ギャラリー青の谷⑤


日一日あじさいの色濃くなりぬ
遊庵

あじさいの色が日一日と濃くなっています。

 

なでしこや凛と咲きたり増す白さ

夕闇になでしこが凛と咲いていました。

 

燃える空夏の夕暮れ鳥の声

夜の部が始まる前の夏のひと時、華やかなショーの始まりです。

「しんやま親水広場」は鳥たちの天国

黒目川が久留米西団地内を流れる約620メートルは「しんやま親水広場」とし、水辺の道は散歩道として市民に親しまれています。
その道端に大きな桑の木が十数本自生していて桑の実が熟し出しています。実は始めは緑色ですが熟すと紫色になります。

 

童謡の赤トンボの「♬山の畑の桑の実をお篭につんだは幻か...」のように子供の頃よくつんで食べました。太平洋戦争終戦の頃、甘いものは無く、甘い桑の実はごちそうでありました。
甘い桑の実はムクドリ、ヒヨドリにとってもごちそうであるらしい。特にムクドリは太陽が上がり始めると集団でやってきて、終日、枝から枝へ飛び移り、大にぎわいで楽しそうに鳴きながらついばんでいます。
しかし熟した桑の実は枝離れがよく、鳥がゆするたびに落下します。半分以上が地上に落ちてしまうのですが、落ちた実は鳥たちは食べません。
それに鳥自身の落し物もあり、道は汚れます。

だが、やさしい東久留米の皆さん、散歩の途路、近くのベンチに座り、元気一杯に鳴きながら飛び回る鳥たちを眺め、大目に見てやってください。
この鳥たちの天国も2週間くらいで実を食べつくし終わります。
あとは梅雨の雨がきれいに洗い流してくれます。

 写真は「たわわに実をつけた桑の枝」

 

東久留米・いち