現役機長によるとっておきの「話」

<第12回 くるねっとシンポジウム> 

 日時 令和元年10月27日(日曜日)
 主催 くるねっと 東久留米市
 共催 たま市民活動ネットワーク (小平市・東村山市・清瀬市・西東京市・東久留米市)
 会場 東久留米市庁舎1階 市民プラザホール

飛行機に搭乗した時、操縦室を見せてもらったり、機長さんのお話を聞くことが出来たのは昔のこと、今は出来ません。今回、現役の機長さんをお招きして、最新の飛行機や飛行中の体験談など、普段聞くことが出来ない「とっておきの」話をして頂こう、という事で企画されました。
機長さんから直接お話を聞くことが出来る数少ない機会に、飛行機ファン約100名が集まりました。本講演を広報やチラシでお知らせすると、間もなく参加申し込みは定員に達し、せっかくの申し込みをお断りする方も出て、本講演の人気の高さをうかがい知ることが出来ました。

お招きした機長さんは、日本航空株式会社の現役パイロット山崎聡様、国際線や国内線で数多くの飛行経験を持つベテランの機長さんです。


司会は、東久留米市市民部生活文化課の塚田様です。機長のプロフィールや講演の内容などを紹介して頂きました。

 講演に先立ち、主催者であるくるねっとの石川代表の挨拶です。くるねっとの活動や本講演の趣旨などをお話しさせて頂きました。
来賓には、並木東久留米市長、市民部山下部長、生活文化課島﨑課長をお迎えしました。来賓を代表して、並木市長様よりお言葉を頂きました。

 

🔶機長の経歴をご紹介します。
JALの現役機長 山崎聡氏
1965年生まれ
1972年~1988年、東久留米市に在住
1988年 日本航空株式会社 入社
1992年 ボーイング747型機 副操縦士
1999年 ボーイング747-400型機 副操縦士
2003年 ボーイング747-400型機 機長
2007年 ボーイング747-800型機 機長

🔶いよいよ開講です。
◇最新の飛行機
JAJの飛行機は、一日に約1000便、日本国内、そして、世界の空を飛んでいるとのこと。BOEING767、777、最新の787まで、飛行機とその操縦室を写真で紹介して頂きました。機種による操縦室の違いは興味あるものでした。どの機種を操縦するかは、企業で言えば職場への配属と同じ、日々操縦する機種が変わることは無いとのこと。
◇離着陸の時の飛行機
離陸の時の機体の傾きを、機長自らが模型の飛行機で再現してくれました。
「その時の機体の角度はどの位?」と、
機長から突然のクイズに、子ども達の手が一斉に上がりました。
答えは、30°位、機体はかなり急な角度を保って上昇するとのことでした。正解した人には機長が選んだ景品が手渡され、ニコニコ顔でした。

◇飛行機の道
空港を離着陸する飛行機は、決まったポイント(地上)の上を通過しなければならないとのこと。そのポイントには興味ある名前が付けられています。
例えば、秋田空港では、KILLY(きり)、TAMPO(タンポ)などという名前が付けられています。何故だかわかりますよね。
ここでクイズです。そのポイントに(ホップ)(キリン)(タンレイ)(ドライ)などと名前が付けられている空港は? 大人の人の中にはピンと(札幌?千歳?)きた方もいたのではないでしょうか。実はこの空港、北ではなく西、福岡空港とのこと。なぜかビールに関係した名前がついています。でも、多くは、秋田空港の様に地域にちなんだ名前が付けられているみたいですね。

◇その他の話題
〇国際線、国内線のパイロット、どっちが偉い。
〇パイロットになるには。
・航空大学校を卒業しなくても大丈夫。
・先ずは航空会社に入社しよう。
・英語ペラペラでなくとも大丈夫。
・高所恐怖症の人でも大丈夫。
・どこでも寝られないと務まらない。


 講師の体験談や普段聞けない話を楽しく、そして、分かりやすく語って頂き、参加者は皆、大いに楽しみました。

◇クイズの出題
空港の略式記号、三つのアルファベットについてです。
HNDー羽田空港、NRT-成田空港、CTS-千歳空港、では、「KIJ」はどこの空港?
その答えは、新潟空港でした。ちょっと難しい出題に参加者は苦戦していました。
では次、「GAJ」は? HND、NRTは何となく分かるけど、「GAJ]さて、どこだろう?。

◇質疑応答
小学生からの質問で、「操縦桿が二つあって、機長、副操縦士が違う方向へ操作したらどうなるの?」確かに疑問に思いますよね。
機長から、別々の操作を行えない、その仕組みについて説明がありました。その他、多くの質問に分かりやすく丁寧に答えてもらいました。

◇とっておきの風景
飛行機からでなければ見ることの出来ない富士山やオーロラ、さらに上空を飛ぶ飛行機などなど、美しい写真で紹介して頂きました。

多くの写真を使っての飛行機やパイロットのお仕事のお話し、普段聞くことの出来ない興味あるお話しなど、お話に引き込まれ、アッという間の1時間30分でした。

終了後には、制服をお借りして機長と一緒に記念写真を撮る子ども達もいました。
良き思い出にして下さい。

山崎機長様、楽しいお話を本当にありがとうございました。

 

 

今回の講演、夢のあるお話に年齢制限は無いと、改めて感じました。子ども達は将来の夢を、大人は子供の頃の夢を思い出し童心にかえることが出来た、そんな時間だったのかもしれません。
参加して頂いた皆様、ありがとうございました。
そして、飛行機を利用される時には、機長様のお名前の確認をお忘れなく・・。

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◇アンケートを集計しました。
会場には小学生から、80歳代までの幅広い年齢層の人が集まりました。そのほとんどの人達が、飛行機やパイロットの仕事に興味を示し、そして、将来の仕事としてパイロットを考えている子ども達がいたのは大変頼もしく思いました。
60歳以上の人達の中には、普段聞けない話(他の講演会などでは、なかなか聞くことが出来ない内容)が聞けて良かった、と、今回の企画を評価して頂いた方が多くいて、主催者として大変に嬉しく思いました。

活動紹介 : くるねっと