東久留米市東部地域ケア会議参加報告(平成25年6月23日)

 

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東久留米市東部地域ケア会議参加報告

東部地域包括支援センター主催のケア会議が平成25年6月23日開催されました。
昨年度に引き続き、今年で2回目です。
参加者は東部地域各自治会(約29)、市役所介護福祉士課、民生委員、みまもり協力員、社会福祉協議会、在宅介護支援センター、認知症サポーター、居宅事業所等の代表者です。

このような関係団体が相互で意見交換をすることで、今後高齢者が「住み慣れた、顔見知りの仲間がいる地域」で、「不安なく、安心・安全に」過ごすために、どのような仕組み及び支援体制が必要かを理解する、良い機会になりましたので、多くの自冶会会員・地域の方に、情報を提供し、共有して頂きたいと思い概要を報告致します。 

東部地域包括支援センターより説明がありました。
市内に地域包括支援センターは東部、中部、西部の3ヶ所設置されており、高齢者の皆様がいくつになっても、住み慣れた地域で自分らしく安心して、生活を続けていけるように介護、福祉、健康、医療など様々な面から総合的に支援する機関です。

現在、介護予防に力を入れており、お体の状況に合わせた介護予防教室開催しています。 「衰えのきざし」は早期に予防に取り組むことで改善することができます。

介護予防プログラムとして、
  ・通所 高齢者いきいきプログラム

  ・通所 健康はつらつ教室
  ・訪問 元気もりもり栄養プログラム

を実施しています。

詳細は、各地域包括支援センターへ問い合わせ下さい。

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平成24年11月開催の地域ケア会議において会議後のアンケートより
●自治会さんからの主なアンケート内容の結果
 ・新たに取り組みたいと思った内容
  見守り活動、体操教室、高齢者の方の生活調査

 ・包括の支援で望むこと
  研修会などの実施、役員会での見守り活動の説明
  事業進行時のアドバイス、仕組みづくりへの支援

 ●自治会さん以外からのアンケート内容の結果
 ・見守り支援、情報提供(成年後見など)、個別相談など


会議後の動き
 ・自治会長さんからアプローチ

  氷川台自治会、松ヶ丘自治会、浅間町自治会、向台自治会、下山親睦会

 ・民生委員さんからのアプローチ
  上の原の体操教室

 ・包括からの働きかけ

 

浅間町地区ケア会議の報告
開催日時:

平成25年1月29日(火) 10:00~11:30  出席者17名

出席者内訳:
自治会長、自治会役員、民生委員代表、地区担当の民生委員、社会福祉協議会、認知症サポーターフォロー講座修了生代表、在宅介護支援センター長、居宅介護支援事業所、市役所

会議の内容:
高齢者あんしん生活調査のアンケート結果、高齢化率の高さや整形外科疾患の多さなどを共有。それぞれの自治会の情報交換を行う。

会議の成果:
 ・地域の課題の共有が図れた。
 ・体操教室の開催
 ・出席者同士の関係強化
 ・地域での心配な高齢者の情報が入り、支援が開始された。

 

東久留米市の高齢者の現状について
 ・
東久留米市高齢化率

 ・平成24年度 新規申請理由
 ・高齢者元気度アンケートの結果報告
    *2次予防対象者
    *1次予防対象者
   →結果説明会
 ・振り込め詐欺 ワースト1位

 

東久留米市東部地域支援計画(案)について
計画の目的

 ・方向性を共有する。
 ・包括が考える地域支援と地域が求める支援の擦り合わせを行なっていきたい。

 計画の実行
 ・少地域ケア会議の開催
 ・認知症サポーター養成講座の開催
 ・みまもりネットワークの拡大 等

 

見守り体制の充実に向けて
 マンパワーの確保

  ・認知症サポーター養成講座
  ・認知症サポーターフォロー講座
  ・見守り支援隊の募集

 仕組化
  ・地域包括支援センターへの情報提供
  ・見守りネットワークへの参加
  ・自治会単位での実施

 見守り対象者の把握
  ・アンケートの実施
  ・地域で高齢者の見守り・声かけ
  ・体操教室や定期的に集まれる場の開催

※東久留米市みまもりネットワークの詳細については、
 H25_東久留米市みまもりネットワーク資料  を参照して下さい。

 

意見交換
・浅間町地区の取り組みや氷川台地区の先進的な取り組みについて情報を教えて欲しいという事前アンケートがありました。

・民間の見守りについての情報提供が欲しいというご意見もありました。

・支援計画へのご意見もいただければありがたいです。

最後に感想として
今回、2回目の後地域ケア会議を通して、各自治会相互の意見交換を行い、お互いの情報交換・共有し合いながら、「見守り」を進めるのが最良と思いました。
その柱になるのが、行政・地域包括支援センターが各自治会の要望を参考にし、ケア会議を生かし、継続的に取り組み、高齢者が孤立しないネットワークを作っていただきたいと思います。
現在、東部地域包括支援センターで進めている「高齢者あんしん生活調査」・「足腰強化教室の開催」等が、地域で孤立しがちな高齢者が安心して在宅生活を送ることができるようになれる一つの処方箋となると思いました。

又、自冶会単独であると、温度差もあり、効率良い、最適な、安定し、継続的なケア対応ができないことが発生すると思います。

今後とも、各地域包括支援センターが、エンジンになり、各自冶会、行政、医療・介護機関、薬局、社会福祉協議会、総合福祉施設、NPO、民間、新聞販売店、郵便局、ヤクルト販売店、協力団体、ボランティア等と連携し、情報交換のネットワークを構築して頂き、緊急時の駆け込み寺、平常時の相談窓口としての役割りを切に希望します。

門前自冶会も、東部地域包括支援センターと密に連絡を取り、協働し会員の高齢者が、日々、人間力(病気を予防し、元気に、明るく、前向きに、楽しく、年を重ねることを)向上し、住み慣れた地域で、自分らしく過していただきたいために、仕組み、支援体制に役員一同全面的に協力していきたいと思います。

尚、詳細は、各地域包括支援センターに問い合わせ下さい。 

文責:
門前自治会会長 野島貞夫
TEL:090-3224-0278
FAX:042-476-2555
mail:nojima.sadao@jcom.home.ne.jp

※写真掲載了承済