高齢者元気長生き体操報告(平成26年9月5日)

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リズムよく左右異なった動きを指示どうりの動作を意識して行うことで脳を活性化!認知症に効果あり!!
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高齢者元気長生き体操参加者一同 一年間継続して参加!

 来訪者の皆様へ

高齢者長生き体操は9月末で、始めて1年(平成25年10月~平成26年9月)となります。

高齢者元気長生き体操を始めたのは、人間力(病気を予防し、元気に楽しく、前向きに歳を重ねること)を向上して頂きたいからです。

始めるまでの経緯として、門前自治会会員に高齢者が増えている状況です。
この状況を考えると、自治会として、会員のための交流作りを模索していました。
そんな折、東部地域包括支援センター主催で高齢者の足腰運動を開催していることを知りました。

この足腰運動は、東部地域包括支援センターが高齢者宅を訪れて調査した結果、足腰が弱っていることがわかり、その対策です。
既にいくつかの自治会が、足腰強化運動を東部地域包括支援センター指導の下行っていました。

門前自治会も開催を模索しました。
単独だと多くの人が集まらないため、他自治会などに相談を持ちかけたところ下山親睦会が共催して頂けることになりました。
人を集めるのは、多くの人とふれあい交流することにより、家に引きこもるのをなくしたいからです。

参加者は最終的に50名弱集まり、毎回30名前後が出席しています。
マザアスに集まり毎回和気あいあいと1時間30分体操を行いました。
体操の指導はマザアス専任トレーナーの方が行いました。
また休憩時間にはいろいろな催し(ハーモニカ、フルート、シンセサイザー、合唱)を行いました。これは体操だけでなく、みなさんと楽しく大きな声を出して、心も体も気分爽快になって頂きたいからです。
その他に旬の野菜を収穫するイベントを開催しました。
5月にはスナップエンドウ、8月にはゴーヤの収穫を行いました。
癒やし体験でコミュニケーション作りの場を提供できたと思います。また、旬の野菜を食べて健康増進して頂けたと思います。
これらのように、参加者が楽しくできるような仕組み作りを試しました。

 

東部地域包括支援センターが体操マニュアルを作成しました。

これらのマニュアルを活用して、空いた時間で継続して健康管理を進めて頂きたいと思います。自宅などで家族やお友達と楽しく行ってください。また、家族やお友達に体操を普及してください。皆様の健康増進を願っております。

 

年間医療費は年間約39兆円、後期高齢者は14兆円で一人当たり92.7万円かかっています。
この医療費軽減の意図からも、治療より予防することが大事です。
そのため統合医療が見直されています。
統合医療とは西洋医学による医療と代替医療をあわせ患者を治療することです。
国も予算つけて動いています。

統合医療の目指す方向性

  1. 生活の質(QOL:Quality of Life)の向上を目指し、患者一人ひとりに焦点をあてた患者中心の医療
  2. 近代西洋医学及び伝統医学や相補・代替医療従事者による共同医療(真のチーム医療)
  3. 身体、精神のみならず、人間を包括的に診る全人的な医療
  4. 治療だけでなく、疾病の予防や健康増進に寄与する医療
  5. 生まれてから死ぬまで一生をケアする包括的な医療
  6. 「尊厳ある死(Death with Dignity)」と、患者だけでなく残された遺族も満足できる
  7. 「良質な最期のとき(QOD:Quality of Dying and Death)」を迎えるための医療

自らの健康は自ら守るため、当事者意識を持って日頃から気を使うことが必要です。
体操とバランス良い食事、コミュニケーションを行い、長生きすることを願っております。

最後に1年間東部地域包括支援センターやマザアス専任者による指導により、多くの方が自分の体に自信を持ったと思います。
今後も高齢者元気長生き体操を継続して行いたいと思います。
詳細は、 平成26年度高齢者元気長生き体操のご案内 を参照して下さい。(リンク先は別窓で開きます。)

また、癒やし体験として、茶の湯・お花で心身健康の癒やし体験セミナーを10月10日(金)に企画しています。
詳細は、茶の湯・お花で心身健康の癒やし体験セミナーの御案内 を参照して下さい。(リンク先は別窓で開きます。)

多くの方の参加を待っています。

高齢者元気長生き体操の様子
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高齢者元気長生き体操一周年記念
癒しの郷野島農園特産健康増進ゴーヤジャムを製造致しました。保存食として太陽の恵みを吸収したゴーヤを今後来訪者にプレゼントする予定です。

H26ゴーヤジャム
癒しの郷野島農園特産品 健康増進ゴーヤジャム
自然農法で育成管理した自然の恵みをふんだんに吸収させて育てたゴーヤ

 

マザアス入居者が精魂こめて作った書道作品

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高齢者にとって、折り紙のような指を使う動作は有意義なことです。
指を使うことにより、脳細胞が刺激されて活性化して、認知症対策になります。
指を動かすとき、意識(イメージ)を持って行うが重要です。
意識して、その筋肉を使って動かせることがリハビリとなります。

足指にも重要な働きがあります。
足指のゆがみによってさまざまな体のトラブルの原因となっている可能性があります。
足指が変形していると、歩いてる時などに体にかかる揺れを吸収できません。
その状態で歩き続けることにより、さまざまな筋肉や関節に過度な負担がかかるため、足首の痛みや膝痛、腰痛、肩こりなどになると言われています。

ゆがみを解消する方法として足指ストレッチがあります。
足指の間に手の指を入れて、握手をするようにギュッと握りこみます。
最初は足指にゆがみがあるとねじ込むように無理やり入れると痛みを伴うことがありますが、慣れれば、足の指が広がり、気持ちよくなるでしょう。
この足指ストレッチは長時間歩いた後などやると良いです。

また、足指のゆがみの原因は靴や靴下などの生活環境と言われています。
そのため、靴や靴下を変えることで改善されます。
靴はサイズの合ったものに変える。
靴下は五本指ソックスにする。なぜ五本指ソックスかというと、足指の間が広がり血行がよくなったりするためです。
自分自身も約20年前より五本指靴下を愛用しており、健康増進を維持する大切な役目を担っています。 
皆さんも是非5本指靴下を愛用して、10本の指で大地を踏みしめて、自分の身を守ってください。

日々の生活で心がけるポイントとして、足指を伸ばしたり、広げたりする機会を増やすことです。その一つとして、自宅にいる時は裸足になるのがよいです。

 

文責:
門前自治会会長 野島貞夫
TEL:090-3224-0278
FAX:042-476-2555
mail:nojima.sadao@jcom.home.ne.jp
※写真掲載了承済