「自治会だより」連載『コラム声』特集 1  2015年3月

氷川台自治会会員の思い特集

  氷川台自治会では平成22年度から自治会活性化に取り組み、これまで様々な活動を実施してきました。その中で活性化への一手段として「自治会だより」を2011年度から発行しました。自治会改革に取組み始めて5年、「自治会だより」を発行して4年が経過した今、会員の思いがどの様に変化してきたのかを自治会だよりコラム「声」欄をとおして皆さんに知って頂ければと思います。

「自治会だより」創刊の言葉

この度、「自治会だより」を発行するにあたり、氷川台自治会会員の皆様に一言ご挨拶申し上げます。

 311日に発生した東北地方太平洋沖地震は、未曾有の被害を及ぼし津波に襲われた地域は復旧の目途さえ立たず、原発事故においては災害の影響が世界規模に及ぼうとしています。被災者の皆様には、心からお見舞い申し上げますと共に、自治会より義援金として100,000円をお送り致しました。平穏無事に日々を送っている自治会の中にも災害が何時襲って来るか解りません。震災等に直接みまわれなくても、ライフラインの遮断によって日常生活に多大な影響が及びます。この度の震災は、私たちに災害に対する備えの大切さを教えてくれました。自分と家族が生活の基盤にする氷川台こそ、災害に強い安心・安全な町でなければなりません。その為には、人の輪を広げ、この町に暮らす人がもっと知り合い声を掛け合うようになれば、自ずと災害に強い氷川台になると思います。皆さんに自治会の現状と活動をもっと知り、親しんで頂くための媒体として「自治会だより」を発刊することになりました。みんなで協力して氷川台をもっと住みよい町にしましょう。                                                                                                                              平成233月吉日 会長 殿田 俊三

 

20133月・・・『声』創設予告

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20134月 ジャガイモ掘りに見る見守り

みなさんは自治会にどんなイメージをお持ちですか?七月の陽射しの中、氷川台農園には全身泥んこになりながら、嬉しそうにジャガイモを掘っている子供達がいました。周りにはそれを見守る近所のおじさん、おばさん達。そんな光景を見ながら、一年前を思い出していました。古い庭は竹や笹の根が張り、今の畑にはほど遠い状態でした。新米農夫さん達は、毎日の慣れない農作業に身体中が筋肉痛になり、手にはマメがいっぱい出来ていました。会員さんが寄付して下さった耕運機を、長野までもらいにも行きました。当日の朝は、早くからカレー作りをする方がいます。イベントの度に陰となって支えてくれる方々がいます。半年間、毎朝氷川台通りのタバコの吸殻を拾う方、出勤前にタケノコ広場を掃除する方、自治会の印刷物をいつも引受けてくれる方等々、挙げていくと切りがありません。自治会役員をした私の二年間は、活字や表には現れない活動を見、その気持ちを感じる貴重な時間でした。みなで協力して子供達やお年寄りを見守る、ジャガイモ掘りの光景は私の自治会に抱く象徴的なイメージです。あの優しい環境と人の輪が広がっていくことを願っています。53班・村山里江

???????????????????????????????  子供ジャガイモ掘り大会

20135月 南三陸・寄木漁師応援プロジェクトに参加して

去る434日に、12日で宮城県南三陸町へ。東日本大震災の津波で甚大な被害を受けたわかめ養殖漁師の支援交流会に、氷川台自治会からは5名で参加して参りました。バスで片道約7時間の長旅を経て、まずは津波被害で建物の鉄筋のみが残る志津川防災センターへ到着。建物入口にある献花台に花と線香を手向けて手を合わせました。震災後2年経って、瓦礫はだいぶ片付けられてはいたものの、人の気配は無く、市民生活は全く復興とはかけ離れている事が肌で感じられました。その後宿泊施設の平成の森に到着。震災当時は1年ほど避難所として使われ、今も敷地には多数の仮設住宅が立ち並ぶ状態を目の当たりにしました。その夜の食事の際に畠山鉄雄さんをはじめ数名の漁師さんが駆けつけて下さり、復興の進捗具合や行政への不満など、普段は聞けない漁師さんの生の声をたくさん聞かせていただき、改めて復興の遅れを知りました。

2日目は津波の跡が残る山肌を見ながら、完成したばかりのわかめの塩蔵作業施設を見学。浜にて早朝収穫したわかめの根元の「めかぶ」を取る作業の手伝い。漁師さんのご厚意によりわかめ収穫漁船に乗せていただき、沖のわかめ養殖現場にてわかめの引き上げ、収穫を体験しました。収穫した生のわかめはお土産として提供いただきました。浜での仕事は午前中で終えて、昼食に漁師さん22名全員と奥さん達がそろって、ホタテや牡蠣、ウニなど浜ならではの新鮮な海の幸をご用意いただき、食事しながら交流しました。食後、漁師のみなさんから支援に対する感謝状の授与があり、聖グレゴリオの家の橋本所長が代表して受け取りました。そして、聖グレゴリオの家聖歌隊のみなさんの歌が披露され、鎮魂の調べが浜に響き渡りました。こうしてあっという間の2日間が過ぎ、支援どころか却って手厚いおもてなしを受けるばっかりで心苦しい気持ちも湧きましたが、帰る時間となりました。最後に漁師の畠山さんから「外部の人間を受け入れる事で、普段あまり顔を合わせなかった漁師や奥さん達が一緒になって準備作業をし、仲間同士の絆が深まった」との言葉をいただき、現地に直接行く復興支援の大切さを実感しました。今後も末永く復興の支援を続けて行たいと思います。52班・高張 明子

3平成の森避難所

4 志津川防災対策庁舎

 5 ワカメ収穫作業

6 地上20mにブイが

7 波の高さが分かる

20136月 「わんわんパトロール」「防犯ウォーキング」

ここ数年、広い敷地の家が解体され、新たに2,3棟の家が立ち並び、若い方々が入居されているのをあちらこちらで見かけます。自治会だよりにも「祝・赤ちゃん誕生」がたびたび掲載されていますから、子供たちが増えているのでしょうか?

 今年度、第六小学校へは、氷川台自治会とその近隣を含め42名の子供たちが通っています。六小の児童は少しずつですが年々増えています。数年後、自治会が子供たちの声でにぎやかになればいいですね。平日、校外氷川台地区の見守りパトロールを六小保護者が行っていましたが、負担が多いとの意見が多く、現在軽減されています。子供たちを巻き込むような事件、不審者情報など心配も多いのですが、自治会の皆さんが「わんわんパトロール」「防犯ウォーキング」を実施して下さって、とてもありがたいことです。また、子供たちのよろこぶ自治会イベント・・いくつになっても土いじりが楽しいジャガイモ掘り、夏の夜の流しそうめん・スイカ割り、手とり足とり教わって搗くもちつき大会・・どれもこれも楽しい行事。学校や近所でいつも遊んでいる友達と一緒なら楽しさも倍増。そんな子供たちが喜ぶ姿を、お手伝いをしながら見守っていきたいと思っています。【22班・現王園 昌子

??????????????????????????????? わんわんパトロール

??????????????????????????????? 防犯ウォーキング