いつもありがとうございます。
今回は、お金の学びに関するおススメの冊子をご紹介します。
東京学芸大学とみずほフィナンシャルグループとの共同研究プロジェクトから生まれた冊子です。
くらしとお金。
どちらも、一生関わる大切なこと。
その学び始めの利用に適した一冊です。
中には、いまから取り組めるお金にまつわることから、将来の為に知っておくと安心して取り組みができることが8章のステップに分けられています。
最初から順番にでも、途中の必要な部分だけをその都度抜き出しでも使えるようになっており、書き込みながら、内容を整理して学べるようになっています。
目次の写真を添付致しました。
例えば、おこづかい帳をつけよう、という項目はステップ2の中の一つですが、ステップ1はというと、自分の願いや夢を具体化したり、将来の自分をイメージするところから入ります。
更にステップ3の中には通帳やカード、銀行そのものの解説があり、ステップ4になるとやりくり、家計簿、給料などが分かるようになっています。
銀行については、通帳とは何か、印鑑とは何か、印鑑を使う時の約束やしてはいけないこと、一つ一つ知ることができます。
後半の5からは、お金はもちろんくらしの中にある様々な「便利」と「危険」が挙げられており、
困った時の対応までが書かれています。
また、そのステップに応じたコラムが参考になります。
この冊子は特別支援学校高等部の知的障害の方がたの為に作られたものですが、分かりやすい短い文とイラスト、理解しやすいステップ、お金にまつわるスタートから大きなお金が関わること、身近なトラブル、その対処など、かなりの部分を網羅してある便利な一冊になっており、様々な方が使える一冊です。
特に「社会の中の危険」の項目では、個人情報や携帯スマホ、キャッチセールス悪徳商法、振り込め詐欺、出会い系サイトについての説明と被害に遭わない為の約束ごとが書かれており、確認しながら理解を進められるようになっています。
お子さんとのお金のお話の時に役立てられてはいかがでしょうか。
プロジェクトの紹介のメッセージを一部抜粋させて頂きます。
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この冊子は、
知的障害を主たる対象とする特別支援学校高等部の生徒たちが、お金(金融)に ついて学ぶことを通じて「生きる力」を育成し、夢や希望を持って豊かな暮らしを切り開いていける ことを目指して作成しました。
特徴は、暮らしの中でのさまざまな場面を通じて、お金(金融)の役 割や仕組み、また、お金に関わる留意点を理解できるように工夫している点です。
内容は、「くらし上 手になれるかな?」「海外旅行に行ってみたい?(お金をたくさん貯めるには)」など、8章構成です。
生徒一人一人のニーズや知識、理解度に応じて活用できるように、どの部分からでも始められるよう 工夫しました。活用の際には、各生徒の方のニーズに十分に配慮していただきたいと思います。
このテキストが特別支援学校のみならず、通常の学校の特別支援学級など、多くの子どもたちの教育に貢献できることを期待しております。
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興味を持たれた方は、お問い合わせは下記プロジェクトまでお願い致します。
冊子自体は無料のものですが、送料等はかかるかもしれませんのでお尋ねください。
国立大学法人 東京学芸大学
金融教育共同研究プロジェクト
〒184ー8501
東京都小金井市貫井北町4-1-1
042ー329ー7554
実際に、この冊子を手にされた方、利用された方は、是非感想もお伝えください。更なるバージョンアップに繋がると思います。
是非、広く役立てて頂きたいと思います。