癒しの郷野島農園(自然農法)の取り組み方の講演会報告

来訪者の皆様へ

野島農園は自然農法に取り組み、約10年経過致しました。
その現状を自然農法の理想郷の実習農場(大仁農場)にて、自然農法の講演を実施して来ましたので報告致します。

日時 平成26年11月24日(月) 午前9時30分~午後4時
会場 大仁農場 (静岡県伊豆の国市浮橋1606-2)
内容 野島農園の自然農法の取り組みについて (AM10:30~11:30 質疑応答含)

今回の講演会資料を公開致します。

下記リンクは、くるくるチャンネルではファイルサイズの影響で掲載できないので、外部アップローダサイトに掲載致しました。

 

この講演資料は、門前自治会が親子農業体験及び、高齢者元気長生き体操癒やし収穫体験で使う野菜の育成管理の様子です。

できるだけ、わかりやすいように写真を多く活用して報告致しました。

日々の野島農園で行っている様子がわかると思います。

 

自然農法で野菜を育成するためには、土壌づくりが一番大切です。
土壌づくりに関しては、深さ60cm耕して、落葉堆肥、草堆肥、牛ふん、ぼかしなど順番にいれて土壌改良を行います。
これは、根が深く広く成長できるようにするほか、土中の微生物が活発になり、野菜を元気に育てるためです。
また、野菜が元気に育てるために、できるだけ野菜の根元に敷きワラ(草、小麦など)をひいて土壌の乾燥を防ぎます。その他に畝と畝の間には草の根を残しておくことで、草の根が水分を保つため、土壌の保湿効果が期待できます。

野菜の根が十分張っておらず、土壌が乾燥する時期は、早朝や夜中に水を散布して、野菜の根に十分に水分を行き渡らせるように心がけます。

その他に種を蒔く時期が非常に重要です。

そして、日々野菜を観察して、野菜の状態から最適な環境作りをする必要があります。
特に、野菜に病気が生じたら、生じた野菜を早く抜き取り、他の作物に感染させないようにすることが重要です。そして、その土壌で、その野菜の免疫力が十分に働かなかったため病気になったので、来年度は同じ場所で同じ野菜を育成しないのがよいです。
同じ場所で育成する場合は数年時間をおいてから行うのが大切です。
特に経験から、そのような病気が発生した場所は、ラッカセイ、サトイモなどを育て、土壌改良を施します。

 

防虫対策に関しては、苗を植えると同時に寒冷紗や防虫ネットなどをかけて、害虫(チョウチョなど)が野菜の苗にタマゴを産まないようにしています。
(葉物野菜及びニンジン、キャベツ、ブロッコリー、ハクサイなど)

以上が自然農法で野菜を育てる処方箋であると思います。

 

 

自然農法に取り組む動機について、安心安全の野菜が食べたいからです。
また、農薬を使って育成している農家の人が病になっていると耳にします。これは、農家の人が農薬の影響で免疫力が低下したことにより病になったのではないかと思っています。

今後、作る方・食べる方が安心安全の仕組みづくりをしていくことが大切だと思います。

 

文責:
門前自治会会長 野島貞夫
TEL:090-3224-0278
FAX:042-476-2555
mail:nojima.sadao@jcom.home.ne.jp
※写真掲載了承済