~“奇跡の一日”をもたらした会員の絆~ 「第6回夕涼み会」大盛況♪     2016年8月23日

       821()に「第6回 夕涼み会」を小山台遊園で開催しました。この日はトリプル台風(9,10.11号)が発生し、特に9号は関東地方を直撃すべく向かっている最中の開催日でした。どこの天気予報を調べても連日の雨予報、前日土曜日から日曜日朝方までの大雨、夕涼み会を終えた深夜からの台風直撃による大雨、大荒れ天気が続く中でまさしく“奇跡の一日”でした。

1 会員の手づくりポスター

   平成23年に自治会活性化の手段として始めた会員手づくりの祭りも早いもので今年6回目を迎えました。過去には市民運動会等があり「住人がふれあう場」があったようですが、時代の変化と共に過去の話になり、住人同士の「繋がり」も希薄になった生活環境を変えて「支え合い・助け合い」がある町、子どもから高齢者まで安心して暮らせる町づくりを目的に始めた“ふれあいの場”も、自治会イベントとして浸透し会員の生活リズムの中に組み込まれて来ました。

2   会場設営開始時間を決めておけば、20数名の会員が自主的に集まって来て設営にあたります。6回目となれば手慣れたものでアッと云う間に出来上がります。

???????????????????????????????   開始を待ちきれない子ども達が何人も様子を見にやって来ます。

???????????????????????????????   「楽鼓(ラッコ)」の皆さんの「呼込み太鼓」を聞いた会員が集まって来だしました。

5   「私が司会です」のタスキを掛けた「夕涼み会永久司会」の自治会認定書を持つ福島さんと“今日は絶対に雨は降らせません”と会員を安心させながら() 開会挨拶をする殿田会長

  開会挨拶が終わるころには、「夕涼み会」を楽しみにやって来た会員で小山台遊園は溢れんばかりになりました。外部出店の駄菓子屋「かなん」の前には子供たちが列をなし、かき氷や綿菓子を買い求めたり、くじ引きガムで歓声を上げたりしていました。ライフパートナーこぶしの焼き菓子は氷川台担当民生委員と主任児童委員さんが担当して販売し、「いずみや」の焼き団子は女性役員が販売員になって早々と売り切りました。

6   駄菓子屋「かなん」では、子どもが目を輝かせる駄菓子やかき氷・綿菓子を販売

7   障がい者施設「ライフパートナーこぶし」の焼き菓子販売は民生委員・主任児童委員さんが担当

8   大人気の久米川駅前「いずみ屋」の焼き団子500本はアッと云う間に売り切れ、販売は役員チーム担当

9   イベント委員会チームは唐揚げ・フランクフルト販売

10  イベント委員・会計チームは飲み物販売

  ゲームもスーパーボール掬い、輪投げ、ペットボトルボーリングと子供だけでなく大人も楽しめるように工夫しました。

11   スーパーボール掬いは「子育てサロン」のスタッフが担当

12   ペットボトルボーリングは「氷川台農園農夫」チームが担当

13   輪投げは「氷川台サンライズ(老人会)」チームが担当

  氷川台自治会では、会員が様々なサークルに所属して氷川台での生活を楽しんでいます。今年の「夕涼み会」では、各イベントブースをサークル毎に担当して貰い、子どもも大人もお祭りを媒体とした「ふれあいの場」を設けました。普段から自治会のためにボランティア活動をしている会員と勤務等で自治会活動が中々できない会員がゲームブースを通して「ふれあう」ことで自治会の実態を皆さんに知って貰う効果も狙っています。

14   大人気の「そうめん流し」は高齢者「見守り」活動のスタッフが担当。そうめんが流れる青竹樋の周りは人で埋まります。

15   年齢層を問わず、青竹の上を流れるそうめんの美味しさに笑顔が弾けます。

16   小さい子どもは一段と低くなった下流でママと一緒にそうめんを掬って食べています。(きっと氷川台での流しそうめんの味は大きくなっても忘れないでしょう)

   周りが薄暗くなり照明が点灯される頃を見計らって、正面の舞台上でマイラカルマイフラダンス氷川台、太鼓演奏(八丈太鼓・楽鼓)、東久留米盆踊りサークル等の皆さんが、日頃の練習の成果を披露して祭りを盛り上げてくれました。

???????????????????????????????   氷川台会館で練習をされている「マイラ・カルマイフラグループ氷川台」チームの鮮やかな踊り。

18  太鼓は八丈太鼓と楽鼓の演奏

19   終わった後は子供たちに太鼓を打たせて頂いたりしました。

20   盆踊りサークルの皆さんの指導で子どもも大人も輪になって一緒に踊っています。

   いよいよ子供たちが待ちに待ったスイカ割りの時間になりました。広場に散らばって祭りを楽しんでいた子供たちが我先にと列をなしました。初めてイベントに参加された方や余り外に出ない高齢者の方は“氷川台にこんなに沢山の子どもが居たのか?”と、あらためて自治会の若返りを実感されていました。後は、舞台の上でスイカ割りに夢中になる子どもたちの姿に歓声と笑顔が絶えない時間でした。

21   妹の声援を受けてスイカに向かうお姉ちゃん、スイカ割り棒を振り下ろす方向は良いようです。

  楽しかった3時間もアッと云う間に過ぎ、会員のアコーデオン演奏で「ふるさと」を熱唱した後、恒例の仕掛け花火が点火されて、会場が歓声に包まれながらフィナーレを迎えました。

???????????????????????????????  最後を飾る仕掛け花火“ナイアガラ”に会場は煙と歓声に包まれました。

  氷川台の子供たちが夏休み最後の楽しみしている「夕涼み会」は、イベント委員会の皆さんの企画と大勢の会員の協力と熱意で無事終えることが出来ました。前日からの強い雨も朝方に上がったものの、祭り当日はトリプル台風(91011)の影響で夕方から雨予報でしたが、氷川台自治会会員の熱意が通じたか、祭りが終えるまで雨が降らず、祭りが終わった深夜から明け方にかけて台風9号が関東地方に11年振りに上陸するという強運に恵まれた奇跡的な一日でした。

  今年の祭りで重視したのは、日常自治会のためにいろいろの分野で活躍して頂いている会員さんと、イベントの時にしか参加できない現役世代の方々の「ふれあいの場」作りでした。夫々のイベントブースは「スーパーボール掬い=子育てサロンチーム」、「ペットボトルボーリング=氷川台農園農夫チーム」、「輪投げ=氷川台サンライズ(老人会)チーム」、「そうめん流し=見守り活動チーム」、「焼き菓子販売=民生委員・主任児童委員チーム」・「焼き団子販売=役員チーム」、「唐揚げ・フランクフルト販売=イベント委員会チーム」、「飲み物販売=自治会会計チーム」、裏方の「そうめん茹で=健康体操チーム」、「交通整理・誘導=防災会役員チーム」と分担し、見事なチームワークで祭りの進行にあたり、参加会員の信頼を得て大成功裏に終わりました。

  大荒れ天気の狭間の“奇跡の一日”に昨年を大きく上回る330名強の会員が「夕涼み会」に参加して氷川台ライフを楽しみました。特に氷川台では自治会の活性化と共に年々若い世代の世帯数が増えて高齢率が減少しています。その象徴として今年の「夕涼み会」に79人もの子供たちが参加して楽しみました。氷川台の子供たちが増えるにつれ自治会の中も明るく賑やかになり高齢者も元気を貰っています。子供がいない高齢者世帯の参加が増え全世帯の40%弱が参加されていました。

  子供から高齢者までイベントを通して顔見知りになり、「支え合い・助け合い」が構築された氷川台自治会という名前の“大きな家族”が、次世代を担う子供たちを見守り、高齢者を見守り、誰もが安心・安全に暮らせる町づくりに取組んでいます。               

                                    氷川台自治会 殿田 俊三