4月23日教室の中の気になるあの子のための学習会

こんにちは!で・こぼです。皆様、お変わりなくお過ごしでしょうか?

就学を控えた年長児の保護者様、期待と不安を重ねて、何かと忙しくお過ごしのことと思います。残り少ない幼稚園・保育園生活を小学校の準備だけに費やさないよう、親子で、また親しいお友達との沢山の思い出で重ねていただきたいと思います。

さて、昨年の10月に”教室の中で気になるあの子”のための具体的な支援について、柳下記子先生をお招きして、学習会を開催しましたが、4月23日に再度、東久留米にいらしていただけることが決まりましたので、案内申し上げます。

前回のアンケートにて、「もう一度、学習会開催希望」などのご意見を多数いただきました。また、現場でご指導いただいている先生方からも、「支援を必要としている子どもの姿が具体的でわかりやすく、支援方法などのアイデアが得やすかった」などの意見もいただきました。そのようなご意見をもとに、もっとも不安の強い4月に開催できないだろうか?とお願いしたところ、快く引き受けていただけました。

今回も、申し込みは専用サイト こくちーずからとなります。内容的には、小学校1~3年生を中心に話をすすめていきます。

4月1日には、いよいよ、障害者差別解消法が施行されます。この法律の施行により、教室の中で「困っっているこどもたち」へ、その多様な困り感にあった合理的配慮の提供を得られる可能性が広がります。

今回も、保護者・現場の先生方・支援者・地域の方など、立場の違う、皆が集い学びあえたらうれしいです。

4月23西柳下記子先生学習会申込・詳細は・・

 

 

私たちの思い

2016年2月7日 に開催された
東久留米保育・教育・子育てを考える集会リレートークで私たちが用意した思いを全文掲載します。実は当日、全てをお話しすることができませんでした。

会場の皆さま、はじめまして。
発達支援サークルでこぼです。
私たちは、発達障害をはじめユニークな育ちの子どもたちの、困った・困っている!を一緒に考えるために立ち上がった親の会です。

ここには、保護者・教育者・支援者など立場の違う様々な人たちが集い、「どの子も、たった一人の“キラめきっ子”」になれるよう、共に考え・学び・得た学びを活用する活動を行っています。

立ち上げの前、私たちは、発達障害という見た目からはわかりにくい障害を学ぶために、都内に限らず様々な場所へ、専門職の先生方に紛れて講演会へ参加していました。

数年前の話です。

今、私たちは、様々な方の協力により、各方面で活躍されている先生方を、ここ東久留米にお招きして、講演会・学習会などを幅広く開催し、情報の共有の場を得ることができました。
一年間で200名近くの方が、私たちの講演会に参加するために、ここ東久留米に訪れています。

参加者のほとんどは、保護者の方ですが、学校の先生、セラピスト・・・様々な立場の方が参加されます。
それだけ、一般に公開されている発達障害などに関する情報がまだまだ不足している現状があります。

文科省の発表では、通常級の1クラスの中に、約6%の何らかの支援を必要とする、発達障害や学習障害をもつ児童が在籍すると言われています。
「発達障害」や「学習障害」などの言葉を知っている方は多くても、まだそれがどういう状態の子どもたちを指すのか、または、どのような支援が必要とされているのか?これはあまり知られていません。
最近では、4月の「障害者差別解消法」施行に向けてか、テレビ局でも積極的に彼らの障害について取り上げられています。

それでも、彼らの多くは、困り感を理解されずに、また気付かれずにいます。
彼らが困り感を訴える行動を出したとき、保護者も、その子をとりまく大人たちも、困った行動!何とか正さなければ!となりがちで、それが困り感を訴えた行動や、彼らに必要な動きだとは、気付かないことも多いです。

彼らは困っています。その困り感は、一人ひとり違っていて、これが、皆と同じを求められた時のしょうがいとなります。
皆と同じことを求められた時の、障害物です。

障害物があった時、その障害物をこえる方法が皆と違っていいならば、または工夫や補助される道具を得られるならば、彼らの困り感は少なくなり、障害は個性だと思えるはずです。
そして、その経験が、次の障害物が目前に現れたとき、“あきらめ”よりも“工夫”を選択できることにつながれば、彼らは自分自身のチカラを十分に発揮できるはずです。
それは、何よりも、その子にとって間違った支援を得ることなく、成長に合わせた、本当に必要とする支援を得ながら、前進できるチャンスとなります。

私たち保護者は、無理に障害を隠す必要はないのです。そして、彼らのオリジナリティーを恥ずかしい事や普通でない事と思わずに、障害が個性になれるように、我が子が何に困り、どのような工夫で乗り越えられそうなのか、何もできなくても心寄せることが大切です。
心を寄せて、耳を澄ませて、そうすれば、その子が何にに困り、何を必要としているのか、きっと伝わってくるはずです。
彼らの喜怒哀楽を理解し、共にぶつかりあう。これが未来に通じる道だと信じています。

私たちは発達障害・学習障害などの分野において、皆が療育方法・教育方法を模索しながら、歩んでいるところです。
そして、きっと10年後も私たちは、何が正しいのかを模索しながら歩んでいるかもしれません。
なぜでしょう? 

全てのこどもへの正解はありません。
彼らに思いを寄せて、こころを寄せれば寄せるほど、彼らは一人ひとり違っていて、育った環境や、とりまく人、生まれ持った能力や個性も違うからです。
何が正しいのか…これは、悩むことで答えが見つかります。

ですから、彼らをとりまく大人の方たち!悩んでください。悩むことを避けないでください。簡単に答えを得ないでください。
悩んだ先に道が出てきます。
悩むことは、私たち大人をも成長させてくれます。

時に、その、人との違いは、彼らや私たちを苦しめることもあります。
でも、負けないでください。必ず理解してくれる人がいますから。
時には、その、人との違いが、天才といわれることもあります。
そんなときも、はじめの一歩を忘れないでください。

保護者も疲れます。いつも心ひろく見守れない時があるかもしれません。
どうぞ忘れないでください。私たちは、支援者の前に保護者であることを。
時に命がけで道を正さないといけない時もあります。

私は、子どもにはいつも2つの眼が必要だと思っています。

ひとつは、自分の眼。本当に近くから、ケンカもしながら小競り合いながら、我が子を愛する目です。
そして、もう一つは、我が子の良いところも悪いところも一緒に喜び考えてくれる仲間の眼です。
仲間の眼はワタシをも支えてくれ、時には叱咤激励も与えてくれるありがたい、眼です。

この仲間の眼に、沢山支えられてきました。
嬉しい時も、悲しい時も、いつもどんなときも、一緒に頑張ってこられました。
ワタシが辛い時、私のかわりにもなってくれました。私のかわりに子どもたちを見守ってくれたこともありました。
で・こぼは、その中で生まれました。
ワタシの眼は、仲間の眼になり、仲間の眼は、ワタシの大切なもう一つの眼になる。それが私たちの活動の一つでもあります。

会場の皆さま、そんな私たちの活動を温かく見守ってください。
そして、思いを寄せていただき、彼らに対して興味や理解の輪を得られたなら、すごく幸せです。

まだまだ、話しは尽きませんが、午後の分科会につなぎ、最後に、私たちがプロフィールに、使用している詩を、紹介したいとおもいます。
この詩には、全て後ろに「そう思い・思われる世の中になったらいいな!」という私たちの思いが隠れています。
今日は、その一節を付けくわえながら朗読し、私たちの会のあいさつとさせていただきたいと思います。

~凸凹でこぼこ凸凹~
でこぼこだから たのしい! 
そう思い・思われる世の中になったらいいな!
でこぼこだから あいらしい 
そう思い・思われる世の中になったらいいな!
でこぼこだから かんがえる 
そう思い・思われる世の中になったらいいな!
でこぼこだから たすけあう
そう思い・思われる世の中になったらいいな!
でこぼこだから きみらしい 
そう思い・思われる世の中になったらいいな!

そうだ!でこぼこって 素敵なこと!そう思い・思われる世の中になったらいいな

なんだ!でこぼこって あたりまえ!そう思い・思われる世の中になったらいいな!

2015年2月7日 で・こぼ

子育て集会を終えて

実行委員長の草刈さんより転載いたします。

子育て集会を終えて

33回目の集会が終わりました。

リレートークでは10団体から、
保育園民間委託問題、保育園や学童の保育料値上げ、
200名を超えそうな待機児の存在、発達障害の子どもたちへの理解、
不登校した経験や親の思い、障害者をめぐる厳しい現状、
文化活動の重要性、市政の問題点などが語られました。

この1年も運動を広げ、力をあわせて活動を続けてきていたことが
よくわかりました。これが「市民の力」だと思います。

記念講演の講師 北島尚志さんのお話
「豊かな遊育環境をめざして」
~とざさないで遊び心 うばわないで子どもの時間~
『養育・遊育・教育』の中で、『遊育』が培う子ども本来の生きる力を育てるはずで、一環して『遊育』の大切さを伝えてきたが
なかなか実現していかないと話されました。

たくさんのエピソードから、子どもが遊び心を発揮していく時に
そこのポイントをつぶしてしまう周辺の大人の存在やその心理が
語られ、大人が子どもの大事な育つ芽を摘んでしまうのだと思わ
されました。

頭をフル回転させて遊びきる子どもたちが、この東久留米で育つ
ように、大人はどんなことをしなくてはいけないのか、どんな
ことはしてはいけないのか、ちゃんと判断していくこと、そして
遊育環境を整えていくことが大きな課題だと考えました。

北島さんには記念講演のピンチヒッターという大変な役割を
引き受けて頂き感謝でいっぱいでした。
記念講演を聴いて、午後の分科会でも北島さんと
学びたいという方々が続出しました。よかったです。

午後の分科会は7つ。それぞれが内容の濃いものでした。

記念講演の内容と分科会の報告などは4月になりますが、
報告集に載ります。子育て集会のホームページにも掲載したいと
思いますので、その時はお知らせします。

東京大学先端研 中村賢龍教授がスゴイ

デコボコを愛せよ 東京大学教授・中邑賢龍さん

中谷美佐子さんよりシェアいたします。

以下掲載文そのままです。

朝日新聞(2013/5/14)東京本社版の「オピニオン」に東京大学先端科学技術研究センター教授の中邑賢龍さんのインタビューが出ています。すばらしい内容です♡デコボコのある子ども達に私達大人がしてきた罪はかなり重いと思います。ぜひ、一読願います。
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読み書きができない。人づきあいができない――。苦手な部分を異質と見なされ、学校や社会で挫折する大人や子どもは少なくない。特別支援教育が始まって6年。昨今の発達障害の「診断増加」で、対象者やボーダーの子は増える一方だ。彼らをどう受け入れ、未来を形作るのか。人間支援工学が専門の中邑賢龍・東京大学教授に聞いた。

――特別支援教育の対象の子やボーダーの子は、いまや小学校の普通学級の35人に2人はいるとされています。2007年から企業とタイアップして「DO―IT Japan」という障害のある子たちへの支援プログラムをされていますね。

「当初は障害のある高校生の大学進学を支援する活動でしたが、最近は小中学生も対象にしました。高校生の支援をして分かったのは、日本の今の教育制度では、大学で素晴らしい研究ができる能力を秘めた子でも、学習面に少しでも苦手な部分があると高校までたどり着けていないということです。小中学校で『出来ない子』『ダメな子』とされ不適応を起こしてしまう子も多くいます。内申書も悪いため、進学に高いハードルがある。その過程で不登校になり引きこもったり、非行に走ったり。養護学校に進学する子もいますが、教科学習が不十分なため高等教育機関への進学は容易ではない。仮に高校に入っても、十分な配慮が得られず中退する子もいる。結局、仕事が見つからず、不安な人生を送らざるを得なくなるんです」

「私の研究室では、仕事が見つからない若者30人ほどに働いてもらっています。中にはコンピューターで新しいプログラムをつくる人や、新たな機器を次々発想するような人が実際にいるんですよね」

「特別支援教育ができて、発達障害の名前が知れ渡ったことで、ちょっと異質だと、何でも診断、診断です。学校でも『医者に行きなさい』『診断をもらったら補助教員をつけます』と。医師もとにかく診断名をつける。脳のどこが原因かという研究ばかり進める。でも診断で何が変わるでしょう。『○○障害で○○症候群の傾向も……』と言われても、親は何もできない。教師の中に、診断を聞いてその子に合った教育をできる人がどれだけいるでしょう」

「日本にイノベーションが生まれなくなっているのはなぜか。そうやって『ユニークな才能のある勉強できない子』をつぶしてきているからです。計算を速く、漢字をきれいに。オールマイティーにまんべんなく勉強できることが教育では重視されているし、社会もそれを求めています。しかし、計算の速さが何に結びつくでしょうか? いまの日本に必要なのは特別支援教育じゃなく、初等中等教育の改革だと思います」

■ ■

――昨年から、大分県佐伯市の公立小学校で、iPadを使う授業を始めたのもその改革の一つですか。

「我々がやっているのは『あるテク(現在あるテクノロジー)』を活用することです。いまある機器をその子に合ったようにどう使うか。デジタルカメラだって、ICレコーダーだって、勉強するのに使えるものは何でも使えばいい。文字自体は読めるのに文章を目で追うと言葉が頭に入らないような『ディスレクシア』の子なら、音声読み上げソフトを使う。文字は読めるのに手で書くのが苦手な『書字障害』の子なら、キーボードで打ち込んだりデジカメで黒板を撮影したりする。知的な遅れがない発達障害の場合、勉強するために支障となっている部分を機器で補えば、受験して高等教育を受けられます。そういった『能力』を秘めた子が全国にたくさんいます」

――機器さえあれば、どこの学校でもできそうですね。

「ところが、学校が壁になっています。情報教育では小学校からパソコンを使わせるのに、その子だけにとなると『不公平だ』『ほかの子が壊したら』と拒否される。それで佐伯市のように学校で広めることを始めたんですが、今度は『読み書きそろばんは誰もができて当然』という考えが邪魔するんです。国語では『紙の教科書でもiPadの中の教科書でもいいから、黙読してそこに書かれている作者の思いを考えて』という授業を、僕らはしてほしいわけです。そうすれば『読み』が苦手な子も、iPadの拡大文字や音声で、少なくとも文章は理解できる。ところが、学校ではiPadを使い『全員で一斉に音読を』と言う。これでは『読み』が苦手な子は全くついていけず、頭にも入りません」

「私は、国語から読み書きを、算数から計算の分野を分離させるべきだと思っています。そして、読み書き計算だけをする『学習基礎能力』というような教科を新設する。読み書き計算は道具の使用を認める。そうすれば、理科的知識も豊富で、地理も歴史の年号も知っているのに、入り口の問題文が読めなくてつまずいている子が救われます。先生たちの『学力』の概念も変わってくる」

――でも、その先の大学入試での電子機器利用は広がっていません。

「障害の有無にかかわらず、入試でパソコンなどを使えるようにすればいい。高等教育を受ける権利は誰にでもあるはずです。今の入試科目や出題方法には、現代社会のニーズにマッチしていない部分が出てきています。どの教科もオールマイティーにできる人間を選抜する大学に、多様性は生まれません。少々つまずく部分があっても、知識や興味に偏りがあっても、その分野での才能があるかないかで判断する入試制度と、入学後の支援体制が必要です」

■ ■

――ツールは問わず能力を問う、ということですね。

「私は、東京大学先端科学技術研究センターに、ロボットクリエーターの高橋智隆さん(特任准教授)を呼びました。彼のロボットの設計図は彼の頭の中にしかありません。作って発表して製品化するときに初めて設計図を描く。だれかと協力してじゃなく一人で作り上げるから独創的。設計図は後回しでいいんです」

「彼と共に描く近未来はこうです。スマートフォンから手や足が伸び、首が生える。次々世代の携帯電話はロボットの形で実用化されている。肩にとまる妖精のティンカー・ベル、ゲゲゲの鬼太郎の目玉おやじのようなものです。忘れ物をしそうになると『おい忘れているぞ』と声を出し肩をトントンたたく。文が読めなければ耳元で読んでくれる」

「この6月には、小型のヒューマノイドロボットを国際宇宙ステーションに送ります。ロボットと一緒に学び生活する時代は確実に近づいている。そんな時代に、鉛筆で字が書けないことが何の壁になるんでしょう。今年から、しゃべれず動けない重度障害者のわずかな顔の動きや視線をモニターで捉え、自分でパソコン入力できる支援も始めました。テクノロジーでだれもが勉強できる時代はすぐそこにあるんです」

「発達障害とされる子の中にも飛び抜けた才能を持つ子もたくさんいます。エジソンだって、スティーブ・ジョブズだって、発達障害の傾向があったと言われている。イノベーションを起こすのは空気が読めない人間なんだから、空気が読めない特性を大事にしておかなきゃいけないんです。この社会のみんなが空気を読めたら、変革は起きない」

■ ■

――ただ、社会全体にそうした理解が簡単に広がるでしょうか。今春から障害者総合支援法がスタートし、障害者の法定雇用率も企業は2%に引き上げられましたが。

「民間企業と『多様性理解研修プログラム』の開発もしています。ゲームを通じて他者との違いに気づかせる研修です。人は一緒でなくていいと理解し、偏っていても独創的で発想力のある人間を生かす職場がこれからの企業には不可欠です」

「『凹(ボコ)デザイン塾』もやっています。あえて不完全な凹の商品を作り、凹(へこ)んだ部分を人間が補うことで人が気づき考えるという、新発想の商品開発です。人もモノもデコボコがあることを大切にしたい。法定雇用率の達成は重要ですが、雇用率は超えていなくても『何十人もの障害者が自分にあった時間だけ適材適所で働いています』という会社も評価されるべきです。彼らを生かせる専門の派遣システムも必要でしょう」

「とがった部分を削り、凹んだ部分を埋めるモノづくり・教育は、人やモノを均一化し、社会の効率化を追求する上で重要でした。日本が、そこから脱却し、新しいモノづくり・教育に変えられるかどうか。誰もが生きやすい未来にとって、いまが重要な時期だと思います」

なかむらけんりゅう 東京大学先端科学技術研究センター教授 56年生まれ。広島大大学院教育学研究科博士課程退学。香川大助教授、米カンザス大・ウィスコンシン大客員研究員を経て、08年から現職。

<取材を終えて>
医学部志望だったが、山口大学教育学部へ進んだ中邑さん。大学院の恩師から、言葉の出ない重度障害の青年をコンピューターの力で話せるようにしろと言われた。声を出せば球が打てる野球ゲームを渡したら、胃潰瘍(いかいよう)が治ってしまったという。以来、テクノロジーで人が本来の能力を発揮できる研究を続ける。描く未来は特別支援教育の枠組みも不要の世界だ。米国では、連邦法で障害を理由とした排除を禁止し配慮が義務化されている。才能ある子に「日本に生まれなければよかった」と言わせない国にしたい。 (宮坂麻子)
朝日新聞DIGITAL

https://www.facebook.com/yuuka.k.matsuno/posts/934377019978727

やりきるチカラ

キル のチカラ

こどもたちを見ていて、最近感じること。
キルの経験が少ない。
キルには…
しゃべりキル、調べキル、覚えキル…戦いキル、探検しキル…行動の数だけキルがあります。

例えば、遊び。
遊ぶと遊びきる。

何が違う?

私の中での遊びきる…は、もう気力、体力、何もかもがつきるほど遊ぶ…です^_^
振り返ると、勉強より遊びが大好きだった私は、毎日、隣の公園や、そこらじゅうでヘトヘトで歩くのが辛いくらい遊びほうけていました。
遊ぶことへのパワーは、きっと天才…?!
夕食の時に、食べながら寝ていました。
階段が登りきれず、コーナーのところで寝ていました(^_^;)
朝早く、朝食よりも前に父と自転車で探検して、学校に行く前には遊び尽くしていた…なんて記憶も。

最近…いろいろなところで観察していると、もうそろそろ…とか、他の遊びもやってみたら…とか、時間がないから終わりにして!…とか…こどもの世界に割り込むことが多い様に思います。

遊びきると、疲れ果てます。
もう、カラダも脳も、休みたくて休みたくて、ご飯さえも眠くて食べれないかも。

でも、なぜか幸せです。

次の時は、もっと体力がついて、遊びきることが、少し難しくなります。そして、その次も…。

遊びきるの限界をカラダが覚えます。
大人になってもわすれません。

遊びきる。それだけで、こんなにも大変です。

ただし、キルには、時間が必要です。

私も反省することが多いですが、キルには時間が必要です。
それなのに、そろそろ〜〜とか、終わらないよ〜〜とか、ありがた迷惑な言葉をかけてしまいます。
少ない時間での、カタチだけのキルを求めてしまいます。

カタチだけのキルを求めてはいけない!と、最近、自分自身を戒めています。

その子にとっての、キルの幸せを経験させてあげよう!そんな目線で見ています。

まずは、我が子から…。
キルの幸せ。

東久留米 保育・教育・子育てを考える集会より

2月7日 日曜日 第33回子育て集会

記念講演の講師に予定していました、西野博之さんに変更できない事情ができ、今回の講演を変更しました。

2014年の31回の記念講演で大きな反響があった
北島 尚志さん 
(NPO法人あそび環境Museumアフタフ・バーバン理事長)

http://www.afutafu-barban.org/what/index.html
に再登場していただきます

「豊かな遊育環境をめざして」

~とざさないで遊び心 うばわないで子どもの時間~

期日が迫っての変更ではありますが、ご理解頂きますよう
お願いします。

もう一度北島さんのお話を聞きたいという声は多くありました。
分科会も担当していただきますが、遊ぶことの大事さ、そこで
育つ子どもたちの生きる力、そして今問題になっている子どもの
貧困など子どもの人権を中心にして、語っていただきます。

島根大学縄手雅彦教授 学習支援ソフト体験会

島根大学から縄手雅彦教授と優秀な学生さんに、東久留米にいらしていただき、学習支援ソフト体験会を開催いたしました。

参加者30組を超える、大盛況な開催となりました。

私たち保護者は、子どもの辛さを1番に感じます。
だから、良い意味でも、悪い意味でも、小さな一歩を踏み出せる?と感じたことは、どんな内容でも、取り入れる可能性を探します。

今回の学習支援ソフト…体験することで、沢山の情報を得られました。
漢字ソフトに集中する我が子に、本当は漢字が好きだったんだ〜〜!と学び方の違いを感じた親子さん。

視線運動に課題があったんだ〜〜と気付きを得た親子さん。

それは、様々です。

課題はこれからです。
得た情報やつながったご縁を大切に役立たせる。
そのお子さんに合った取り入れ方を考える。

うまく行くと嬉しいですね。

わたしたち、で・こぼ も、微力ながら、応援したいと思います。

学び方の違う子どもたちの、学びを支える場所が、まだまだ少なく思います。

少しずつ、そんな場所も増えたらいいな。

子どもからも大人気だった学生さんたち。
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