頑張っているモグラ

1月9日、朝、前日のみぞれに続く雨も上り、雲一つないすがすがしさ。家の前の黒目川のしんやま親水広場を歩いていると、路傍の草むらに点々と直径30センチほどの盛り土が目についた。

モグラ(土竜)の作ったもので、数えて見ると30数個あり、距離は約30メートルに及んでいた。
これまでモグラの土盛りは見かけていたが、一度にこんなに沢山見たのは初めて。さっそく写真に収めてみた。

モグラはモグラ科のほ乳動物。土の中に穴を掘って暮らしていて、昆虫の幼虫やミミズなどを食べている。農作物に害を与えるとして農家の人には嫌われている。穴を掘った土を地上に押し上げるので、それが盛り上がって見える。子供のころ田舎にいて、畑で見ることはあったが、30メートルも掘ったのは驚きである。

1月16日、働き者のこのモグラは更に掘りすすみ、遂に100メートルもトンネルを掘り進んだ。今年の干支は戌(イヌ)。イヌも頑張るがモグラも頑張っている。
人も頑張らねば。

(東久留米 いち)

【写真】
モグラの穴掘りで盛り上がった土の様子。1月16日現在、もっと掘り進み、モグラのトンネルは延長、100メートルに及んでいる。

足元の冬(霜柱)見つけた!

年末の自然観察の折、見ることの少なくなった『霜柱』が目に入ってきました。「土が露出している場所」と「地中の水分」、「氷点下の寒さ」この三つの条件がそろわないと現れません。
子供のころに霜柱を踏みしめた記憶がよみがえりました。

※昨年12月30日市内を流れる立野川上流部で撮影。〔H.shimo〕