第2回要配慮者支援避難訓練 2014年11月22日

                昨年同様、快晴・温暖に恵まれて開催。要配慮者避難支援委員会は、昨年度避難訓練を見直して、より充実した内容で実施。また、要配慮者の登録漏れを発掘し、18名が新規登録し、82名となりました。さらに、要配慮者災害時支援隊の充実を図り、隊員の着用するオレンジ色のジャンバー(「氷川台自治会」の名入)を作成し、全54名の支援隊員に貸与しました。訓練への参加者総数204名、うち、自治会員は150名。

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【発災・告知・避難】

9:00発災、支援隊員がサイレン付きハンドスピーカーで自治会内を回り、発災を告知し、避難所(小山台遊園)への避難を促しました。要配慮者をはじめ、自治会員は各家庭で備えている避難袋を持参して、避難所へ集まり、氏名の登録を行いました。合わせて自治会賛助会員ライフパートナーこぶし(自治会と災害時支援協定を結んでいる)からは、車椅子も交えて入所者5人が集団避難訓練として到着しました。

開会宣言・避難本部設置】

9:30殿田自治会長が「災害はいつ起きても不思議ではない。日ごろの訓練と、地域の支え合い・助け合いが災害時に力を発揮する」と強調して開会宣言。避難本部を自治会館に設置し、本部長に就任して訓練が開始されました。

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街頭消火器取り出し・初期消火訓練】

自治会内の街頭設置消火器は30(自治会設置22・市設置8)あります。これが初期消火の要となります。幸い、今まで1度も使われていません。同時に取り出す訓練をしませんでした。今回、支援隊員が避難所近辺の街頭消火器6基を取り出して避難所に運び、初期消火訓練を実施。もちろん、訓練には消防署の用意した、訓練用消火器を使います。この訓練は毎年春の防災訓練でも繰り返し実施しています。氷川台で、最も怖い災害は火災だからです。

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要配慮者安否確認

 要配慮者支援避難訓練」の名の通り、訓練の目的の第1は要配慮者の避難です。また、そのための支援隊です。その支援隊が3名×5組のチームを組み、自治会15組の、避難してきていない要配慮者の自宅へ赴き、安否の確認をし、本部に報告します。訪問した15人の安全が確認され、殿田本部長から全参加者にその旨報告されました。訪問した1軒では、「皆さんのお蔭で氷川台に安心して住めるようになりました」との言葉に、勇気づけられました。

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【車椅子支援】

共同主催者である社会福祉協議会(社協)からは今回も、事務局長をはじめ13名のスタッフが参加。持参してくれた車椅子を使い、乗せ方・押し方・おろし方等を解説、モデルを乗せて道路まで試乗しました。前回、4台だったため、見学・体験がやりにくかったことから、今回は7台の車椅子を持参してもらいました。車椅子は、要配慮者の避難に有効な機材です、来年度にも自治会に導入する計画です。

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【リヤカー搬送】

今回も、消防署が1台持参してくれ、自治会所有1台との2台を使用。消防隊員の解説でシートを使った乗せ方・引き方・おろし方等を実演しました。

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【担架搬送】

昨年同様、消防隊員の解説で乗せ方・運び方を実演。瓦礫などがある場所では、大変有効な搬送法ですが、搬送には最低4人が必要なことを体感しました。

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【変身台車紹介】

社協で、最近導入した機材です。いろいろな用途に変身するということで「変身」と名付けられたものです。縦長のリヤカーにも、人を乗せる運搬車にも変身します。いずれ自治会でも導入を検討することになるでしょう。写真は、台車を体験する殿田本部長。

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【簡易トイレ・トイレ用テント実演】

簡易トイレ用テントは、ワンタッチで組み立てられ、自治会には現在2基あります。簡易トイレは市販のプラスチック製と、段ボールの手製があります。災害時、トイレは最も深刻な問題です。会員の皆さんも、段ボールの手製を作ってみてはいかがでしょう。

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【発電機運転実演】

発電機はガソリンが燃料なので、年46回のメンテナンスが必要です。災害時、停電になると、かなり深刻な状況になります。復旧までの動力源として貴重な役割を担います。今後、防災会役員には、その操作を習得してもらうことになります。今回も、発電した電力でハロゲンライトと投光器の発光実演をしました。

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【イーバックチェア紹介】

 聞きなれない名の機材ですが、人を座らせて2階から階段を滑らせて階下に運ぶ機材です。消防署に装備されています。今回、その消防署の勧めで紹介。ゴム製のキャタピラがついており、2人いれば楽に階下におろすことができます。もちろん平らなところで、車椅子としても使えます。写真左は、東久留米消防署・新川出張所の小山所長がユーモアを交えた解説で見学者をリラックスさせている場面。右は所長自ら乗り込んで実演。

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【スタンドパイプ放水訓練】 路上に「水道消火栓」と書かれた四角のマンホールがあります。これを開けてスタンドパイプを取り付け、ホースをつなげると、水道本管の強い水圧で放水でき、火災消火に有効です。今年度、自治会でこれを購入し、自治会館庭に格納箱を設置しました。今回の訓練では、消防署から「模擬消火栓」(写真左上)を借りて、取り付け訓練をしました。模擬消火栓は取り付け訓練用に作られたもので、ガラス張りにして、マンホールの消火栓では見ることのできないジョイント部を横から見られます。支援隊の有志に体験してもらいました。そして、農園前の消火栓への取り付けを、消防士に実演をしてもらい、放水は支援隊員が体験しました。

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【田無警察署】 今回も田無警察署が参加協力しています。警察は防犯のみでなく防災にも力を入れています。特に、氷川台通りの車両規制・一部道路の通行止めを実施し、その警備を担当してくれました。また、消防署と共に、防災資料の展示・提供をいただきました。

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【炊き出し訓練】 炊き出し隊は前日から活動開始。自治会農園収穫の大根など新鮮な野菜をたっぷり使い、鉄製かまどとブロックかまどで「豚汁」200人分を作りました。またアルファ米200食を作成。市提供の備蓄用クラッカーとともに参加者に配給、なかでも手造り豚汁の味は最高で、今回も上々の評判でした。

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【避難グッズ展示】 今年、自治会員は避難袋を持参して避難所へ集まる訓練を実施、普段の備えを訴えました。その袋に詰める避難グッズのモデルを展示。社協と防災まちづくりの会・東久留米から貸し出されたモデルを社協ボランティアセンター会員が解説。加えて、実演後の車椅子体験もできるようにしました。

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【防災機器・レスキュー器具展示】  自治会の防災倉庫に備えている防災機器を展示しました。今年度レスキューセットを購入、防災倉庫内はかなり充実しました。また、消防署は今回もミニ消防服(防火衣)とヘルメットを準備し、子供たちの写真撮影に貸し出しました。

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※避難訓練には、「防災まちづくりの会・東久留米」会員3名、近隣自治会役員等の方々合計18名が視察・参加しました。また、避難訓練を支援して下さった各機関には自治会より厚くお礼申します。

【殿田自治会長からのメッセージ】

要配慮者支援避難訓練を終えて・災害につよい地域づくり

昔から言われているように「天災は忘れたころにやってくる」「備えあれば憂いなし」ということわざがあります。誰でも知っている言葉だからこそ、誰にとっても大事な言葉です。

 東日本大震災から3年半が過ぎ、あの悲惨な大惨事も段々忘れられようとしています。1045日には南三陸寄木の浜の漁師さん家族16名が氷川台の地を訪れてくれました。彼らが一様に言っているのは、「あのような災害に遭うとは思ってもいなかった」「こうして生きていられたのは周りの皆のお蔭だ」「漁師は1匹狼だが、助け合うことの大事さを身に染みて感じた」と…。

 突然の災害に速やかな「公助」は期待できません。災害から被害を最小限にとどめるのは「地域の支え合い」です。一昨年から取り組んでいる「高齢者見守り」や昨年から始めた「要配慮者登録」「災害時支援隊員登録」は、まさしく「安心・安全で災害に強い町づくり」への手段であり「地域の支え合い」で成り立っています。

 奇しくも22日に自治会要配慮者支援避難訓練を終えた夜半、長野北部地震(震度6)が発生し白馬地区を中心に家屋全壊31棟・半壊56棟の被害が発生しました。夜半の大災害にも係わらず“死者ゼロ”の背景には何があったのか?とニュースになりました。

 これだけ大きな地震が起こったなかでも“死者ゼロ”という結果につながった一番の理由は、やはり「地域の強い結びつき」だったそうです。自分が助かった後も地域の方や友人を直ぐに助けにいっています。その中には、暗闇の中でも「助けて」という声を聞いただけで、その人が誰で、どこに居るのか瞬時に判断して仲間を呼んで助けたそうです。

今回の長野北部地震後の報道では、長野北部地震「死者ゼロ」を学びたい、安否確認もスムースに進んだ「77世帯220人全員」の顔が分かると胸を張った地域住人、首相が白馬村視察「地域の絆を再確認」などなど「地域のつながり・支え合い」が見出しになり「自助・共助」の大切さを訴えていました。

 災害につよい地域づくり」を目指した自治会活動も4年目を迎えました。今年度の要配慮者支援避難訓練も少しずつ活動の中身を濃くしました。そして、沢山の会員が参加して訓練に取り組み、要配慮者の安否確認や避難支援の訓練等で「支え合い」の大切さを確認しました。訓練当日夜の地震災害を知り、あらためて「地域のつながり・支え合い」の大切さを認識しました。

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「防災頭巾のケンちゃん一家」と記念撮影の殿田会長