くるくる保健室No .21『御塩とのご縁!塩梅はいかがですか?』

くるくる保健室Noなし

 

これまでに、くるくる保健室には油・水について寄稿させて頂きました。
私が考える健康に影響を与える身体にとって必要な食材の最終章「塩」について今回はお話しさせて頂きたいと存じます。
この記事がアップされる頃には梅雨も明けおそらく夏本番といった頃になるだろうと予想されます。(この記事を書き始めた日は平成30年6月14日)
きっと、巷では熱中症に氣を付けるようにと各メディアこぞって発信しているでしょうね。「充分な水分と塩分をしっかり摂りましょうね!」と水分はナチュラルミネラルウォーターがいいですしそこに塩分の入ったスポーツドリンクを摂取すれば一石二鳥になりますよね。
しかし、塩分と言っても非常に抽象的ですし解っている様でいまいち的確に答える事が出来る人は少ないのではないでしょうか。出来る事なら身体が元気になるいい塩を摂って病気に罹りにくい塩分を摂取したいですよね。(今年の梅雨明けは観測史上初めて6月中に明けてしまった(泣)実際は6/28でした。早くこの原稿を書き上げアップせねば・・・急げ~)

 

それでは冒頭から皆さんに質問です。 「高血圧は減塩すれば治りますか?」

世の中は減塩ブームがかなり続いております。最近では減塩醤油や減塩味噌等がスーパーの調味料売場の棚を席巻しております。個人的には塩分12%以上の塩っ辛い梅干しが好きなのですが、減塩ブームのおかげでそんな塩っ辛い梅干しを探すのが一苦労です。

日本人の食事摂取基準では塩分の摂取を男性1日8.0g未満女性7.0g未満を目標に設定しており、実際の塩分摂取は平成25年の国民栄養調査では男性1日11.1g女性9.4gでかなり目標量を上回った摂取量になっております。これでは、日本人の高血圧罹患率は上昇の一途をたどるに違いないですね?!

 

我々の身体の約60%以上は水から出来ていると言われておりますが、その成分には塩氣が含まれております。涙や汗はしょっぱいですし胎児がお腹で過ごす羊水もしょっぱいそうです。
遙か大昔、生命は海から生まれたと言われています。我々ヒトも魚だったと言われていますよね!「海」という漢字は「水」「人」「母」と書きます。すなわち、「塩」とは=『いのちの源』そのものなのです。ですから、世界中の文化において塩を使った儀式が多数存在し邪気というプラスの電荷を帯びた有害なエネルギーを追い払うために塩が撒かれました。
日本では玄関に盛り塩をして結界を張ったり、神棚にはお酒と水、塩を太古の昔からお供えしておりました。科学的には塩の持つマイナスの電荷が邪気を中和させるために行っていた宗教的な儀式だったそうです。
また、昔の人達は体調を訪ねる時に「○○さん、最近塩梅はどうかい?」と訪ねていたそうです。これは、言い換えると最近のあなたの塩氣は足りていますか?と聞いており、どうやら我々の身体と塩との関係は切っても切れない密接な関係がありそうですね。

 

それではここからは、身体にとって大切ないい塩とは一体どんな塩なの?という事でお話を進めさせていただこうと想います。
先ずは「塩」についてきちんと定義しておかなければなりませんので、おそらく、ほとんどの人が「塩」と「食塩」は同じものだと思われているでしょう。また科学を勉強された人は、「食塩とは塩化ナトリウム(NaCl)のことである」と認識されていると思います。広辞苑によりますと、「塩とは塩化ナトリウムの俗称である」と書かれてあります。
しかし塩には、塩化ナトリウムだけが含まれているわけではありません。
古来、日本において塩は海水をまるごと凝縮して作るものでした。そうやってできた塩には主成分である塩化ナトリウムのほかに、所謂「にがり」の成分である塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、塩化カリウムや硫酸カルシウムなどの少量成分が含まれていました。 また、そういう塩には微量成分として、塩素、カルシウム、リン、イオウ、カリウム、マンガン、アエン、コバルト等の海水中の様々なミネラルが含まれています。
フランスの生理学者にルネ・カントンという人がおりますが、カントンはすべての病気は、体内環境の「ミネラルバランス」の乱れから起こると考え、そしてこのミネラルバランスを整えれば、病気が治り、健康を維持できるという説を唱えました。そして、正しいミネラルバランスとは我々の生命が発生したころの「古代海水」に求めたのでした。
体内を流れる血のことを「血潮」といいますが、我々ヒトはこの血潮を通して、遠い古代の海と繋がり、海のミネラルが凝縮した海のエキスとして塩を摂取し生体のミネラルバランスを維持したのです。この様々な「海のミネラルの集合体」これこそが、日本の「本来の塩」と言っても過言ではございません。
それでは、いつ何故に「ミネラルの集合体=本来の塩」だったものが「塩化ナトリウムの俗称」になってしまったのか?というと・・・。昭和46年(1971年)法律によって、塩田による伝統的な塩の製法が廃止され、「イオン交換膜法」という、化学工業的な製法に切り替えられました。この方法では、海水中のナトリウムイオンと塩素イオンを抽出することを目的としているため、塩化ナトリウムの純度が高くなりやすく、大切な少量・微量のミネラルは排除されてしまいます。

明治時代、塩の専売制度を始めた時に、「塩=塩化ナトリウム」と考えたことが、「塩化ナトリウムの純度が高いほど高品質な塩である」という迷信を作り出してしまい、しかも、このとき同時に「塩化ナトリウム以外のミネラルは不純物である」と誤った認識が広まってしまいました。
しかし、その不純物こそが生き物にとって「有用なミネラル」なのです。塩の主成分は塩化ナトリウムですが、それはあくまでも主成分であって、「塩そのもの」ではありません。
ここでまとめますと、「塩」とは、海水を自然に凝縮したもので、塩化ナトリウムだけではなく、海水中の様々なミネラルをバランスよく含んだものを塩と云うのに対し、「食塩」とは、塩化ナトリウムの純度が高くて、殆どほかのミネラルを含まない塩または塩化ナトリウムそのものを指します。
古今東西、塩は世界中で大切にされてきました。古代ローマ時代の兵士の給料は塩(sal)と云われ、英語のsalary「サラリー」はここから由来しておりますし、日本でも、生活を立てるのに必要な費用の事を指す「米塩の資」という言葉がありますし、戦国時代には海のない甲斐の国で駿河からの塩の道が断たれた時、塩がなくては生きて行けぬと領民がパニック状態になったそうです。ところが、我が田舎の英雄である上杉謙信が仇敵だった甲斐の武田信玄に塩を送ったという話は皆さんも「敵に塩を送る」として、後世によく伝わっているお話しですので勿論存じ上げていますよね!それだけ塩と云う物質は我々ヒトにとって大切な生命そのものだったのですね。

 

元・名古屋市立大学教授の青木久三先生は『逆転の健康読本』より「減塩信仰が新しい病気『塩なし病』を生み出している」と述べており、塩の摂りすぎよりも、塩の不足の方がむしろ心配されております。

下記の症状があれば✔をいれて下さい!

□体が冷える
□よく下痢をする
□立ちくらみ
□めまい
□無力感
□手足のしびれ
□酷い物忘れ
□熱中症

これらの症状に1つでもチェックの入った方は塩分不足を疑います。

しかしながらこれらの症状が出ていても塩の不足から生じている症状だと分かっている人氣付いている人は非常に少ないと想いますし、またそれを指摘して下さるお医者さんも非常に少ないというのが実状ではないでしょうか。

先程からも再三述べている様にここでいう「塩」とは食塩(塩化ナトリウム)ではなく、海水に含まれているミネラルを凝縮した「海のエキス」のことであるという事は今回のお話しの最大のポイントですのでお忘れなく。
塩の主成分はナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、塩素、イオウです。
これらのミネラルはチームで働いて、我々が生きていくうえでとても重要な下記のような生理機能と関係しています。

①体液量や水分の調整
②体液の浸透圧を一定に維持
③体液のphを弱アルカリ性に調整
④血圧の調整と血液の循環
⑤食物の消化と栄養の吸収
⑥神経の興奮と鎮静
⑦筋肉の収縮と弛緩
⑧有害物質の解毒

我々地球の生命体は海から生まれ、陸に上がる様に進化した際に海を体内環境に取り込んできました。だから血液や体液のミネラル成分は海水に極めて近いのです。だから塩が不足すると、血液の塩分濃度が薄まり、貧血状態になります。体内環境が乱れると、赤血球なども住みにくくなるのです。極端な塩の不足は死に直結します。
ですから、我々の身体には塩分を恒常的に保持しようとするシステムが強力に働いております。口から摂取した塩分は必要なだけ吸収され、さらに腎臓において足りない塩分は回収され、余分な塩分は排泄する仕組みになっております。人体にとって塩がいかに大事なものか。それは身体の仕組みに現れているのですね。

 

<熱中症対策>

まさにこれからの季節は炎天下でスポーツをしたり、労働をしたりすると、「熱中症」になることがあります。熱中症も重度になると死に至りますので、特に子供やお年寄りは氣を付けなければなりません。
熱中症にもしなったときには、まず、「水分を補給しよう」といわれますが、実際は水分だけ補給していてもダメで塩分の補給が大事です。水分を補給して塩分をとらないと、どうなるかといいますと、血液の塩分濃度が薄くなり、身体は血液の塩分濃度を一定に保とうとするため、さらに水分を汗や尿として体外に排泄しようとします。そうなるとさらに水分が少なくなり、脱水症状を起こして、熱中症が重症化することになり、中には熱痙攣を起こすこともあります。
最悪の場合は死亡するというケースになり毎年何人もののお年寄りが亡くなったというニュースが流れますよね。ですから熱中症の回復・予防には、水分だけではなく塩分の補給をお忘れなく!薄い塩水を飲んだり、水と共に塩を舐めたりと言ったことを心掛けて下さい。
若者に人気のスポーツ飲料は、水分と塩分の補給は出来便利なのですが、糖分を大量に含んでいる為ペットボトル症候群に罹りやすくなるためあまり推薦できません。
聞いた話なのですが町のお蕎麦屋さんはお客さんの服装を見て例えば作業服を着ている若者であればそばつゆを濃いものにしたり、スーツ姿のサラリーマン風の方にはやや薄めのそばつゆを出したりとその方々のお仕事や生活様式を考慮しながら微妙にそばつゆの濃度を調節しているという事ですし、この話は僕が実際体験した体験談ですが、先日ウルトラマラソンというレースに出場した時の話で気温も30℃を超えてきますと汗を多量にかき喉がカラカラで熱中症の症状が出現し筋肉も痙攣してくるし手指も痺れてくるといった状態に陥りました、勿論水分を身体は欲しがっておりましたがそれよりもまして塩分を欲していたという事が身をもって分かりました。途中のエイドステーション(給水所)で頂いたスイカに塩を振りかけて食べたところ一気に身体がしょぼくれて縮んでいた感じだったのがメキメキと大きく細胞の隅々にまでエネルギーがスッート行き渡る感じが体感出来まして、無事に100㎞を完走することが出来ました。
ここで、我々ヒトには水分は勿論大切ですがそれよりまして塩と云うミネラルが重要なんだなぁとつくづく想った次第であります。
もう一つ体験談、この時期には塩辛い塩分が15%前後の梅干しを毎日一粒食べるといいですね!梅干しはクエン酸豊富に含まれておりますし夏バテ対策食品としては超おすすめですよ!!

 

<塩と様々な病気との関係>

①塩と精神心理

塩不足になるとヒトはまず無気力になります。昔の中国では戦いに出兵する兵士に塩を食べさせる事により兵士は元気になり勇敢に戦ったそうです。戦いが終わると、今度は逆に食事から塩を抜く事で兵士をおとなしくさせ上官のいう事を素直に聞かせ村人に乱暴することも無くなったそうです。
この様に塩が人間の精神心理に与える影響は計り知れませんし、大相撲の力士が取組前に塩をまくのは、儀式というだけではなく、精神高揚の為でもあるといわれております。
また、昨今すぐキレるとか、引きこもりの若者が増えております。いつもはおとなしいけれど、ときどき狂ったように暴れるとか、静かな人が急にキレるというのは、意外にも塩不足が一因かもしれません。
また、対人恐怖症やうつ病も増えておりますが、これらも塩不足が一因ではないかと言われております。悪質ないじめや少年犯罪も続々と報道されております。他方では子育て中の親御さんたちも、育児ノイローゼや虐待など、心を病んでいる人が増えております。
その原因は一体何なのか?よく社会環境の悪化や人間関係が希薄になったことが挙げられていますが、理由はそればかりではありません。体内環境の乱れも大きく関係しているだろうと想像されますし、心の問題と思われていることも、実は体内環境の乱れによる体の問題であって、家庭環境や生活環境などの外部要因は付随的なことに過ぎなかったというケースさえもあります。

 

②塩と骨との関係

近年、子供の骨が脆くなっている事が問題になっています。道端で軽く転んで手を突き骨折した、走っていて急に止まっただけで骨にひびが入ったなど、到底信じられない事が起こっております。
実際、各都道府県の調査でも、子供の骨折率はこの10年間で1.5倍に増加しているそうです。骨と言えばカルシウムを想像しますが現代っ子はカルシウム不足によって骨折しやすいのだときっと皆さんも想っているに違いありません。
しかし、骨はカルシウムだけでできているわけではなく、骨に含まれるミネラルはカルシウムの他にも、マグネシウム、ナトリウム、リンなどがあります。骨はまさにこれらのミネラルの貯蔵庫の役割も果たしています。体内ミネラルが不足すると骨から溶け出してくるし、逆に多いときは骨に貯蔵しておくわけです。骨が弱くなるのはカルシウム不足ばかりで理由ではなく、そのほかのミネラルの不足も原因のひとつと考えられていますが、中でもカルシウムと対になって働くマグネシウムの不足は重要です。マグネシウムは純度の低い塩に多く含まれる「にがり」の主成分です。先ほどから「ミネラルバランス」という文言を何度も使っておりますが、もう少し詳しく話しますとナトリウム⇔カリウム、カルシウム⇔マグネシウムは、それぞれがお互いの働きを助け合うパートナー的存在で、どちらか一方が過剰になったり、不足したりすると、相対的なバランスが崩れます。
例えばカルシウムが不足すると、相対的にマグネシウムが過剰になります。足りないミネラルは、貯蔵庫である骨から溶け出して補給するわけですから、最後には貯金がつきて、骨が脆くなってしまうのです。カルシウムだって単独に摂りすぎると、パートナーのマグネシウムの溶出を促しかえって骨が弱くなると考えられます。ミネラルがバランスよく貯蔵できてこそ、骨が丈夫になるのです。砂糖が歯だけでなく骨も脆くする理由は、砂糖によって酸性化した血液を中和するため、骨の成分であるこれらのミネラルを消費するからなのです。

 

③塩不足と冷え性

塩には身体を温める作用があります。元々東洋医学では塩は身体を温める陽性食品の代表とされています。冷え性の民間療法に風呂に粗塩をひとつかみいれる塩風呂、または塩を溶かしこんだお湯に足をつける足湯があります。塩は我々の身体を温める為に欠かせない栄養分なのです。行き過ぎた減塩をしている人、または相対的に塩不足になっている人は、必ず身体が冷えます。もしもあなたが冷え性に悩んでいるなら、思い切って、塩をしっかり摂ってみて下さい。

 

④塩と免疫力

冬場になると毎年流感に罹る人がいるかと思えば、もう何十年と風邪などひいたことがないという人もいます。果たしてこの違いは何なのか?まさしく「免疫力」の違いなのです。
塩不足は低体温を招きます。日本人の低体温化が叫ばれて久しく現代の日本人の平均体温は35度台の低体温の人が増えております。体温が下がると、新陳代謝悪くなり、免疫力が格段と下がり、免疫力が落ちるとまずやたらと風邪を引きやすくなります。それが次第に風邪だけではとどまらずあらゆる病気を引き寄せてしまうのです。
癌をはじめとした生活習慣病、アトピー性皮膚炎などのアレルギー、膠原病などの難病・・・。我々日本人が正しい塩をきちんと摂らなくなって以来、様々な病気がどんどん増えている現在、これらの病気の広がりと「塩不足=低体温=免疫力低下」という公式が成り立つのではないでしょうか。また、塩は漬物や塩蔵品などの保存食に使われることからもお分かりのように、非常に殺菌力や抗菌力に優れている為、それだけにいい塩を摂ることによってバイキンや風邪などのウィルスに負けない身体づくりが出来るのです。
アトピー性皮膚炎の話が出ましたので補足させて頂きます。近年、海水浴でアトピーを治すという療法が注目されています。アトピー患者に積極的に海水浴を薦めているお医者様もいます。なぜ、海水浴をするとアトピー改善効果があるのでしょうか?何といっても、海水のミネラルがチームで働いて、細胞を活性化する事が挙げられます。
また、日光の紫外線の効用やストレス発散の効果なども考えられます。海水浴から転じて、風呂に海水を入れたり、塩を溶かして用いる「塩療法」などもあります。東邦大学医療センター大橋病院皮膚科診療部長の向井秀樹先生は、多くのアトピーの子供たちに試したうえで、塩療法は薬を用いてもなかなかかゆみが取れないようなアトピーの患者さんにとって非常に有効で、しかも手軽に出来る補助療法になり得ると『アトピーの「かゆみ」をとる塩療法』(講談社)で述べておられます。
海水や塩が傷を修復し、炎症をしずめるというのは、伝統的にいわれてきたことですが、さらに海水やミネラルバランスが整った塩液にひたすことによって、細胞を活性化させ、新陳代謝がさかんになり、傷を早く修復させる効果があるのです。

 

⑤塩不足と生理痛

生理痛や子宮内膜症などに悩む女性も近年、非常に増えているようです。生理というのは、女性にとって月に一度の子宮の浄化であるわけで、それは自然がくれた天然のデトックスでもあります。
こうした女性特有の症状を昔から「血の道」とか「血の病」というとおり、生理痛などは血液の「質」に関係しています。普段から塩気のきいた綺麗な血液をつくることが大切です。子宮内膜症についても同じことが言えます。要は血液をつねに清浄にしておけば、生理中も快適でいられるという事です。
また生理痛は先に挙げた冷え性とも関係が深く、冷え性の人はたいてい生理痛にも苦しんでいます。血の巡りをよくし、冷え性を治したら、自然と生理痛が改善していたというケースはとても多いとの報告がございます。

 

<塩不足で起こる症状etc.>

上記の様に塩の不足は様々な症状を引き起こし色々な病気を招きます。以下、まとめて列挙してみます。尚、塩不足は下記の様な症状の原因になりますが、塩不足だけが原因とは限らないので、ご留意下さい。

□食欲不振
□しゃっくり・げっぷ・吐き気
□下痢・便秘・腹痛
□胃下垂・胃弱・胃潰瘍
□貧血・低血圧・めまい
□冷える・寒がる
□頭痛・肩こり・腰痛
□動悸・息切れ
□性欲減退・インポテンツ
□生理痛・生理不順・不妊
□抜け毛・フケ・歯茎からの出血
□筋力低下・倦怠感・無気力
□ストレスに弱い・怖がり
□物忘れ・認知症・うつ・引きこもり
□視力低下・ドライアイ
□浮腫み

 

<血中4大ミネラルの相関拮抗関係>

*ナトリウム(しめる・硬くする・温める)⇔カリウム(ゆるめる・軟らかく・冷やす)
*カルシウム(しめる・硬くする・温める)⇔ マグネシウム(ゆるめる・軟らかく・冷やす)
何らかの理由で体内のミネラルバランスが乱れると、この相関拮抗作用がうまく作動しなくなり、例えば胃の場合、細胞がゆるみっぱなしになると「胃下垂」になりますし、腸の場合はゆるみすぎると「下痢」、しまりすぎると「便秘」になります。しかし、慢性的なゆるみからくる便秘もあのます。この場合は、腸の力がゆるんで押し出す力がないために起こります。(現代の日本人、特に女性にはこちらのほうが多い)
また先ほどの生理痛もそうですが、内臓の痛みはすべて「温める力」が弱いか、「冷やす力」が強いから起こると考えていいと存じます。つまり痛みを伴う症状の多くは、塩不足に起因しています。塩不足で起きる症状には、ゆるむ・だるい・しびれる・冷える・痛い・力がない・血の気がない・怖がる・忘れる・ボケる・・・といった特徴があります。
先程お話しした自分の体験談の中でスイカに塩を振りかけて食べたら身体が見る見るうちに元気になったというのはスイカというカリウムに富んだ野菜にナトリウムを振りかけたことによって身体が中庸のバランスを保つことが出来、崩れていた体内のミネラルバランスが整ったのだと想います。しかしおばあちゃんの知恵袋ではありませんが、昔の人達は化学的根拠などなくてもちゃんと経験と体験で身体に良いことは何でも知っているんですね!

 

<塩の原料>

①海水
日本では、昭和46年の塩田廃止によって、海水から生産する塩の量のほとんどをイオン交換塩が占めています。しかし世界的には、天日塩田で生産される天日海塩が大半を占めています。

②海塩
海水から作った塩は直接に使うほか、他の塩の原料にも使われます。メキシコやオーストラリアの乾燥地帯で生産された天日塩が日本に大量に輸入され、精製塩やにがり補足再製塩の原料になっています。

③岩塩
地殻変動により、陸に閉じ込められた内海が干上がって、地中にうもれたものといわれています。そのまま食べられる高品質なものほど、塩化ナトリウム純度が高い場合が多いです。日本にはありません。

④湖塩
多くの湖塩は、岩塩が雨水や地下水で溶けて溜まったものといわれています。湖塩はこれが干上がって結晶化したものです。これも日本にはありません。

 

<代表的な塩の製法>

①イオン膜・立釜法
イオン交換膜と電力で海水を濃縮し、立釜で加熱蒸発して結晶させる方法。イオン交換膜は日本伝統の塩田にかわる海水濃縮装置として開発され、現在も旧専売塩のメーカーがこの方法で大量生産しています。この製法は塩ではなく塩化ナトリウムを作ることを目的としており、イオン交換膜により海水のミネラルバランスが崩れるので、ミネラルバランスのとれた伝統海塩を生産することは出来ません。

②天日・平釜法
塩田と太陽熱や風力などで海水を濃縮し、平釜で加熱蒸発して結晶化させる方法。日本の伝統的な製塩法で、伝統海塩のメーカー数社が採用しています。この製法は伝統的に実績があるばかりではなく、製造過程において太陽や風などの自然エネルギーを利用できるというメリットもあります。

③平釜法
最初から平釜で加熱蒸発して海水を濃縮し、火力で結晶化させる方法。多くの伝統海塩のメーカーが採用しています。燃料を多量に消費するのが難点です。

④逆浸透膜・平釜法
逆浸透膜と圧力で海水を濃縮し、平釜で加熱蒸発して結晶化させる方法。海洋深層水塩メーカーなどが採用しています。本来、逆浸透膜は淡水化装置ですが、最近、製塩業界では海水濃縮装置としても使われるようになりました。

⑤平釜・噴霧乾燥法または加熱ドラム法
海水を平釜で加熱蒸発して濃縮し、加熱した空気とともに噴霧したり、加熱したドラムに吹き付けたりして結晶化させる方法。数社が採用しています。にがり分の調整が難しい。

⑥天日法
塩田で海水を濃縮し、最後まで天日で蒸発して結晶化させる方法。海外で多く用いられています。天日塩田は日本では気候的に難しいのですが、ごく少量ながら、温室式天日法によって国産の天日海塩が生産されています。

⑦採掘法
天然の岩塩や湖塩を掘り出す方法。夾雑物の少ないものはそのまま食用にさります。

⑧採掘法
天然の岩塩や湖塩を掘り出す方法。夾雑物の少ないものはそのまま食用にされます。

⑨溶解・立釜法または平釜法
天日塩や岩塩などの原料塩を溶解し、立釜または平釜で加熱蒸発して結晶化させる方法。精製塩やにがり補足再製塩のメーカーなどが採用しています。現代では、日本を含む先進国の市販塩の多くがこの方法で製造されています。

 

<日本で売られている代表的な塩>

①イオン交換塩
海水を原料とし、イオン膜・立釜法で製造します。代表格は財団法人塩事業センターから発売されている旧専売塩の『食塩』。純度が非常に高く、塩化ナトリウム99%以上と定められています。同じイオン交換塩でも、純度を下げたものもあります。

②精製塩
輸入の天日塩を原料とし、溶解・立釜法で製造します。代表格は財団法人塩事業センターから発売されている旧専売塩の『精製塩』。その名前の通り科学的に精製されており、塩化ナトリウム99%以上と定められています。

③伝統海塩
日本の海水を原料とし、天日・平釜法などで生産します。純度はメーカーによってかなり異なり、塩化ナトリウム以外のミネラルが5%前後のものから10%前後のものまであります。食用塩公正競争規約が施行される以前には、長い間「自然海塩」と呼ばれていました。

④にがり補足再製塩
輸入の天日塩を原料とし、おもに溶解・平釜法で製造します。にがりや海水を加えて少し純度を下げた塩。成分はメーカーによってやや異なります。

⑤岩塩
岩塩を採掘して粉砕するか、岩塩層に水を注入して溶解し、立釜法などで再結晶します。

 

<身体にとってのいい塩とは>

上記では塩の原料、製法、市販塩についてご紹介いたしましたが、身体にとって健康を維持できて益々元気になる塩とは一体どんな塩なのでしょうか!?
やはり、生命にとって必要なミネラルをすべてバランスよく含む海水から直接生産し、海水の有用ミネラルを十分に、バランスよく含んだ塩がいいことは言うまでもなく、海水から直接生産してこそ、「いい塩」と呼べるものが出来ます。そして、伝統的な天日・平釜法で製塩され、海水だけを直接の原料とした塩がいい塩と呼ばれるものです。

平成20年4月、公正取引委員会や東京都の指導により、塩の表示に関する公式ルールとして「食用塩公正競争規約」が定められました。この規約により、すべての食品に表示が義務付けられている「一括表示」に加えて、食用塩については「製造方法」の表示が義務付けられました。そこには「原材料名」と「工程」を記載することになっています。この表示が徹底されれば、これまで分かりにくかったそれぞれの塩の正体がはっきりします。

また、いい塩の純度は味的には乾燥重量比で5%前後(中純度)が丁度よく、毎日の食事に使用するには、多くても10%前後(低純度)までと思われます。これは、日本の昔ながらの高級塩である「真塩」や「古積塩」の純度とも一致します。

海水を原料に、天日・平釜法などの水分除去法で作られた中純度くらいの伝統海塩は、超高純度の精製塩などとは味がまったく違います。実際になめて比べてみれば、違いは歴然で、伝統海塩は、まろやかで、ほんのり甘みもありとても美味しいです。これは塩化ナトリウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、塩化カリウムなどの塩類がバランスよく含まれているからです。塩の味は、これらの主要な塩類のバランスで決まります。美味しい塩とはスバリ、この五つの塩類のバランスがいい塩なのです。
伝統海塩を少し指にとって、味が感じなくなるまで、ゆっくりなめてみて下さい。はじめは、塩辛いですが、舌で塩味を口全体に回すと、そこに甘味・苦味・旨味など、複雑な味が感じられることでしょう。
我々ヒトの身体は、自然の要求に従って、塩が不足している時には「しょっぱい」ものがおいしく感じる様にできております。自分に塩が不足している時は、同じ塩でもすごく甘く、旨く感じ、塩が足りている時は味がきつく、塩辛く感じるのです。このようにオートマッチックに我々の身体は自律神経の働きによってコントロールされているのですね!

 

<何処の国の塩をチョイスすればいいか?>

平成9年、塩専売制が廃止され、海外から様々な塩が輸入されるようになりました。世界各地の塩を色々取り揃えて、料理によって使い分けている人もいると伺っておりますし、趣味的にあれこれ選ぶのが楽しいというならば、それはそれでいいですね!今では塩専門店なんかも出店しておりますし。(塩屋麻布十番店・まーすやー東京ソラマチ店等)

実利的にはどうか?やはり基本は、国産の伝統海塩を推薦します。少なくとも和食には、日本伝統の塩をお使いください。塩に限らず、食べ物はその国や土地でてきたものを基本にすべきで、その土地で長く食べられてきた伝統的な食品を重視すべきだという考え方があったようです。(身土不二)

その中でも、塩の様な基本調味料は、その成分や味により、その国の食文化や味覚文化に多大なる影響を与えてきました。

ヨーロッパなどの土中にはミネラル分が多く含まれており、水もたいていカルシウムやマグネシウムなどを多く含んだ硬水です。欧米人は水からミネラルが摂取できるので、塩はミネラル分の少ない岩塩でもいいのに対し、日本は火山灰土で土中のミネラルが少ない場合が多いので、水もミネラルを含まない軟水が殆どです。日本人には、水からミネラルが摂取できないので、カルシウムやマグネシウム等のミネラル分が豊富な、純度の低い海塩が必要になるのです。食糧自給の観点からも、日本人は日本で生産された塩を食べるべきではないでしょうか。

 

<塩の摂り過ぎかどうかは身体が教えてくれるよ!>

この梅雨時は接骨院にも「急に足首が腫れてしまった」とか「最近脚の浮腫みがひどいのよ」とかのご相談を特に多く受けます。そのような患者さんのミネラルチェックをすると非常にミネラルバランスが崩れていますので、「塩分が少し足りていないからしっかり塩分を摂って下さいね!」と云うと「内科の先生に塩分制限を受けているし・・・。」や「しっかりって・・・摂りすぎにならないの?」という様なやりとりを患者さんとよく行います。確かに今まで減塩を心掛けていた人にとっては、塩をしっかり摂るのは確かに怖いことかもしれませんよね!しかし、我々の身体には素晴らしいシステムが備わっております。そのメカニズムは先ず塩を摂りすぎますと、喉が渇きます。これは身体が体液の塩分濃度を一定範囲に保つために、水を飲んで調整しようとするからです。食後、とても喉が渇くようなら、それはさすがに塩分の摂りすぎですから、次回からは少し控えて下さい。逆に特に喉が渇かなければ、それでOKというサインです。喉が渇くという以外に、味覚も頼りになります。伝統海塩は、必要な量を摂取しているうちはとても美味しく感じられるのに、必要量を超えると「しょっぱい」というだけではなく、とてもまずくなって身体が受け付けない感じになります。人間には、どんなスーパーコンピューターもかなわない「舌」という有能なセンサーを持ち合わせております。舌で味わった時に、「美味しい」と思ったものが、身体に合ったものです。
塩とか、水とか、そういう原始的なもの、自然なものに対しては、我々の舌は物凄く鋭敏に働いてくれるという、これもまた、我々の身体に備わっている本能のひとつかも知れませんね。しかし、ここで決して忘れないでほしい事がございます。それは、我々の身体に備わっているスパコンなみの優秀なセンサーが時々、麻痺してしまう事があります。
どういう時かというと、精製塩や精製小麦、白砂糖、白米、化学調味料等の純度の高い、不自然なものを大量に摂取しているとセンサーが麻痺して働かなくなるそうです。だから食べ過ぎても歯止めが効きませんし、常習性が生まれます。
ですから「塩をしっかりとる」しいっても、塩化ナトリウムの純度が99%を超える様な超高純度の食塩ではなく、海水のミネラルをバランスよく含んだ、本当に身体が欲している伝統海塩でなければならないという事はこれまで読んで下さった皆さんはもうお分かりですよね!僕は個人的には小豆島から「御塩」という塩を取り寄せてこの季節はトマトやキュウリ、スイカに一つまみかけて食べておりますし、その他、有名な所では「伯方の塩」「赤穂の天塩」「天海の塩」 等がございますので皆様のお口に合うものを是非とも探してみて下さい。

 

<減塩はどうして高血圧症を改善しなかったのか?>

冒頭に皆さんに投げかけて質問の答えがいよいよここで明らかにされるはずです。

確かに我々日本人は2013年に世界187ヶ国の人の食事中の塩分摂取量を比較した研究によると、日本人の1日あたりの塩分摂取量は世界平均の20%以上も多かったですし、高血圧の原因の1位は食習慣です。高血圧になると心筋梗塞や脳卒中のリスクが上昇することは複数の研究によって明らかですし、塩分摂取量を減らしカリウム摂取量を増やすことで心筋梗塞や脳卒中になるリスクが25%下がるとの報告もあります。また、塩分摂取量が多くなると高血圧になるだけではなく、塩分は胃がんの原因になる可能性も示唆されています。欧米人には大腸がんが多いのに対して、日本人や中国人に胃がんが多いのは、日本食や中華料理には塩分が多く含まれることが原因の一つだという説もございます。

現在、日本の高血圧症の総患者数は3500~4000万人、1970年の日本人の一日当たりの塩分摂取量は17gでした。国を挙げての減塩運動のおかげで現在の塩分摂取量は11~12gにまで抑えられるまでになりましたが、いまだに高血圧患者数は50年前と変わっておりません。これっておかしくないですか?塩分の摂りすぎが高血圧の原因ではないという事がこの数値からもはっきりとわかるにも関わらず、巷では塩分の摂りすぎが問題視されているのです。では、果たして高血圧の原因は一体何なのか先程は食生活が原因の1位として挙げましたが、実際は原因が特定できない『本態性高血圧』と呼ばれる高血圧患者さんが9割もこれに該当しております。要するに高血圧の原因はハッキリわからないにもかかわらず、未だに多くの医師は減塩指導をしつつ、対症療法として降圧剤を処方しているといったところが現状です。勿論、この矛盾に氣付き警鐘を鳴らし指摘して下さっているお医者様も増えてきているということも現状でございます。

いい塩(伝統海塩)を摂っていい水を飲んでいれば血圧は上がらないし新鮮な果物と野菜をしっかり摂取しカリウム⇔ナトリウムバランスを維持していれば高血圧症は少なくても予防できるのではないでしょうか。

 

<塩で健康になる・塩で綺麗になる>

※基本のソルトリキッド(10%塩液)の作り方
*用意するもの
伝統海塩20g・水180㏄・広口ビン

*作り方
広口ビンに伝統海塩と水を入れ、よく混ぜる?ボトルなどに作り置きしてもOK

*注意事項
必ず伝統海塩を使ってください。

人によってはソルトリキッドを付けるとしみたり、ヒリヒリするといった反応が出る事があります。多少はヒリヒリしても心配ありませんが、刺激が強すぎると感じるようなら少し水で薄めて下さい。
肌が弱い人、アトピー体質の人、お年寄り、乾燥肌の人は、刺激を感じなくなるまで薄めて使用することをお薦めいたします。普通肌の人も冬場など、皮膚がカサカサするようなら薄めるか、使用回数を減らしてください。
傷や炎症があるときは、塩がしみて痛いのですが、塩には治りを促進する作用もありますし、殺菌作用や洗浄作用もございます。肌は弱酸性に保たれておりますが、ソルトリキッドには悪玉菌を抑え、古い皮脂を取り除いてくれ、身体を清潔に保つ作用もございます。何といっても地球環境にやさしいという点が一番ですね!地球の温暖化があやぶまれるなか、家庭でできるエコロジーに関心が高まっておりますが、界面活性剤入り合成洗剤で洗顔するよりはよっぽど身体にも地球にも塩リキッド洗顔はいいですよ。

*使い方

①先ずは手洗いから

塩液に洗浄効果があるといっても、「ホントに塩だけで大丈夫?」と疑心暗鬼の人もいると想いますので、先ずは手を洗って塩の洗浄効果を試してみましょう。水で手を洗ってから、小さじ1~2杯のソルトリキッドを手のひらに取り、全体になじませます。しばらく両手をもみ合わせます。最後に水で洗い流します。洗い流したあとは、手肌がスッキリ、しかも、しっとりもちもちしていることがお分かりいただけると存じます。顔にお化粧をした時や、肉体労働で汗をかき特別身体が汚れたという時には、専用のクレンジングや石鹸が必要でしょうが、現代において普通に生活する分には、汚れ落としは塩で十分ということが多いと想います。

②全身しっとり、身体の洗い方

お風呂でよく温まってから、ソルトリキッドをこぼさないように少しずつ手に取って、全身を洗います。洗うと言っても、ソルトリキッドをお肌になじませるように、手で塗り付けていくだけです。強くこする必要はございません。でも何かスッキリしないとか、アカが取れたような気がしないという場合は、ソルトリキッドを塗った後で、綿100%タオルをお湯で濡らして、やさしくこすってください。スポンジや化学繊維のあかすりタオルを使うのは、おやめになったほうが賢明です。肌に細かいキズが付いて、痛めるだけです。全身にソルトリキッドをなじませたら、シャワーで洗い流します。脂性の人や皮脂が気になる人は、お湯の温度を熱めにするといいでしょう。これで汚れも落ちますが、これだけでは気持ちが悪いという場合や、汚れがひどい場合は、先に石鹸で洗っておいて、トリートメント的にソルトリキッドを使ってもいいでしょう。タラソセラピー(海洋療法)効果もございます。

③湯上りにたまご肌になる洗顔法

顔も同じようにソルトリキッドで洗顔します。お化粧をしている場合は、先にクレンジングで落としておいてください。ぬるま湯で洗ってから、ソルトリキッドを手に取って、顔全体になじませ、軽く、やさしくマッサージします。特に皮脂の分泌の多い額や鼻の周りは念入りに行いましょう。皮脂が浮き出てくるのが分かると想います。あとはぬるま湯でよくすすいで、皮脂と汚れを落とします。最後に水で洗い、肌を引き締めます。

朝の洗顔もソルトリキッドで行うと、スッキリして気分がいいものです。脂性の人、ニキビのある人は、ソルトリキッドを薄めないで少し多目に使うといいと想います。塩液洗顔を行うと、肌がしっとりうるおい、つやが出てきます。はじめはよく分からなくても、続ければ続けるほど、効果が実感できると想います。女性の方は皆さん、高い化粧品を買ったり、エステに行ったりと、美容にお金を掛けているでしょうが、伝統海塩だけで高級エステにも負けない美肌効果が期待出来るのですから、是非試してみて下さい。

④爽快!フケ、抜け毛も減るヘアケア

ソルトリキッドでシャンプーも出来ます。最初に髪をお湯でよく濡らしておきます。ソルトリキッドを少しずつ手に取って、頭皮に塗り、全体になじませます。次に指の腹を使って頭皮をマッサージします。使い始めの頃は特に、人によっては皮脂がかなり出てきますから、しっかりマッサージしてください。次に毛髪全体にソルトリキッドをなじませます。その後、熱めのお湯でよく洗い流してください。熱めのお湯でないと皮脂がよく取れません。フケ症の人がソルトリキッドで洗髪するとかなり皮脂が出ますから、特に最初はしっかり洗ってください。頭皮に詰まった皮脂が代謝し、新陳代謝がよくなるとフケが徐々に出なくなります。また、塩液でシャンプーをしていると、塩のしめる力で抜け毛が大幅に減るようです。

⑤悩んでいる人はお試しあ~れ!アトピー性皮膚炎

アトピーの方もソルトリキッドをお試しいただきたいと想います。アトピーの人に「塩療法」を薦めるお医者様がいるそうですが、塩水も海水同様に傷を修復し、炎症を鎮める作用がありますから、アトピーの人にもお薦めです。肌に炎症がある時は、ソルトリキッドをしみない程度まで薄めて使ってください。少ししみても、がまんできる範囲なら大丈夫ですが、決して無理はしないでください。肌の調子がよくなってきたら、様子を見ながら濃度を上げていきます。もし治療として行う場合は専門の医師に相談のうえで行ってください。アトピーの場合は、塩液を使用することも大事ですが、伝統海塩をしっかり食べて、体内環境を整えることが先決です。併せて食事も穀物菜食にすれば、より効果的です。

⑥歯周病・口臭の予防に塩歯みがき

塩で歯をみがくのは昔からある方法です。これはソルトリキッドではなく、塩そのもの(伝統海塩)を使ってください。塩には殺菌作用がありますから、口の中がとても清潔になります。また、歯茎を引き締め、歯周病の予防にもなります。歯茎の血行がよくなって、綺麗なピンク色になってきます。特に朝は、塩で歯をみがくと気分もしゃきっとして目が覚めます。塩歯みがきで口臭も取れるようです。

⑦花粉症の季節に点眼・洗眼・鼻洗浄

花粉の季節になると、目薬が手放せないという人がとても多くなっています。また、花粉症対策のひとつとして、鼻うがいを行う人も増えています。塩液で目や鼻を洗うというと「痛そう」「しみるのでは」と思われるかもしれませんが、涙をなめてみると、けっこうしょっぱいものです。体液と同程度の濃度で洗えば、痛みは全くないのです。ここで水1000㏄に対し伝統海塩を10g混ぜて1%塩液を作ります。1%塩液で目を洗う場合は、専用の洗眼カップも市販されていますが、わざわざ買わずとも、家にある小さな器などで十分です。1%塩液を入れた容器を目に付けて、パチパチして洗ってください。目を洗うと涙が流されてしまうのでいけないといいますが、それは真水で洗う場合の事で体液に非常に近い、伝統海塩で作った塩液であれば何の問題もありません。長年に渡って悩んだ慢性アレルギー性結膜炎が、塩液で洗眼したら治ったという人もいらっしゃいます。鼻洗浄は、市販の鼻洗浄器を用意して、薬剤の代わりに1%塩液で洗ってください。

⑧風邪の予防にうがい

1%塩液はうがいにも使えます。風邪の予防に最適です。予防効果を高めるには、2%程度に濃くしてもいいでしょう。家族で使う場合は、ペットボトルなどに作り置きしておくといいと想います。冬になるとテレビコマーシャル等でイソジン等のうがい薬がよく宣伝されますが、是非とも塩うがいをお試しあ~れ!小さい子供たちにも、安心してうがいをさせることができます。塩液ならば万が一、間違って飲み込んでしまっても安心です。

うがいに限らず、体洗いにしても、シャンプーにしても、塩で行えば化学薬品、化学物質を一切使わずにすむということが何よりの利点です。近年、化学薬品の有害性が問題になっています。合成界面活性剤が細胞を壊す、化学物質がアトピーの原因となる、・・・等々、化学物質過敏症もあります。身体のためにはなるべく化学物質は遠ざけたいものです。塩であれば100%身体にやさしい美容法・健康法が実践できますし、塩は人類と地球の救世主といっても過言ではございません。できるところから試して実践ジャーになってください。

 

<実際に塩水を飲んで健康になる>

成人は1日に約2~3リットルの塩水を飲むのが理想です。その際の塩分濃度は0.1%です。(1000㏄の水に1gの伝統海塩を溶かす)心臓疾患、高血圧、腎臓疾患、65歳以上の方は、最初1000㏄の水に対して0.25gの伝統海塩を混ぜてもかまいません。少しずつ慣らして1週間後を目安に1gまで増やして下さい。水は常温のもの、冬であれば温めて飲むのも良いです、真夏であれば冷蔵庫に作り置きをして喉が渇く前にチビチビ飲むのも良いかもしれません。そして、これらにレモンを搾ると飲みやすくなると共にクエン酸やペクチン、リモネン、ポリフェノール成分やフラボノイド成分も一緒に摂取でき疲労回復にも繋がります。塩水を飲むと、殆どの方は、最初、お通じがゆるくなりますが全く心配はいりません。下痢症状が何日も続く場合は、塩の分量を1/4gに下げて少しずつ1gまで増やせばいいのです。稀に手足が浮腫んだりしますが、これは経過とともに自然に消えます。肝硬変や抗癌剤治療を受けている方は、塩水療法に理解のある医師とご相談ください。飲むタイミングで特に重要なのが起床時に飲む塩水と就寝前に飲む塩水です。ヒトは就寝中に水分を失い、この失われた水分を補わないと日中に活動するエネルギーをうまく作ることが出来ません。朝起きた時に感じる倦怠感は身体の水不足のサインですし、明け方に発症するこむら返りもミネラル不足のサインです。就寝中の身体に十分な塩水が足りていれば熟睡と気持ちの良い目覚めを得る事ができます。また、食前に飲む水は細胞において電気エネルギーを生み出し、無駄な食欲を減らします。食事中に飲む水は植物の加水分解をスムーズにし、体内に栄養素が吸収されるのを助けます。忘れてはいけないことは、消化機能には塩水が欠かせないという事実です。塩水療法は身体にとっての最も大切なエネルギーとミネラル不足を解消しさらに身体に長年溜まっていた老廃物や重金属の排出を促し体内のpHバランスの改善、血圧の安定、神経伝達の円滑化、老化の遅延等の改善が見込めます。人類はこの世界に出てくるまで、子宮の中で羊水という塩水に浸かって生まれ、子宮から出た後も死ぬ時が来るまで塩水を必要としているのです。塩を単なる調味料として、水を単に喉を潤す液体として捉える事は決してあってはならないし、毎日、喉が渇いていても渇いていなくても、身体が必要としている水と塩を摂取しなければなりません。健康かつバランスの取れた成長の為には、子供たちにも塩水を飲むことの重要性を我々大人が教える必要があります。また、個人的な経験談なのですが僕も風邪の引き始めかなぁと感じた時はコップ一杯300㏄の塩水を飲むと風邪の症状も軽く済みますし、ジョギングの後には塩水にりんご酢やレモン酢を混ぜて飲むと筋肉痛にもなりませんしこむら返りも起こしません。スポーツドリンクでも良いのですがちょっと僕には甘すぎてかえって喉が渇いてしまうという経験をしました。ご参考までに・・・。

 

<余談>

Q.もしあなたが海に投げ出され遭難したらどうしますか?水は持ち合わせておりません!

A.この場合はもし運よくペットボトルやビニール袋などの密閉できる物を持っていれば、口をしっかり閉めて太陽にさらせば水蒸気が中に付着して、ほんの少しだけ水滴を集められますが、何も持ってなければ最初から海水をチビチビ補給して5日以内ならその後真水を確保出来れば生き残れます。しかし5日を超えると腎臓に負担がかかり過ぎ腎炎で死に至る可能性が高まります。身体の絶対水分量が低下した段階で海水を飲むのは、急激に塩分濃度が高くなるので危険ですし、一般的に海水の塩分濃度は3%弱なのに対し我々人間の塩分濃度は約0.9%である為、海水を摂取した場合は余計な塩分を尿として排出する際に大量の水分を要し、結果的に人体の水分量が減少するとされております。

 

<最後に>

21世紀の我が国日本は平成が終わろうとしておりますが「超高齢社会」「超温暖化時代」にこれから益々拍車がかかるに違いありません。我々日本人は今こそ、『塩の力』を見直し、再評価する時機が来ております。塩は我々の身体にとって元気・活力の源になります。さして、『塩の力』が健康に果たす役割は益々重要になり年寄りはピンコロを目指し子供や若者たち心身ともに元気になってこれからの日本を培っていってほしいと願うばかりです。

 

<参考文献>
『なぜ塩と水だけであらゆる病気が癒え、若返るのか!?』
ユージェル著 ヒカルランド

『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』
津川友介著 東洋経済新報社

『水と塩を変えると病気にならない』
新谷弘実著 マガジンハウス

『日本人には塩が足りない!』
村上譲顕箸 東洋経済新報社

『正しい塩分の摂り方』
五明紀春箸 幻冬舎ルネッサンス新書

 

 

 

 かわい接骨院☆じょんのびはり・きゅう治療室
手技療法家 川合 晃生

カテゴリー:くるくる便利帳, くるくる保健室
くるくるチャンネル事務局

コメントは停止中です。

  • 東久留米ってどんなまち?
  • 特集
  • くるくるプレス
  • スタッフチャンネル
  • 登録団体募集
  • 市民レポーター募集
  • 登録団体・市民レポーター向けマニュアル

ページのトップへ戻る