「見守りネットワーク委員会」で新たな支援活動を開始しました♪ 2016年3月21日

    平成2410月から開始した「見守り」活動も36か月経過しました。現在は、「見守り支援希望者」29名を24名の「見守り支援隊員」が、チーム(21)を組んで日常生活の中で見守っています。訪問して様子をうかがったり、外から状況をチェエクしたり、要望によっては軽作業(電球交換・家具移動・庭の草取り・雪かき等)を行って高齢者の方の手助けをしています。

1 草取り作業支援状況

  氷川台自治会の大きな課題である高齢者対策の一つの手段として、平成231月から手探りで始めたのが「見守り」への取り組みでした。高齢化率38%弱の自治会において、高齢者が“住み慣れた氷川台にいつまでも暮らし続けるには・・・”の課題解決に向けて、平成231月に「見守り」についての意見交換会がキックオフでした。当時の自治会役員、民生委員、東部包括支援センター長を交えて課題を抽出し、以降の自治会役員会(1/2か月)には、必ず民生委員さんと東部包括支援センター長に出席をお願いして、高齢者対策の行動スケジュールを検討していきました。235月・緊急時ネットワーク登録、239月・会員実態調査を実施して高齢者の実態を把握、243月・地域支え合いについてアンケート実施して方針を固めて245月に「見守りネットワーク検討委員会」を設立しました。メンバーは自治会役員4名、会員代表2名、防災会2名、老人会1名、民生委員1名、ライフパートナーこぶし(障碍者施設)1名、東部包括支援センター1名、NPO法人 ワーカーズコープ1名の13名で、アンケート調査結果等を参考に具体的な「見守り活動の手段と内容」を検討決定しました。

  2  みんなで支えるシステムの構築

  18か月の検討準備期間を経て2410月に「見守りネットワーク委員会」の設立と同時に「見守り」活動を開始しました。開始時は見守り支援希望者の方は22名・見守り協力員24名でした。36か月の間にご逝去されたり、施設に入居されたりしての出入りがありますが、現在は見守り支援希望者29名に増えています。

 氷川台自治会では「みんなが主役の支え合い助け合い」運動を展開するため、全ての活動は「PDCAサイクル」が実践されています。313()に開催された、「第14回見守り活動報告会(1/3か月)」で「見守り支援作業」内容の充実が討議されました。 

??????????????????????????????? 第14回見守り報告会

  見守り支援対象者の近況や要望事項を出し合い、高齢者が“より暮らし易いまち”を目指して新たな作業支援を始めることになりました。幸い、支援隊員に設備・電気関係に詳しい方に参加して頂いたため、設備関係の点検と軽微なメンテナンス、電球交換だけでなくLEDに対応した相談・取替え等も加えることになりました。 

4 換気扇の清掃・管理

  自治会高齢者世帯の大部分は、昔から取引のある電気屋さんに点検・作業を依頼していましたが、頼よりの電気屋さんも高齢化や後継者不足で閉店等に追いやられて困窮していました。

5 LEDへの交換

氷川台自治会の高齢化率は、平成23年の38%から今年度33%台と若返りは進んでいますが、地域活性化へ向けての高齢者対策は最重要課題です。高齢化率が高いことは、地域に貢献できる余裕時間を持っている人や退職間もない団塊世代の人材の宝庫でもあります。今回も退職後の地域貢献活動として現役時代の「技」を駆使して貰うことになりました。

                                   氷川台自治会 殿田 俊三