見守りネットワーク連絡会議(平成25年度第1回)参加報告

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当日の会場の様子
各グループに分かれて、各立場での意見交換を行い、今後の課題についてベクトルを合わせて前向きに対応しました。共通の認識が生まれました。

日時:平成25年12月24日(火) 午後2時30分~4時迄
会場:東部地域センター1階講習室
主催:東部地域包括支援センター

当日参加者は、行政・民生委員、自治会関係者、見守り協力委員などが参加していました。
主催者から、市内の見守りネットワークについて、見守り協力員への委嘱状の交付、東部地域での各自治会の見守り状況について報告がありました。
その後、グループディスカッションが行われました。


講演内容
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東部地域包括支援センター長より、見守り福祉ネットワークの仕組みづくりについて、
地域の協力委員の体制づくりが今後の高齢者の住み良い地域づくりに大切だと述べられました。

●見守りの方法
 現在、地域で行われている見守りには、大きく、「①緩やかな見守り」、「②担当による見守り」、「③専門的な見守り」の3つがあります。これらが相互に機能を分担しあっており、見守りが必要な人に合わえて、様々な組み合わせで行われます。

①緩やかな見守り
 緩やかな見守りは、地域住民の皆さんや民間事業者など、地域の様々な方々が、日々の生活や業務の中で、「いつもと違う」「何かおかしい」と感じる人がいたら、地域包括支援センターやシルバー交番などの専門機関に相談するなど、地域で緩やかに行う見守り活動です。小学生から高齢者の方自身まで、あらゆる世代の方が、自らの生活の中で負担のない範囲で行えることが特徴です。
 支援を拒否している人や、少し気掛かりな人など、専門機関による定期的な訪問が難しい方、又はそこまで至らない方を、地域での幅広い「気付き」で、さりげなく見守ることができます。
 また、日常生活を送る中で、住民同士で互いにさりげなく気遣い合い、見守り会う関係を作ることや、仲間と集い、サークルやボランティア活動に参加するなど社会と関わることも、緩やかな見守りにつながります。 

②担当による見守り
 定期的な安否確認や声掛けが必要な人に対しては、民生・児童委員、老人クラブ、住民ボランティア等が担当と役割を決めて見守りを行います。
 見守り体制は、1:1で担当を決めて行う方法、複数人でチームを組み、交替で見守る方法などが考えられます。
 1:1の見守りは、毎回同じ担当が訪問するため、時間を掛けて信頼関係を構築することが可能であり、人との関わりが苦手な方などに効果的です。また、チームを組み交替で訪問する見守りは、見守られる側に、複数人から見守られているという安心感を与えるとともに、見守る側も、一人で課題を抱え込むことがなく、数人の目による気付きを得ることができます。 

③専門的な見守り
 地域包括支援センターやシルバー交番などの専門機関による定期的な見守りは、主に、対応拒否、家族による虐待、認知症など、困難な課題を抱えている高齢者などに対して、専門的な知識・技術を持って行われます。
 緊急通知システムや生活リズムセンサーなどの機器による見守りも、専門的な見守りと組み合わせることで、24時間365日の安心・安全の確保に大きな効果を発揮します。

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ボードを使用し、全体像について説明

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会場の様子

感想

自治会として、このような会議は大変有意義な会議でありました。
高齢者がいくつになっても、住み慣れた地域で自分らくし安心して生活を続けるためには、介護、福祉、健康、医療などの面から総合的に支援する機関が大切だと思います。

これからの時代は、治療より予防が大切だと思っています。
日々楽しく、元気に、前向きに生きるための総合的な支援機関が、地域の高齢者が健康的に過ごすことができる期間を長くすることが出来ると思いました。
又、高齢者にトラブルが発生する前に事前に気軽に相談できる機関があることが、今後の高齢者が安心して長生きできる環境を作り出すことが出来ると思いました。

今回、グループディスカッションを行い、行政・民生委員、見守り協力委員などとの交流を通して、情報共有する機会になりました。
このような交流をとして、それぞれ役割を分担して、実行することにより、地域の高齢者が住み良い環境を作ることができれば、最大の幸いです。
自治会として、プロの方やボランティアなどの方が活動しやすい環境づくりのお手伝いしたいと思います。
密な連絡をしあうことで、常に前向きな行動をすることにより、自治会会員及び地域の高齢者が、日々人間力(病気を予防し、元気に楽しく、前向きに歳を重ねること)を向上することを願っています。

 

過去に高齢者企画に参加した報告です。
下記を参考にしてください。

高齢者元気長生き体操の報告
平成25年度認知症サポーターフォロー講座参加報告
東久留米地域ケア会議に参加報告
厚生省「認知症サポート養成」及び「サトイモエキスの脳活性化について」講演会報告
認知症サポータ100万人キャラバン!認知症サポート養成講座
東部地域包括支援センター介護予防講演会

文責:
門前自治会会長 野島貞夫
TEL:090-3224-0278
FAX:042-476-2555
mail:nojima.sadao@jcom.home.ne.jp
※写真掲載了承済
※講演内容は当日配布資料に基づいて作成