【春の防災訓練】自治会員が、あの阪神淡路大震災の体験を語る!

 2019年6月30日(日)13:30~氷川台自治会「春の防災訓練」を「聖グレゴリオの家」の聖堂・ロビー・中庭をお借りして実施しました。「聖グレゴリオの家」は自治会会員であり、災害時に地域避難場所として機能しています。

掲示した2種のポスター

 朝から降ったり止んだりの雨模様の蒸し暑い1日でしたが、120名超の会員が参加しました。毎回協力を仰いでいる東久留米消防署からも新川出張所の消防隊員に参加していただき、市・防災防犯課からも2名が参加しました。

 前田防災会長は『在宅避難のために、「災害時の心構え、自宅での備え、取るべき行動」をテーマに今日の訓練を進めましょう』とあいさつし、林自治会長の「今日の訓練に期待する」のあいさつで開会。

前田防災会長

林自治会長(右端)のあいさつ

【講演1】
    東久留米消防署新川出張所・降矢所長が「震災から身を守る日ごろの備え」と題して講演、地震への備えを分かりやすく解説、さらには、もっと日常的な夏の熱中症対策までを解説。まとめとして「考えておく・準備する・訓練する」という基本を「完熟トマト」になぞらえて、訓練の重要なことを伝えました。

【講演2】
    自治会員の櫻井さんが「震災後に何が起きるのか?」と題し講演。現在、防災会役員の櫻井さんは、24年前1995年1月17日の阪神淡路大震災を、居住していた神戸で体験しました。そして、自ら作成したパワーポイントで解説、その中には、あまり公開されていない当時の画像や動画もありました。

24年前のことながら、本人の脳裏には鮮明に記憶されているようで、その実体験による話に、会場の会員は雑音ひとつなく聞き入りました。櫻井さんは、防災会役員らしく、自身の体験を氷川台自治会でどのように生かすかに言及して、講演を締めくくりました。

【訓練1】
 講演が終了して、後半は、まず「通報訓練」です。これは4年前の「避難訓練」で、AEDの流れの一環として取り入れたことがありますが、これだけを単独で取り上げるのは、初めてです。家庭用固定電話とそれにつなげた模擬の救急センター受信電話がセットされ、会員が「119」をかけ消防隊員が摸擬センターで受け答えをします。会場の会員の中でも「119」をかけたことのある人は数えるほどしかいないようでした。やはり普段と違う行動は、自覚がなくても慌てるようです。通話の要点は、「あわてない・正確に」でした。

【訓練2】
   訓練後半は参加会員を2組に分け、会場内は「心肺蘇生・AED」、中庭では「消火器訓練」です。どちらの訓練も繰り返すことで実践に役立ちます。毎年実施している「心肺蘇生・AED」は2体の訓練用ダミーと訓練用AEDの周りに多くの会員が集まり、入れ替わり実技訓練を受けました。また、AEDは今年度自治会で購入し、自治会館に設置する予定になっています。

消防隊員の模範訓練

会員の訓練が始まると、参加会員は席を立って訓練の周りに集まりました。

【訓練3】
       中庭では、これも毎年実施している「消火器訓練」が行われました。AED同様、毎回消防隊員の指導で行われていましたが、前回は防災会消火班が指導に当たり、消防隊員が見守る方式になり、今回は消防隊員が一人も立ち会わない、自主訓練となりました。今後、これは継続され、AEDも同様の形になります。

防災会役員「消火班」による使用法指導

  訓練の終わりには、参加賞ランタンに加え、「炊き出し訓練」として作られたアルファ米「山菜おこわ」が参加者に配布されました。

    防災訓練・避難訓練の実施には、消防署の協力は不可欠です。しかし、その内容においては、ただ消防隊員の指導を仰ぐだけではなく、自分たちでできることは、なんでも自分でやるという方向に1歩進めていきます。それがベテランと新人の調和を生み、防災に対する意識の向上につながります。
                            氷川台自治会