子育て集会へのお誘い

いよいよ明日、一年をかけて準備してきました子育て集会の開催を迎えます。

オープニングは、毎年お馴染みの太鼓演舞。

リレートークに続き、記念講演となります。

ぜひ、1人でも多くの方に参加いただき、一緒に子どもたちのことを考えて欲しい。そんな思いでおります。

午後の分科会は、地域の子どもたちの今、そしてこれからにつながり関わる内容で分科会が開催されます。

この会をご縁につながり、またそこから誰かにつながるそんなつながり合い、そこから誰かの居場所がうまれれば!と願っております。

明日、東久留米市生涯学習センターマロニエホールにて、お会いできますことを楽しみにしております。

チラシhttps://drive.google.com/file/d/0B60YITkIpGSaVkZ3VmEzS2JYcVFSVlJtVjRabTN1QzZPZ1lR/view?usp=drivesdk

勉強会への振り返り

過日「子どもの偏食勉強会」を皆様のおかげで、無事に終了いたしました。
会の中では、一見偏食とは関係のない、誕生から通常食を食べることができるようになるまでの口に関連するカラダの成長を中心に、話しがすすみました。

とっくに過ぎてしまった、離乳初期から後期、そして発達の話しを我が子に当てはめるのに苦労された方も多いかと思います。

しかし、ここの『食べる』につながる機能の獲得がとても重要です。

高学年のお子さんでも、その機能を獲得しないまま成長している子どもたちが多くいます。

我が子は後期の際に獲得するべき機能が備わっているのだろうか?から始まり、獲得できていないならば『なぜ、獲得できなかったのだろうか?』と疑問をつなげていくと、実はそこにお子さんの発達の姿が見えてきたりもします。

食の困難、学習の困難、生活スキルの困難・・・と一見重なり合わない困難の種類ですが、時に一つの原因に行き当たった時に、ピッタリとつながり合うことが多いです。

テーブルの上には、『叱られる』経験につながる要素が沢山あります。

水をこぼす
コップを倒す
箸を落とす
椅子から落ちる
食べ物をこぼす
食器に衣服が入る(袖を汚す)・・・・・などなど、食事の場面で注意されることは多く、またそれを同時に言われることの多い場面です。

水をこぼしてから、どうしたらこぼさなかったか考える。
コップは倒してから、次にどうしたら良いのか考える。
・・・・周りの大人は、起きないように事前にアレコレ注意するのではなく、起きてしまってから(子どもが起きたことを実際に経験してから)次にどうしたらいいのかを一緒に考えて欲しいと思います。

そして失敗は成功のもと!!!
そのように思えるよう、どうぞ時間をかけて経験や学習を重ねていただきたいと思います。

基本的に子どもは注意されたことを次に覚えていることはできません。
むしろ、自分を責めるような反省をお子さんがしているのならば、その苦しさこそ、何とかできる方法を早急に探す必要が出てきます。

私たちにできること…何か起きた時に、一緒に考え、一緒に悩み、一緒に「何とかなるよ!」につなげていく。
ゆっくりと問題と付き合うことを、教えてあげることなのだと思います。

話は戻りますが、今回の勉強会の中で、お子さん自身にとっての一口サイズの量感獲得につながる”手づかみ食べ“の未学習について話しが出ました。気付いて欲しかったのは、一口サイズの量感を獲得できないことは、後々の「丸のみ」などの問題につながってくるということでした。

噛みちぎって食べる大切さ。これを大切に育てていく必要があります。

就学後のお子さんにとって、離乳まで話を戻すことは、難儀ではあるかと思いますが、それでも『今なら間に合う!』という、で・こぼからのメッセージをおくりたいと思います。

口一杯に頬張り、飲み込む。
その解説もありました。

ストローを使った体験が、それにあたります。
食べ物は、舌の中央よりも奥に行った時、前にださなければ、左右の奥歯まで口の中で送り出し、しっかりと”噛む“に繋がらない・・・そこにつながっています。

こまごまとした振り返りになりましたが、内容は口腔部位についての成長からの発達の話でしたが、全てのお子さんの「食べる」への困ったに必要な内容でした。

あっという間の時間で、偏食部分の充実した話が少なかったことは、一部の方からご指摘をいただきました。

この投稿を読んでいただき、「これが聞きたかった!」という方、どうぞで・こぼ宛にご相談ください。その答えに近づけるように、サポートできればと存じます。

今後も、定期的に東久留米市さんにご協力をいただきながら一緒に子どもたちのために学ぶ機会をつくっていきたいと思います。

閉会後、参加することができなかった方々から、私たちのアドレス宛に相談をいただきました。
そうして御縁がつながったことだけでも、私たちはうれしく思います。

私たちの身の丈に合った活動を一つ一つ重ねていきたいと強く思います。

不登校、登校困難な子どもたちに大きな一手

 

文部科学省の大きな一手に拍手です。
新しい学び方の選択が一つ増えることにつながることと思います。

不登校のお子さんの中には、学ぶ意欲の強いお子さんもいます。
特に小学生の場合、現況では、学ぶ場所が“学校”に限られてしまうため、学校に適応しにくく登校困難になると、学びを得ることがすごく大変になってしまいます。

学び方、学べる場所を増やすことは、それを選択できる子どもたちも確実に増えます。

懸念してしまうのは、現場でこのシステムを生かし運用することができるのか?
個別のニーズに応えていくことは、マンパワーが絶対に必要です。

子どもに関われる人を増やしていく、その方々を活用させていただく・・・そんなサポートの先にシステムを生かした運用があるのだと思います。

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デジタル教科書の活用の在り方①

小学校では、お子さんの困難さを一緒に考えて行こう!という学校サイドからの眼差しが少しずつ広がってきたように感じます。

デジタル教科書の導入、活用も図られて参りました。

でも…
学校によっては…教室によっては、導入がゴールになっている様な事になっている場合もあるでしょうか。

何のためにデジタル教科書なのか、どんな利点があり、どんな改善点があるのかを考え続ける必要を感じます。

文部科学省から、デジタル教科書の効果的な活用のあり方についてのガイドライン 第1回の情報が出されました。

現場の先生方においては、すでに目を通されていることと、思いますが、今一度、目の前の子どもたちのために情報をお取りいただく様にお願いいたします。

配慮の方法、支援の方法は、子どもの姿によって変わります。
よい情報は、立場に関係なく共有できると良いと思います。

保護者の皆様、学校で…教室で、デジタル教科書を活用されている様でしたら、「ご存知だとは思いますが…」の言葉を添えて、公的な機関が出す情報を持参してください。

https://www.facebook.com/100003463942444/posts/1733890293403085/

発達が気になる子のための文具の工夫

文具紹介PDF①

過去にも、便利な文具として紹介してきましたが、ご質問いただくことも増えてきましたので、PDF
情報の一部をアップします。

Amazonの販売サイトを貼付してありますが、どれも文具売り場などで簡単に手に入るものばかりです。

皆様の参考になれば幸いです。

全てのお子さんに適するものではなく、必要とするお子さんの姿を見ながら文具の工夫を考えていただくと良いと思います。

他にも多数あるので、順次情報を出して行きたいと思います。

 

多様なニーズを持つこどもたちが社会につながるための選択肢

今日は、清瀬市にある放課後ディ「AAO!」さん主催の勉強会に参加してまいりました。

「働くために必要な力とは」
あきる野市障がい就労・生活支援センター 原智彦先生のお話し、本当に勉強になりました。

私たちの目の前の子どもたちは、小学校、中学校、そして高等学校を経て社会にでて行きます。

私たちが、子どもたちと関わる時、この先の進路、利用できる制度を知らなければ、子どもの将来を考えて行くことができません。

小学生の娘が言いました
「自分の入れる高校、入りたい高校のことを知らなければ、中学校でどのような生活を過ごせるのかがわからないし、何を頑張ると良いのかもわからない」

本当にその通りだと思います。

高校はあらゆる情報を持って選択できる時代になりました。

情報が少なければ、選択肢も狭まります。
選択肢がなければ、主体的に自分の将来を考え、選ぶことがしにくくなります。

どの子の将来にも選択肢が持てるように、正しい情報が正しく伝わるように、現場の先生方には、就労までのケースを学んでいただきたいと切に願います。
そんなことを改めて感じさせていただける会でした。

地域の中で、丁寧に目の前の子どもたちの将来を考え、保護者に学ぶ機会を与えてくださる放課後ディがあることにとにかく感謝します。

放課後ディサービスAAO!

学校に行きたくないという思い

すでに東久留米市では、中学生は始業を迎え、いつも通りの生活が始まっております。

始業式には、式終了後そのままに休み明けテストが実施されたと聞き、世の中で起きている子どもたちの自死、自殺問題は、自分たちの目の前の子どもたちには起きないと考えていられるのか、それとも家庭でそうならないようにすべき問題だと考えているのか…何ともモヤモヤとさせられた始業の話しでした。

真面目なお子さんほど、始業に向けて準備し、将来という言葉に”つらい気持ち”をしまい込む。

何もしないという選択肢が持てない、認められない、そんな居場所のない子どもたちがいるという事実。

何ともやり切れない気持ちになります。

それでも、ひとりの大人として…伝えられることは、無いだろうか?できることはないだろう?諦めが悪く、思いを深めています。

我が子の「学校に行きたくない!」に向き合わなくなったなら読んでほしい・・・。

我が子が「学校に行きたくない」と言ったなら、その言葉を振り絞った苦しみを受け止めてあげてほしい。

認めなくてもいい、受け止めてあげてほしい。

学校で、どんなことがあり、どんなことに困り、どんな自分自身と向き合って来たのか、察してあげてほしい。

それでも、学校に行った方がいいのか?

そこまでして休まずに行った方が良いのか?ひとりの大人として、考えてあげてほしい。

今受けている配慮、支援、理解は、周りの皆と足並みを合わせるものでは無いだろうか?

誰かのために感張り続けてはいないだろうか?

もしも、その子の人生を豊かにするために行なっている配慮や支援ならばいい、でも苦しさを覚えている学校に通うために得ているものならば・・・誰かに迷惑をかけないために行なっているものならば・・・それ以外の方法がないのか、考えてあげてほしい。

学校は、我が子が何を学ぶべきところなのだろうか?

勉強?それならば、自宅でも個別教室でも配慮もなく、いつものツールを活用して学ぶことができる。

仲間づくり?

集団できる学び?

それは、その場所、その場所を共にする仲間に安心を感じてこその学びで、いじめや孤独などがあるならば、苦しみばかりだ。

子どもは、安心安全な場所で無ければ、チカラを出さない。出せない。

「もう嫌だ!」

「やりたくない!」

「これがいい!」

そんな言葉を出している時に、考えてあげてほしい。

生きることを諦めた時には、そんな言葉さえも出なくなる。

いつも会話は一方通行となり、隣に寄り添うことも難しくなる。

「もう嫌だ!」と言った、あの時に戻り抱きしめてあげたいと思うはずだから・・・。

何よりも大切なのは生きていること。

もっと、大切なのは、自分の思いを持って生きているということ。

どうか、一度だけでも、

「もう嫌だ!」に味方してあげてほしい。

発達支援サークルで・こぼ

就学相談に行こう!

「就学相談に行こう!!!」

就学相談は、ダメな子か、ダメじゃない子か、を相談するところではありません。

・子どもたちのスタートのハードルを、その子に合わせたものにするため、環境を整える場所です。

・子どものチカラが最大限に伸ばされる教育を受ける場所、方法などを本人と関わる大人で考え合う場所、つまりその子の未来や可能性を考える場所です。

・「怠けている」、「嘘ばっかり言っている」・・・・ではなくて、〇〇だから出来にくいのか!、そういう風に見えていたのか・・・!、だから伝わっていなかったのか・・・!と、その子の背景を行動の根拠として認める場所です。

新しい環境で、自分の味方になってくれる、環境、視点、配慮などを得て行く場所なのです。
ですから、どうぞ迷うことなく、就学相談を利用しましょう!

そこからがスタートです。

就学相談で相談した内容は、守秘義務に守られています。相談した事実も、相談した内容も、そこで出された結果も、同意なく他者へ出されることはありません。
だからこそ、気軽に、利用しましょう!

そこで出された結果は、根拠に基づくものだけれど、決定に従わなければ罰せられるなんてことはありません。

一番大切なのは、その時間を過ごす間、我が子の将来や、我が子の思いや、我が子のことをただただ悩み考えること、それでいいのです。

聴覚過敏で辛い子どもたちに

聴覚過敏の子どもたちに、ようやくようやく日本でも販売される期待が膨らむBoseのノイキャン耳栓。

雑音の消えた世界は、聴覚過敏を持つ人々にとって、疲れが軽減され、過ごしやすさが増します。

早ければ今年の秋にも、日本で出会えそう。

昨年秋に、アメリカでクラウドファンディングにて資金調達をしたところ、開始からわずかで完売した製品です。

耳栓で3万弱は、もちろんお高いですが、これを必要とする子どもたちも多いことでしょう。

Boseノイキャン耳栓の記事https://www.gizmodo.jp/2018/06/bose-sleepbuds-release.html?utm_source=facebook&utm_medium=feed&utm_campaign=a538d206ade691ef7bc69b07bc63ab3f