「平成28年度ふるさとづくり大賞」表彰式の模様がユーチューブにアップ♪ 2017年9月22日

   2月4日(土)13:00~都市センターホテル(千代田区平河町)で「平成28年度ふるさとづくり大賞」表彰式が開催され、氷川台自治会に団体表彰(総務大臣賞)が授与されましたが、この度、表彰式の模様がユーチューブにアップされました。

 表彰式の模様

平成28年度「ふるさとづくり大賞」受賞者25団体代表と4個人 

【表 彰 状】ふるさとづくり大賞・団体表彰  総務大臣賞 高市 早苗

 ふるさとづくり大賞は、地域の個性豊かな発想を活かし、住民をはじめ、さまざまな主体が取り組む、魅力あふれるふるさとづくりに顕著な功績のあったふるさとづくり団体、民間企業、地方自治体及び個人を表彰するものです。

 全国各地で、それぞれのこころをよせる地域「ふるさと」をより良くしようと頑張る団体、個人を表彰することにより、ふるさとづくりへの情熱や想いを高め、豊かで活力ある地域社会の構築を図ることを目的として、昭和58年度に創設され、今回で34回目。これまで1,004団体・個人が受賞(東京都では35団体が受賞)。平成25年度までは、「地域づくり総務大臣表彰」として実施されています。昨年度は、全国47都道府県から107事例が総務省に推薦され、ふるさとづくり懇談会(座長:月尾 嘉男東京大学名誉教授)で審査・現地視察等の厳正な選考をへて25団体・5個人(表彰件数29件)が表彰されました。

 その時の表彰式の模様がビデオに編集(14分50秒)されてユ―チューブにアップされました。ビデオでは表彰された29の団体・個人と表彰対象となった活動等が紹介されています。氷川台自治会の受賞模様と活動紹介は6分50秒~画像に出てきます。

 地域づくりTV 平成28年度「ふるさとづくり大賞」表彰式

https://www.youtube.com/watch?v=YAZvc22WMt8

                                                                              氷川台自治会

【環境の改善】ひかわだいの「時計台」2017年9月20日

   氷川台自治会の活動拠点である氷川台会館の外壁に「時計」が取り付けられました。現在、氷川台会館に隣接する小山台遊園には、子育て中のお母さんたちや子どもたちが沢山遊びにやって来ます。公園の花壇にはベコニアやケイトの花が満開になり、広場は綺麗に掃除が行き届き安心して遊べる条件が揃っています。ここの公園は、木陰やベンチがあり綺麗だからと電動自転車に子供を乗せて遠くから遊びに来るお母さん達も沢山おられます。

公園のどこからも良く見える位置に設置しました。

時計は遊びに夢中の子どもたちに時間を教えます。

   小山台遊園の「時計台」は氷川台自治会のシンボルとして、小山台遊園に遊びに来る皆さんに「時」を知らせてくれます。子どもたちも時間を忘れて遊びすぎることも無くなりと思います。

                                                                                                   氷川台自治会 

【環境美化】氷川台通りの満開の花と芝桜の“狂い咲き”⁉ 2017年9月18日

   氷川台通りの花壇に植えられた、ベコニア(赤・白・ピンク)、アンゲロニア(ピンク・白・ラべンダ―ピンク)、サルビア(赤・青)、マリーゴールド(黄色・オレンジ)、カラミンサ(白)、クフェア、ランタナ、ケイトなどの花々が満開を迎えています。長雨と日照不足にも関わらず元気に育って通勤通学や買い物等で行き交う人々の心を癒しています。

路肩のベコニア・アンゲロニアが満開になっています。

坂部のサルビアも生き生きと咲いています。

氷川台通りの会員の家の前のプランターのサンタナの花も元気に育っています。各々の会員さんが水やり管理をしています。

小山台遊園入口には、自治会掲示板の様々な行事案内、本日のイベント案内版、チラシケースには「ご自由にお取り下さい」と自治会だより・オレンジカフェ案内などが置かれて会員以外の皆さんにも幅広く活動をお知らせしています。

坂の途中の「竹の子広場」花壇も綺麗に咲いたヤブランやアンゲロニアが、ひと休みしていく人を癒しています。

気象庁観測史上初、記録的な長雨、日照不足、記録的な時間降雨量など異常状況を知らせるニュースが頻繁に流れますが、氷川台通りの芝桜にも影響が及んでいます。開花時期を勘違いしたようで、ピンクの花を咲かせて来ました。毎日、ピンクの花びらが増えて来ています。皆さん機会があれば見に来て下さい。

可憐なピンクの花数が日ごとに増えています。

  氷川台通りは、この5年間に渡り毎日早朝に清掃されています。氷川台通りのタバコの吸い殻やポイ捨てごみを拾う会員、学芸大学付属支援学校の大木が飛び散らす落葉を竹箒で掃いて綺麗にする会員、犬の散歩途中に花壇の雑草を取り除く会員、花壇の水やりに自宅の水道を無償提供してくれる会員など多くの会員の協力で維持されています。それでも、タバコやごみのポイ捨ては無くなりませんし、花壇の花をいじめる人も後を絶ちません。いつかは悪質な悪戯も無くなることを期待して活動を続ける氷川台自治会です。

                                                                                               氷川台自治会

 

*3年前から、毎朝7時前に黒目川遊歩道(両岸)のごみを拾って行かれる女性の方にお会いします。早朝に黒目川遊歩道をウオーキングされる方はご存知かもしれませんが、一人でコツコツと努力して頂いている方をご紹介しておきます。

*なぜ「狂い咲き」が起こるのでしょうか? 植物は花芽ができると、葉っぱが成長を抑制するホルモンを作ります。そのホルモンが花芽に移動して、開花時期まで花を咲かせるのを抑制します。 最近よくニュース等でも耳にしますが、異常気象、また台風等で急に寒くなったり、急に暑くなったりすることがあると思います。そのような植物にとって過酷な環境になると、開花を抑制しているホルモンが壊れてしまいます。 抑制ホルモンが壊れてしまうと、早くから出来た花芽は開花時期まで待たずに咲いてしまうのです。ですので、植物にとって「狂い咲き」は通常ではない現象ということになります。 (注:「狂い咲き」は病気でもなんでもないのでご心配なく。元気に成長を続けます。) 頻繁に「狂い咲き」が起こると、天候不順ということにもなるかもしれませんが、秋にも花が見れるとラッキーと思ってしまいますよね。 芝桜は良く「狂い咲き」が起こる植物の一つですので、すべてではありませんが秋にも花を咲かせることが多々あります。 (「芝桜の狂い咲き」で調べたら、投稿文がありましたので転記させて頂きました。)

【見守り活動】まわし続ける「見守り」PDCAサイクル!  2017年9月12日

   9月10日(日)13:30~「第20回見守り報告会」が氷川台会館に15名の「見守り協力隊員」が集まって開催しました。会員有志が集まって平成24年10月に始めた「見守り」活動も足掛け5年になりました。この間、見守り協力隊員は3か月毎に集まって「見守り報告会」を開催し、3か月間の見守り対象者の状況、自分の活動、改善案などを報告して情報共有を繰り返しながら活動を進めています。

第20回見守り報告会開催案内

報告会開催状況

 今回の報告会では、4月から始まった東久留米市「新しい総合事業」の介護予防・生活支援サービスを高齢者が受けやすい環境整備、既存のサークル活動を介在した介護予防サービス、サービスを受ける機会を増やすには、高齢者が自治会サークル等への参加促進を図ることが必要など。また、現在準備が進められている「氷川台高齢者移動お助け隊(案)」について委員長から説明があり、協力隊員からは、足の便がない高齢者が買い物に駅近辺までタクシーで往復すると2,000円掛かっている話や、イオン等へショッピングに行きたがっている様子などが報告されました。

                                                                                            氷川台自治会 殿田俊三

【認知症対策】オレンジカフェ「氷川台のえんがわ」に“嬉しい課題が発生!” 2017年9月9日

   先月オープンしたオレンジカフェ「氷川台のえんがわ」が、9月7日(木)2度目の開店日を迎えました。オープン時は皆さん興味深々で26名の参加者で賑わいましたが、2度目のカフェに果たして人が集まってくれるのか。ぐずついた空模様で高齢者は外に出難い条件が揃ったため心配は増すばかりでした。しかし、開店時間が近づくと三々五々参加者が集まり、13:30の開店時には用意したテーブル席(12席)は埋まってしまい慌てて席をつくりました。最終的には2日目のオレンジカフェも21名の参加者で賑わいました。

小山台遊園前の氷川台通りに「オレンジカフェ」ののぼりが立てられ来店者を待ちます。

 氷川台会館入口にも「オレンジカフェ」ののぼりを立てて目印にしました。

ライフパートナーこぶしが3種類のケーキを用意して迎えてくれました。

奥のテレビには「認知症予防プログラム コグニサイズ入門」DVDが画面に映し出されて、一緒に脳トレ体操をする人もいました。

  オレンジカフェ会場には、「認知症予防プログラム コグニサイズ入門」DVD、「いきいき脳楽エイジング」(認知症が気になる50代からの楽しい脳トレーニング!)DVD、任天堂「脳を鍛える5分間の鬼トレーニング」3DS、いきいきジグソーパズルが用意され参加者が自由に認知症予防トレーニングをすることができます。また、物の置き忘れ防止器具「メモリープラス335」等も用意されました。

   「氷川台のえんがわ」カフェでは、お茶を飲みながら、脳トレをしたり、日頃の介護の悩みについて相談したり、たわいない雑談をしたりと、和気あいあいとした空気が流れることを想定しています。特にプログラムを用意せず、過ごし方は自由で、時間の使い方を自分で決めることができ、参加者が主体性を持って過ごせるカフェを目指していますが、会場スペースに対して参加者が多すぎて身動きが取れないと云う“嬉しい課題”を抱えてしまいました。

                                                                                      氷川台自治会 殿田俊三

【見守り活動】「助け合い・支え合い」のあい言葉は「お互いさま」!  2017年9月10日

  9月5日(火)「見守り作業支援隊員」4名が高齢者宅の庭及び家周りの草取りを実施しました。家主さんは、平成25年10月「見守り活動」開始当初から「見守り支援希望」に登録された一人暮らしの会員です。今までも定期的に依頼を受けて敷地の草取りを実施していましたが、高齢の一人暮らしの限界と体調を崩され施設に入居され「空き家」になっていました。しかし、施設に入居されても「空き家」にしている家が心配で施設から敷地の草取り依頼が届きました。

駐車場周りも雑草が茂っていました。

屋敷の裏側はドクダミが一面広がっていました。

  平成24年10月から取り組んだ「見守り」活動も満5年を迎えようとしています。最初の頃は、皆さん遠慮されて草取りなどの依頼は中々きませんでしたが、年月が経ち活動が浸透するとともに一人暮らし高齢者から依頼が来るようになりました。依頼を受けても直ぐに作業に入れる訳ではありませんが、「見守り作業支援隊員」が連絡を取り合って時間を都合つけて作業支援にあたっています。この日は、4人が集まって2件の家の草取りを実施しました。

 綺麗になった庭を見て「申し訳ない」と依頼主さんに言われますが、「とんでもない、お互いさまです」と返しています。氷川台自治会にはひと声かけると直ぐに集まって頂ける方が沢山います。地域の「支え合い・助け合い」は実に気持ちの良いものです。作業が終わった後の「反省会?」でのビールの味は格別なものがあります。

                                                                                              氷川台自治会 殿田俊三

【高齢者対策】新しい総合事業(介護予防)の「地域支え合い体制づくり」支援事例! 2017年9月10日

    9月6日(水)14:00~氷川台自治会の健康体操第2グループ(65歳~74歳)の集まりに、東部包括支援センターの紹介で、栄養士を派遣してもらい「低栄養予防」に関する話をして頂きました。

平成29年度東久留米市自主グループ応援企画 ~あなたのグループに栄養士が訪問します~

  介護保険法の改正により、東久留米市でも平成29年4月から介護予防・日常生活支援総合事業(新しい総合事業)が始まりました。同事業は、東久留米市が中心となって、地域の実情に応じて、住民等の多様な主体が参画し、多様なサービスを充実することで、地域の支え合い体制づくりを推進し、要支援者等に対する効果的かつ効率的な支援等を可能とすることを目指すものです。法改正により、全国一律の介護予防訪問介護(ホームヘルプサービス)と介護予防通所介護(デイサービス)が、東久留米市の実施する総合事業に移行し、市が地域の実情に応じた取組ができるようになりました。今回は、高齢者の生活支援等の体制整備を推進していくことを目的とし、東部地域包括支援センターに配置されている生活支援コーディネーターさんが、氷川台自治会で平成24年10月から足掛け5年に渡り継続している高齢者健康体操教室の第2グループ(65歳~74歳、13名)に「平成29年度 介護予防普及啓発事業」の取組みの一つ、高齢者の健康管理「低栄養予防」に関する栄養士派遣の手立てをしてくれました。

第1グループ(75歳以上)の体操教室の様子、このグループは椅子に座っての体操で仲良く楽しんでいます。

体操教室でステップウエルを使って体操する第2グループ(65歳~74歳)、若手グループ(?)の教室は体操器具を使ってハードです。

栄養士さんから「低栄養予防」の話を聞く健康体操2グループ(65歳~74歳)の皆さん

  氷川台自治会の自主体操グループは第1G(75歳以上)、第2G(65歳~74歳)に分かれて毎週水曜日に開催しています。平成24年10月に東部包括支援センターの支援を受けて開始した健康体操教室は、半年後に独立して今日まで足掛け5年に渡り継続されています。東部包括支援センターの職員さんも様変わりして当時のことはご存知ないと思いますが、氷川台自治会の今日ある「高齢者健康体操」の土台は東部包括支援センターの皆さんに築いて頂きました。また、土台の上に柱を築けたのは、平成24年から平成27年まで4年間に渡り社会福祉協議会から受けた「創意と工夫による地域福祉活動補助金」・「歳末助け合い募金 地域福祉活動補助金」のお陰でした。この様に地域が活性化していく過程には、新しい総合事業の理念「住民等の多様な主体が参画し、多様なサービスを充実することで、地域の支え合い体制づくりを推進し、要支援者等に対する効果的かつ効率的な支援」の如く、地域と行政の協働がもたらした好事例と思います。

 今後も、氷川台自治会健康体操教室の第1G(75歳以上)にも栄養士派遣(11/8)や引き続き第1・2Gに理学療法士の派遣(9/20)を受けて体操のアドバイスを受けることになっています。この様に新しい総合事業では、多様なサービスが提供されていますので、住まいの地域担当生活支援コーディネーターに相談すると何か役立つことがあるかも分かりません。

                                                                                          氷川台自治会 殿田俊三

【空き家対策】よろず相談引き受けます!「空き家の庭」の植木伐採も‼ 2017年9月8日

氷川台自治会、よろず相談引き受け部隊出動!

  平成29年8月24日(木)氷川台自治会内の一軒の「空き家の庭」に茂った植木等を、「見守り支援隊」の作業支援隊員5名が伐採・片づけを行いました。

 殿田会長が「空き家」になっている元自宅を片づけに来られた持ち主さんと遭遇し、立ち話の中で、現在の氷川台自治会の活動や20日の夕涼み会の様子などを話し、高齢者も氷川台に住み続けられるように様々な手助けをしている話をしました。「空き家」の持ち主さんは、現在の氷川台自治会の噂は良く聞いてご存知でしたが、自分たちも高齢になり庭の手入れもままならない状況に陥り、家も荒れ放題になり、庭の植木も業者に頼むと高額で頼めないとの話がありました。会長は、「見守りネットワーク委員会」で困っておられる高齢者の支援をしている話をして、会員ではないけど「空き家」が荒廃すると自治会も困るので、宜しかったら自治会の「見守り支援隊員」が庭木の伐採片づけをやりましょうか。で、依頼を受けての作業になりました。

庭木が大きく育ち隣地・道路上まで覆い被さっています。

庭も植木が茂ってうっそうとしています。

軒先も朽ちて、庭とは思えない程植木が茂っています。

  氷川台自治会には防災倉庫以外に、資機材シェリング事業を展開していますので資機材占用倉庫があります。中には、会員へのリース用の資機材が保管されています。人材も事欠きません。植木の剪定から電気工事、機械修理、家屋の補修までプロに引けを取らない人が腕前の会員がいます。現役時代はその道のプロだった会員がゴロゴロいます。

どこから手を付けようか思案中です。

チェンソーや剪定ばさみ、ノコギリを駆使して伐採が進んで行きます。

熱中症に掛らないように休み休みの作業、夕方からのビールで喉を潤す打合せもぬかりなく。

茂った立木も伐採され陽射しがさして明るくなりました。

 今回の「空き家の庭」伐採片づけは、地域の安心・安全につながるだけでなく、「空き家」の持ち主さんの困りごとの相談に乗ることも出来ました。いろいろな事情で「空き家」にされていても過去に住んでいた我が家が荒れるのは忍びないようです。今後も、「空き家」の持ち主さんとお話しして片づけの支援が可能なら続けていきたいと思います。

                                                                         氷川台自治会 殿田 俊三

【安心・安全対策】「認知症を正しく知って地域で見守ろう!」講座に参加して‼ 2017年9月7日

    9月3日(日)13:30~15:00東部包括支援センター主催の「認知症を正しく知って、地域で見守ろう!」と題した認知症サポーター養成講座が聖グレゴリオの家で開催されました。

認知症サポーター養成講座  認知症を正しく知って、地域で見守ろう!

 氷川台自治会では、平成23年から“安心・安全で暮らしやすいまち「氷川台」、元気で明るい自治会をみんなでつくろう‼のスローガンを掲げ、地域の課題解決に取組んできました。大きな課題の一つが高齢化率37%強の自治会の現状でした。高齢者対策として様々な手段を講じる中で、平成24年10月から始めた「見守り」活動も5年になろうとする中で、新たに認知症問題という大きな課題も見えてきました。

    認知症予備軍と認知症患者が2025年には1300万人、65歳以上の高齢者の3人に一人が認知症、および予備軍となる「認知症社会」がやってくると云われています。

    認知症は、誰でもかかる可能性のある脳の病気で高齢者だけがかかる病気ではありません。認知症を患った方の徘徊による行方不明者が1万以上、高齢者ドライバーの交通事故、認知症患者が線路に入り起こした鉄道事故では遺族(長男と妻)が見守りを怠った過失責任が問われ2007年12月のJR東海共和駅事故(91歳男性)では720万円の賠償と出ていましたが、昨年3月1日の最高裁で長男は20年以上同居しておらず、妻も要介護1の状態で遺族に賠償責任は問えないと結審しました。但し、健常な家族が同居していたら…の課題も残りました。認知症だからと云って閉じ込めておくことは出来ません。多くの眼で見守ることが必要になって来ます。特に氷川台自治会は、西武池袋線踏切に接しており他人ごとではありません。

東部包括支援センター職員の方から、認知症を正しく理解するための知識を学び、地域で支えるための地域コミュニティの大切さを再認識しました。

 認知症患者への接し方は、映像を通して分かり易く説明されました。(街並みが氷川台自治会と間違えるほど似ているのに(@_@))

認知症予防で指を使った体操では、面白おかしく盛り上がると同時に、ぎこちない自分の動きに認知症予備軍かと心配にもなりました。

    「住み慣れた地域に安心・安全に暮らし続けるためには…」、何があっても自宅で暮らし続けられる環境が無ければなりません。そのためには地域の受け皿、仕組みづくりが必要との認識に立ち、平成25年3月から認知症サポーター養成講座や地域の連絡体制の整備等「地域で見守る体制づくり」の構築に努めて参りました。更に26年7月から「ふれ合いサロン氷川台」を開設して、高齢者の「居場所づくり」にも取組み、先月、8月3日(木)に認知症予防対策カフェ『氷川台のえんがわ』を氷川台会館でオープンしました。月に1回の開催ですが、これから認知症の人を地域で支えていくための拠点となることを期待しています。

 今回の認知症講座を聴講して強く感じたのは、25年3月に氷川台自治会で東部包括支援センターの協力で「認知症サポーター養成講座」を開催した時と比べ講座資料がすごく充実して分かり易く解説されていることです。この4年間で認知症に対する調査研究が進み認知症に対する医療・介護システムも整備され大きく前進しました。しかし、ソフト面の整備が整っても地域の受け皿づくりも並行して進めないと“安心して住めるまち”にはなりません。

  認知症の人も“安心して暮らせるまちづくり”には、地域に住む人の協力なくしては成り立ちません。そのためにも、地域に住む多くの人が認知症を正しく理解しなければなりません。今回の「認知症を正しく知って、地域で見守ろう!」の講座参加者を見てみると、28名の参加者のうち氷川台自治会会員が25名を占めていました。東部包括支援センター主催「認知症サポーター養成講座」は東部地域の皆さんにもポスターやチラシ等で広報されていたと思いますが、氷川台自治会会員以外の参加者が3名しかおられないのに驚きました。「地域で見守ろう!」の言葉の裏には、地域コミュニティの構築が必須条件となります。地域活動の充実度によってこれほどの温度差が出るものか、他人ごとでなく自分のことと捉えて一歩踏み出して欲しいと強く感じました。認知症対策も災害対策と一緒で「自助・共助」なくして安心・安全な地域はつくれません。“支え合うまちづくり”は一長一短では出来ません。今から出来ることから一歩踏み出して見ましょう。

                                                                                      氷川台自治会 殿田俊三

【空き家対策】地域コミュニティ構築の“媒体”氷川台農園が閉園し再出発します♪2017年9月4日

   平成29年8月末で氷川台自治会の「空き家の庭」を利用した氷川台第1農園、「空き地」を利用した氷川台第3農園が閉園となりました。第1農園は平成23年5月から6年3か月、第3農園は平成27年3月から2年5か月の間、氷川台自治会会員のコミュニティ構築の“場”として大きな働きをしてくれました。残念ながら、この度持ち主さんの意向で売却されることになり、地域のみなさんに親しまれてきた氷川台農園は新しい住宅に生まれ変わることになりました。

 氷川台第1農園は、平成23年5月に当時荒れ放題だった「空き家」を持ち主さんと交渉して氷川台自治会が無償で有効活用させて頂くことになり、自治会農園として地域の方々に長らく親しまれてきました。

2011年4月 宅地に茂った笹の根やドクダミの根を根気よく取り除いていきました。

2011年5月 根気よく開墾を続け畑に変えていき、野菜を植え付けて農園の形が出来てきました。

「氷川台農園」の看板が掛けられ本格的に地域デビューをしました。

毎日、人海戦術で開墾している姿を見かねた会員さんが、別荘に所有しておられたミニ耕運機「こまめ君」を寄付して下さいました。以降は「こまめ君」が大活躍で高齢者でも親しめる農園になりました。

広い敷地は、野菜栽培をしながら開墾も続けていましたら、様子を知った会員さんがミニショベルを搬入して根こそぎ掘り起こして開墾の応援をしてくれました。(会員さんの無償協力で開墾)

2012年7月(第1回ジャガイモ堀大会) 春のジャガイモ掘り大会は毎年大勢の子どもたちが集まって泥だらけになって掘り起こしていました。自治会にこんなに沢山の子どもたちがいたのかとびっくりしたものです。 

 氷川台第3農園は、平成23年9月21日に関東地方を通過した台風15号の強風で空き家のトタン屋根が剥離し飛散したのがきっかけでした。放置すると危険なため現状写真を市役所を通して持ち主さんへ送り対策をお願いしました。早速、確認に見えた持ち主さんが対策手段は家屋解体しか方法はないとの判断で解体されました。更地になった宅地の管理を自治会に委託され、氷川台第3農園として野菜を栽培して芋掘り大会等で子どもたちに親しまれてきました。

2011.9.21関東地方を通過した台風15号の強風でトタン屋根が飛ばされ電線に掛かっている。

 2014年7月 解体後は空き地のまま放置され草が繁茂していました。

2015年4月 持ち主さんから管理を委託されて徐々に畑に変わっていきました。

2017年7月 農園にお別れのジャガイモ堀大会に大勢の子どもたちが参加しました。尚、この模様は、「ふるさとづくり大賞」総務大臣賞受賞団体の活動として撮影されました。 

 氷川台自治会の地域コミュニティの原点は「空き家の有効利用=氷川台農園」にあったと云っても過言ではありません。“安心・安全で暮らしやすいまち「氷川台」、元気で明るい自治会をみんなでつくろう‼”のスローガンを掲げて取り組んだ地域活性化対策の一つが空き家を利用した“ふれあいの場”つくりでした。自治会内に放置してある空き家や空き地の所有者と交渉して、自治会が管理することを条件に無償で借り受け、会員が協力してササなどの雑草を取り除き、重機や小型耕運機を使って畑(氷川台農園)に変えて、住民が食べたい20種以上の野菜を育ててきました。会員有志がほぼ毎日、農地を見回り、育成や収穫に励み、道路に面した棚「道の駅ひかわだい」に置き、一袋100円で無人販売もしてきました。また、春には「ジャガイモ掘り大会」、秋には「サツマイモ掘り大会」などのイベントを行い、地域の子どもたちに「土にふれる楽しさ」を体験させたりしました。

 空き家の庭や空き地を利用した農園は、高齢者から子どもまで幅広い層の「ふれあいの場」となってきました。氷川台農園や「道の駅ひかわだい」に集まる住民、芋ほりイベントに集まる親子の交流など、住民同士が顔を合わせる機会が増え、地域のコミュニティ構築に寄与してくれました。

 またこの間、自治会の活動は先進事例としてマスコミに取り上げられたり、学会誌から活動状況の投稿依頼がきたり、他県他市の多数の自治体から視察研修に見えたりしました。

2014.9.15 読売新聞に掲載されました。

2016年7月 日本都市計画学会誌で「空き家の有効利用」として紹介されました。

「都市計画」掲載の論文

2015.10.29 栃木県日光市役所の視察状況

 2015.11.15  千葉県市原市の広報で「氷川台自治会の活動」が紹介される。

  この様に、地域コミュニティ構築に多大な貢献をした「氷川台農園」は姿を消して新たな家主を迎えて再出発します。氷川台自治会会員一同、新たな家主さんとのふれ合いを楽しみに待っています。

                                      氷川台自治会 殿田 俊三