2学期がスタートして1ヶ月が経過しようとしています。
で・こぼでは、講演会や学習会開催の合間にあたるこの時期は、相談や参加アンケートの内容をみて、保護者さんとやりとりさせていただくことが多いです。
毎年、毎回、保護者さん方の悩みや不安、お子さんを取り巻く環境の中で、何か出来ることはないのだろうか?という気持ち…で・こぼを立ち上げるまでに経験してきた同じ思いをふりかえることがほとんどです。
また、自分が経験して来なかった思いを伺うことで、新たな問題も知り、日々学びです。
後に続く保護者の方々に、せめて相談できる場所、少し見通しの持てる情報を提供できれば…という思いで、サークルの活動を続けることが出来ていますが、まだまだ、情報は足りていないように思います。
本当は、相談いただいた内容、解決した方法などを紹介したいのですが、この様な情報は文字で出すことができません。
特に、ここ数ヶ月は、学校とのやり取りの相談も多いです。
保護者のところまで届く学校生活の細々とした情報は、我が子の発言や様子、クラスメイトの保護者さんから…など特定で、部分的なものばかりです。
トラブルは、一つの線状のやり取りのつながりの中で起きています。
だから、その線をたどれるだけたどり、どんな思いをお互いに重ねた結果なのか?重ねた思いの強さはどれくらいだったのか?も一つの情報として、知る必要があります。
残念ながら、私たち保護者は、この人間関係のあやとりを知ることができません。
でも、このあやとりの始まりにヒントがある事も多いです。
だからこそ、何か問題が起きた時には、見えている原因だけからヒントを得ず、見えていないプロセスも見てあげて、心身からの言葉を待つ必要があるのだと思います。