いよいよ年の瀬に近づいてきた
12月上旬、九小に小山恭輔さんが
いらっしゃいました!!
小山選手は、東久留米市出身、在住(旧四小・東中出身)の
バタフライのメダリストです。
皆様ご存知の通り、2008年北京大会で銀メダル
前回ロンドン大会で銅メダルを獲得しました。
まずは全校児童に、簡単な自己紹介です。
オリンピックのユニフォ-ム姿、180センチ近いとてもスマ-トな小山選手に
「僕のどこに障害があるかわかりますか?」と、
聞かれてもみんな首をかしげるばかりです。
「中学2年生の時に突然、脳梗塞になり右手右足が動かなくなったんです。
それまでは、水泳、サッカ-やバスケットボ-ルが大好きでした、
でもその日以来立つことも歩くこともできなくなりました」
聞いているみんなに驚きの表情が浮かびます。
「リハビリで始めた片手片足での、バタフライでここまで頑張れるようになりました、“継続は力なり”は、僕の座右の銘となりました」
「みんなも勉強でもスポ-ツでも本を読むことでも“継続は力なり”でガンバッテ!!」
後半は、5・6年生への「講演」です。
中学2年生、2か月でクラスに復帰した自分は、歩くことさえままなりません、
とてもその状態を受け入れることはできませんでした。
しかし・・・友達の何気ない一言が、うれしかったそうです。
その言葉とは「おはよう!」です。
この言葉は、リハリビで始めた近所のスイミングクラブでの水泳の原動力となったそうです。
その後の努力に並々ならぬものがあったことは言うまでもありません、周囲の激励も・・・
それ以上にあったのは、苦難を乗り越えようとする強い気持ちと努力できる力だった、
と思います。
講演が終わって自然に話してくれたことは、
「僕は、右半身不随になるまでは、夢をもつなんて“カッコ悪い”と思っていました、でも今は子供たちに“夢”を語りたいんです」ということでした。
残念ながら、今回のリオでは中国選手たちに勝てずに5位となってしまいました。
・・・ハングリ-精神に負けた・・・
悔しい、支えてくれた人たちに申し訳ない、競技後に通る
ミックスゾ-ンがいやでたまらなかった・・・と。
しかし、児童たちにはっきり言いました
「らくして楽しいことはない、悔しい思いはもう絶対したくない、どんなときにも支えてくれた人たちを忘れない“ありがとう”」と。
そしてみんなにキッパリと約束しました。
「2020年東京では、世界記録で“金”メダルをとる!」
そしてもう一つ、
「来年の夏には、九小のプ-ルで一緒に泳ごう!」
小山選手は、日ごろは新川町のスイミングクラブや立教大学のプ-ルで
練習に励んでいるそうです、
また来年3月の大会を目指して年明けより、本番モ-ドに近づけていくそうです。
まだ28歳、夢の実現は決して“夢”ではありません!!
九小生徒、いえ、東久留米市民みんなも応援しています!
最後にみんなとハイタッチでお別れです!
小山選手から元気とやる気と勇気もらえたかな~?
(写真はご本人ほか関係者の了解を得て掲載しております)