手塚治虫と日本テレビ動画の資料がNHKで25日に放送されます。

手塚治虫と日本テレビ動画 代表である、下崎 闊の資料「ワンダーくんの初夢宇宙旅行」の映像をNHKにお貸しして、このほど、9月25日にNHK総合(関東甲信越地域)午後7時30分から8時45分
「金曜eye 幻の名作 発掘大作戦!〜あなたの“見たい”がよみがえる 〜」の中で約46年ぶりに放送されます。

 「金曜eye 幻の名作 発掘大作戦!〜あなたの“見たい”がよみがえる 〜」は、NHKが保存していなかった映像を発掘する番組。
かつては放送用のテープが高価で、テープを使い回していたため、保存されていない映像も多かったといい、
NHKは約2年前から失われた映像を発掘するプロジェクトを始動させ、これまで約4000本の貴重な映像が発掘された。

 「ワンダーくんの初夢宇宙旅行」は、アニメと実写を融合した異色の作品で、
少年が不思議な椅子のワンダーくんに乗って宇宙を旅行する……というストーリー。
NHKでは保存されておらず、“幻の名作”と呼ばれていた。
今回、NHKが手塚プロダクションに別件で取材する中、
手塚作品の映像を多数所有する手塚治虫の助手だった下崎 闊さんを紹介され、映像が発掘された。

 発掘されたのは映像のみで、音声が残っていなかったため、監督を担当した杉山卓さんが記憶をたどりながら、台本を再現し、
また、ワンダーくんの声優を務めた三輪勝恵さんがアフレコに参加したほか、
主人公の少年の声は、NHK連続テレビ小説「まれ」に出演している女優の清水富美加さんが担当した。
 このアフレコには、制作担当だった 下崎 闊も立ち会い、アフレコに挑戦した。
うまくいかなかったが、宇宙人なので、せりふは逆回転、事なきを得た。NHK000s右から三輪勝恵さん、杉山卓さん、清水富美加さん、下崎闊代表
同作は約20分だが、番組では約5分が放送される。

貴重な作品です、ぜひ、ご覧下さい。