今年の氷川台自治会の活動も終盤に差し掛かり、先日は氷川台通り花壇の植え替えを実施しましたが、氷川台自治会では地域の安心・安全確保と美しい住環境の維持に向けて三つの活動を行っています。活動開始の古い順番に紹介します。
一つ目は23年8月から始めた「夏季早朝一斉清掃」です。子供たちが夏休みに入った8月第1日曜日早朝7時~自治会エリア内を皆で清掃しています。大人も子供も力を合わせて自分たちの住む地域を綺麗にする意識が高まり最近では一斉清掃が必要なくなるほど綺麗な町になりました。
学芸大学付属支援学校の用地で繁茂し道路上に覆い被さった草も切り取って綺麗な道路にします。
空き家空き地の草刈り清掃も実施し、防災防犯面からの危険性も除去しています。
二つ目は、24年5月から氷川台自治会南端に接する氷川台緑地の緑地保全と自然環境維持活動に、東久留米ふれあいボランティアの皆さんと4回/年間の頻度で取り組んでいます。11月26日(土)にも今年最後の緑地保全活動として、会員11名(毎回10名~20名参加)が東久留米ふれあいボランティアの皆さんと一緒に草刈りや枯損木の片づけを行いました。以前は雑草が繁茂して見通しも悪く不審者出没等の事件もありましたが、自治会の活動が活発になり地域のコミュニティが出来るにつれて不審者情報等も無くなり安心・安全な地域になって来ました。
11月26日(土)、氷川台緑地に集まった会員がふれあいボランティアの皆さんから作業内容を指示されているところです。
見違えるようになり見通しが良くなった氷川台緑地、緑地の奥まで見通せます。
三つ目が、氷川台通りを花で飾り、花で癒されながら通りを往来できる町をつくる活動です。公共交通機関の無い氷川台の多くの高齢者は、病院や買い物へ行くにも氷川台通りの坂が負担になりタクシーで行き来していました。今後の超高齢化社会を迎えるにあたり、高齢者の行動を制限していた坂道に綺麗な花を植えることで、天気の良い日には路肩の花々を観ながら歩いて行き来する動機づけになることを期待して25年6月から花壇づくりを始めました。最初は氷川台通り路肩側溝と擁壁の隙間(15㎝)に花を植えていました。特に夏場の水やりには苦労の連続で、ジョロ(4ℓ)に入れた水を何往復もして2時間ぐらい掛かって水を与えていました。
25年10月に「コメリ緑育成財団」が地域の緑化活動の支援をされていると知り、氷川台自治会「見守りネットワーク委員会」として、“氷川台自治会メイン通りを花で飾れば、家に閉じこもりがちな高齢者が歩いて行動を起こす動機づけになり、行動範囲が広がることで自分の健康を維持し、いつまでも暮らし続けられる町にしたい。また、通勤中の皆さんが早朝、花壇に咲く花々に見送られて気持ちよく出勤し、将来は地域に貢献する気持ちになって貰う”との理由で応募しました。氷川台自治会の活動内容と応募理由が認められ40万円の助成金を受けて現在の花壇が完成しました。
男性会員も女性会員も氷川台の住環境を良くする目的で力を合わせて花壇づくりに励みました。(26年7月)
花壇には会員の願いが込められた多くの花が植えられ氷川台通りを飾りました。(28年9月)
今年も、12月10日(土)に「コメリ緑育成財団」の助成で維持されている氷川台通り花壇の花を植え替えました。7月に植えられて、長い間通りを往来する皆さんを癒してくれたベコニア・アンゲロニア・マリーゴールド・サルビアなどの花々も寒さの到来と共に終わりましたので、新年を迎える前にと会員が集まって葉牡丹・ビオラが180株、チューリップ球根が300個、花壇に植えました。
氷川台通りに面する会員の家の前には、ビオラを植え付けたプランターが並べられています。(28年11月)
小山台遊園入口にはビオラが植えられたプランターが並び、小山台遊園内花壇にも市環境政策課から提供されたビオラが植えられました。(28年12月)
今年の目玉は、秋田緑化農園さん(自治会会員)が丹精込めて育てたブーケ仕立て葉牡丹です。写真の葉牡丹の他にも7~8種類が植えられています。是非、見に来て下さい。
25年6月から始めた花壇も3年半が経過しました。当初は路肩にひっそりと咲いていた花も、今では多くの皆さんの協力を得て立派な花壇の中ですくすく育ち、氷川台通りを行き交う人々の心を癒しています。
氷川台自治会 殿田俊三