第39回市民みんなのまつり農業祭・商工祭 秋晴れのもと大盛況

第39回「市民みんなのまつり農業祭・商工祭」が11月10日(土)正午から
午後5時と11日(日)午前10時から午後4時の2日間開催されました。
秋晴れのもと会場では特産品の即売会はじめ、各種模擬店、市役所ステージでの
ダンスや伝統芸能の発表など多数のイベントが行われ2日間、終日大盛況でした。

 農業祭は植木の品評会と販売(西口北公園)、農畜産物品評会、野菜の宝船、
市民農園コーナー、柳久保小麦PRコーナーなどが市役所1階屋内外広場に設けられ、展示品は11日午後販売され、たちまち売り切れの大好評であった。

 商工祭は商品・産業展示会、物品販売、飲食模擬店が出展社自慢の商品や製品を展示、また模擬店ではお祭り定番のチョコバナナ、焼きソバ、お好み焼き、フランクフルト、綿菓子などが出店し、長い行列が出きていた。

 

 またイベントでは小学生による和太鼓演奏や団図、伝統芸能である柳窪囃子連の「お囃子」、南沢氷川神社大太鼓、岩手県岩泉町伝統芸能の中野七頭舞などが披露され、やんやの把手であった。
会場は市役所及び東久留米西口間のまろにえ富士見通りで、10日は正午から5時、11日は午前10時から午後4時まで交通規制があり「歩行者天国」で参加者の中には車道に陣どって飲食、おしゃべりを楽しむ人達もあり、秋の市民祭りは大にぎわいであった。

 お祭りの最後は東久留米の安全を守る東久留米市消防団ほかの「ファイヤーマンパレード」で締めくくられた。

 

 

(東久留米 いち)

災害は忘れたころやってくる ‐鬼怒川大水害時の教訓‐

 NPO法人東久留米福祉オンブズの会は、10月27日、午後2時から3時30分まで、
西部地域センター(滝山)第2第3会議室で長尾智恵子氏(特別養護老人ホーム・
けんちの里常務理事・施設長)による講演会を開催しました。

 長尾さんは平成27年9月関東から東北への豪雨で鬼怒川が氾濫したとき、
茨城県常総市にあった特別養護老人ホーム筑水苑の施設長として直接避難指揮をとり
ひとりの事故もなく入所者を救済するとともに、災害後の復興に力を尽くされました。

 東久留米市は黒目川と落合川の一級河川があり、最近の天候を考えると両川の
氾濫も考えられます。長尾さんの経験のお話の中から参考になると思われる点を
いくつか、ご紹介します。

 災害の発生が考えられる場合、その地区の防災無線で知らされますが、
災害時の発令の種類は避難準備情報(避難準備・高齢者等避難開始)
避難勧告
避難指示(緊急)
避難命令
しかし身の危険を感じた場合は避難開始すること。

● 迅速に行うためには、常日頃ハザードマップ等で自宅などの危険度の把握と
   避難場所および道程(できれば何種類か)を把握しておく。
● 避難訓練に参加し、体験しておく。
● 水‐できるだけ多く。水害の場合、水はあっても絶対に飲めない。
● 傷への対応(バンドエ―ド等)。水害の水はドブの水と同じ。汚物混じりで
   トイレの下水と同じなので傷口がすぐ膿む。
● 食事・器具→食事は食べたあと食器となるものがよい。また、備蓄は炭水化物が
   多いので、乾燥野菜などの野菜類を用意する。

● 排泄→携帯用簡易トイレ(大便は個体化できるものがよい)。
● 懐中電灯(多め)→停電が長びくかも知れない(LEDのラタンなど)
● ラップ、新聞紙、タオル、ぬれティッシュ、ビニール袋、ペットボトル
   (水筒代わり)などあると便利。

(東久留米 いち)

写真:長尾さんの話を熱心に聞く聴講者