おもしろ映画講座5

平成29年6月8日(木曜日)

今回で5回目となる「おもしろ映画講座」、
東久留米市中央図書館・視聴覚ホールを会場に、映画ファン26名が参加して開催されました。

テーマは

今から120年以上前に映画は生まれました。当時の映画に対する思いはいったい
どんなものだったのでしょうか。
講師はいつもの 秩父誠氏、団塊くるねっとのメンバーです。

開催を前に挨拶する、団塊くるねっと石川代表と秩父氏

 

 

 

 

 

 

本講座の内容を、筆者が感じたこと気づいたことを加えながら紹介します。
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最初は、映画を映す装置の誕生から初期の映画制作の話。

映画の誕生
映画とは、連続した絵(少しづつ動きを与えた絵)をパラパラとめくると動くように見えるあの原理を使ったもの。それを人に見せるための装置として作ったのが、トーマス・エジソンとリュミエール兄弟。

エジソンが開発した装置は一人しか見ることが出来ないのに対し、リュミエール兄弟は大きなスクリーンへ画像を投影する装置を開発、一度に多くの人が映画を見ることを可能にした。現在の映画館(フィルムの映画館)と同じ施設を作り上げた。
ここから映画制作が始まる。

初期の映画作品
リュミエール兄弟が自らが開発した装置で
上映するため制作した映画、数作品を講師の
解説で紹介。

映画は、ストーリ性を持つものではなく日常の中の人々等、日常の風景を撮影したもの。しかし、中には、コマ撮りやコメディー風の作品もあり、既にこの時代から映画の可能性を探っていた様に思えた。

講師から初めての動く映像に、当時の観客が驚く様子が紹介された。
汽車が駅のホームへ入ってくる場面では観客は思わず汽車を避けたとの話、当時の観客の驚きが伝わる。

話は、映画誕生から本格的な映画制作へと移る。

映画創世記
次の映画の紹介は、「ジョルジュ・メリエス」が制作した「月世界旅行」。
彼がリュミエール兄弟の映画を見る機会を得、映画の可能性に着目し、制作された初めてのストーリを持った映画である。日常を記録した当初の作品とは全く異なるもの。

この映画が制作されたのが1895年、当時の人達はこの映画を見てどの様に思ったのだろうか。気になるところである。当時、月へ行くことを映画にすると言った発想に驚いた。非日常的な世界を描いたこの作品、映画ならではの一つの世界を作り上げた。

講師の話は、1985年から現代へ。

「ジョルジュ・メリエス」への思い

2011年に制作された映画「ヒューゴの不思議な発明」。
この作品は、現在のアメリカ映画の巨匠マーティン・スコセッシが「ジョルジュ・メリエス」に対する思いを子供向けの作品として制作したもの。

作品は、少年と少女が、「ジョルジュ・メリエス」が制作した映画「月世界旅行」を知ることになり、その映画制作に秘められた謎に迫るもの。

映画の紹介と、現在によみがえる「ジョルジュ・メリエス」を熱く語る秩父氏。

この作品、カメラワークが凄いと思った。カメラが人と共に移動したり、空中を移動し高さや方向を自在に変えながら撮影している。観客の視点を自在に操っているかの様に思える。(この作品3D作品とのこと。)一つのシーンを固定したカメラで撮影していた当初の映画制作とは大きく異なるもの。

今回の講座で、日常の記録からストーリーを持つ映画の誕生の歴史を知り、同時に、様々な試み(撮影技術や映画表現等)がなされていた事を知った。そして、ハード、ソフトを知ることでまた違った面白さが見えてくる様にも思えた。

映画初心者(筆者)にとっても分かりやすく楽しい映画講座でした。
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今回、参加頂きました映画ファンの皆様、ありがとうございました。
映画の世界を楽しく語って頂いた、秩父氏に拍手。ありがとうございました。

本映画講座はまだまだ続きます。次回をお楽しみに。

主催  団塊くるねっと
協力  シネクラブ HIBARI