平成27年7月3日(金)氷川台会館にて市健康増進計画「わくわく健康プラン東くるめ」(第二次)策定に向けての取組みの一環で、地域組織活動に若い世代が積極的に参加している氷川台自治会の取組みや工夫を計画策定の参考にできればと対話形式のグループインタビューが実施されました。

「わくわく健康プラン東くるめ」は平成17年度に18年度を初年度とする10カ年計画(第一次)が策定されスタートしたそうです。当時から東久留米市は、高齢化率が全国平均を上回って推移することが推測され、「生活習慣病」さらに「寝たきり」や「認知症」のような高齢化に伴う障害が増加することへの対策として、市民の生活習慣の改善とそれを支える地域社会づくりを目指した健康施策を推進し、健康寿命の延伸と生活の質の向上により、健康で幸せと思える暮らしを目指した計画とのお話しでした。
今回は、平成28年度を初年度とする第二次10か年計画策定へ向けて、氷川台自治会の積極的な地域活動の実態と若い世代の参加を促す工夫や体制について聴取に見えました。具体的には、地域活動に参加するきっかけは、現在まで継続している理由は、若い世代が参加し易いようにするには・・・等のテーマに基づいてインタビュー形式で行われました。自治会から参加して6名は一様に、「輪番制で回ってきた自治会役員を1年間務めてみたら、楽しい一年間だったから、役員が終わった後も何らかの形で自治会活動に携わっている」でした。その証として、現在氷川台自治会では様々な委員会が存在し、多岐に渡るサークル活動も行われていますが、各種イベントを企画・実施する委員会、高齢者の見守りを行う委員会、高齢者を災害時に安全に避難させる支援隊やサークル活動ではパソコン・マージャン・ゴルフ・体操・麺うち・子育てサロン・ふれあいサロン・農園管理・ガーデニングなど多くの活動を実施していますが、全て役員以外の会員で組織されて運営されています。
氷川台自治会の強みは、輪番制の役員が代わっても活動は変わらず継続されることにあります。更に、役員を一年経験した会員が自治会活動の楽しさを知り、役員を止めた後サークル活動に携わるようになってより活性化していることだと思います。ここ5年間は自治会活動の「見える化」に努めました。自治会は何をしようとしているのか。現在何をしているのか、は勿論、将来の目指す方向も明確にして会員に情報発信を繰り返して行っています。おそらく会員の皆さんが情報を共有できているから各種イベントやサークルに誘いあって参加し、そこで会員同士が知り合いになり交流の範囲が拡がる好循環になっているものと思います。
「わくわく健康プラン東くるめ」も10年経過したようですが残念ながら認知度は今一のように思われます。26年9月のアンケート調査で、高齢者のうち知っている人が42%、活動内容まで知っている人が29%では折角の第一次計画の達成度は如何だったかなと思います。氷川台自治会からは遠く交通の便がないため昨年度までは自治会として殆ど参加して来ませんでしたが、最近の医師会講演会等に会員が誘いあって参加する様になり改めて健康課の仕事を認識したところです。避けては通れない2025年問題に上手く対応して安心・安全に暮らすためには「わくわく健康プラン東くるめ」(第二次)計画策定に期待するところ大です。また、今後は自治会会員が「わくわく健康プラン東くるめ」の活動に参加し易い情報発信に努めたいと思います。