本町「常盤学舎」で新成人お祝い餅つきが行われました

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司馬遼太郎著「坂の上の雲」の主人公、秋山好古・真之兄弟にゆかりの「常盤学舎」について以前、「くるくる」で取材させていただいたご縁で、新成人お祝いの餅つきにお声をかけて頂きました。
増田舎監のもと、寮生約20名が東久留米生活を送っています。

 

 

 本部の松山「常盤同郷会」と同様、毎年年初の行事です。

臼、杵は当学舎が東久留米に移ってきた当初以来、近所の園芸店が提供してくれているのだそうです

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 若い力多勢による餅つきですから、アッと言う間につきあがっていきます!
お餅のきめの細かさも「プロ」級です。

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 新成人の4名です。張り切りも、ひとしおのものがありました!!

近所に住む前舎監の山田さんは(作家、大江健三郎さんとは同期だそうです)東久留米での第一期生です、現舎監とともに郷里の大先輩ですから、相談もしやすいのでしょうね。

 

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 増田舎監は、大いなる期待をこめてのお祝いの言葉に加えて、”インフルエンザと仲良くしないように・・・”。 そうそう彼らには、これから各学年最後の試験が待っているのです。

”今日、本部で知事、市長が参加してのお祝いの餅つきが行われている” ことも伝えられました。伝統の重みとともに、受ける期待をひしと感じました。

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秋山兄弟生誕地にある「常盤同郷会」本部です。

「常盤同郷会」は、明治初期に旧松山藩主・久松定謨伯爵が郷土の学生に学資と宿泊設備等を提供するための育英団体「常盤会」がもととなり、設立されました。

東京支部は、当初、東大前本郷真砂町にありましたが、(正岡子規も舎生の一人です)、戦後の混乱期に一時期休止、昭和30年5月に、東久留米で「常盤学舎」として、愛媛県の学生が東京の大学に学ぶための寮を復活したものです。

東久留米では、60年の歴史があり、OBは1000人を超えています。

 
      市民レポ-タ- 球歩 

          (写真は、みなさんの了解を得て掲載しています)