災害は忘れたころやってくる ‐鬼怒川大水害時の教訓‐

 NPO法人東久留米福祉オンブズの会は、10月27日、午後2時から3時30分まで、
西部地域センター(滝山)第2第3会議室で長尾智恵子氏(特別養護老人ホーム・
けんちの里常務理事・施設長)による講演会を開催しました。

 長尾さんは平成27年9月関東から東北への豪雨で鬼怒川が氾濫したとき、
茨城県常総市にあった特別養護老人ホーム筑水苑の施設長として直接避難指揮をとり
ひとりの事故もなく入所者を救済するとともに、災害後の復興に力を尽くされました。

 東久留米市は黒目川と落合川の一級河川があり、最近の天候を考えると両川の
氾濫も考えられます。長尾さんの経験のお話の中から参考になると思われる点を
いくつか、ご紹介します。

 災害の発生が考えられる場合、その地区の防災無線で知らされますが、
災害時の発令の種類は避難準備情報(避難準備・高齢者等避難開始)
避難勧告
避難指示(緊急)
避難命令
しかし身の危険を感じた場合は避難開始すること。

● 迅速に行うためには、常日頃ハザードマップ等で自宅などの危険度の把握と
   避難場所および道程(できれば何種類か)を把握しておく。
● 避難訓練に参加し、体験しておく。
● 水‐できるだけ多く。水害の場合、水はあっても絶対に飲めない。
● 傷への対応(バンドエ―ド等)。水害の水はドブの水と同じ。汚物混じりで
   トイレの下水と同じなので傷口がすぐ膿む。
● 食事・器具→食事は食べたあと食器となるものがよい。また、備蓄は炭水化物が
   多いので、乾燥野菜などの野菜類を用意する。

● 排泄→携帯用簡易トイレ(大便は個体化できるものがよい)。
● 懐中電灯(多め)→停電が長びくかも知れない(LEDのラタンなど)
● ラップ、新聞紙、タオル、ぬれティッシュ、ビニール袋、ペットボトル
   (水筒代わり)などあると便利。

(東久留米 いち)

写真:長尾さんの話を熱心に聞く聴講者