傾向にあるといえ東久留米市内でも高く、33%近くに及んでいます。また、ここ数年の自治会の様々な取り組みが会員に浸透し、地域コミュニティのある氷川台に長く居住する願望が強くなり、今後も高齢者(自分も含め)は増加すると予測されます。同時にライフスタイルの多様化による高齢者単身世帯の増加も予測され、日常生活における“地域での助け合い”や“高齢者を孤立させない取り組み”がさらに重要になります。来年41日から東久留米市でも「介護予防・日常生活支援総合事業」が実施されます。要支援高齢者への身体機能回復支援サービスが提供されますが、上流側の支援以上に重要になってくるのが下流側(地域)での受け皿体制の構築ではないかと思います。誰もが、2025年問題(4人に1人が高齢者)対策に真剣に取り組み、これから益々地域コミュニティなしには成り立たない社会になることを自覚すべきではないかと思います。

                                                                               氷川台自治会 殿田 俊三