平成と令和にまたがる異例の10連休初日の4月27日(土)9:00~、東久留米自然ふれあいボランティアの皆さんと氷川台緑地の整備作業を行いました。連休初日と朝の雨が重なったせいか、会員の参加者は少数でしたが、ボランティアグループの皆さんの指導の下で作業にあたりました。
前回の整備で下草はほとんど伸びていないので、まずは緑地整備によって生き延びている野草の観察会をしました。ふれあいボランティアの下村代表が、市内でもここにしかない[ジュウニヒトエ]などの珍しい野草を、実物を示しながら解説してくれます。参加者は、身近にこんな野草があったのかと驚き、下村代表の豊富な知識に感心ひとしきりでした。
緑地の中には、7か月前、自治会の中心・氷川台遊園の大木をなぎ倒した9月末の台風24号の爪痕が、まだ生々しく残っていました。市や都が撤去して、緑地内遊歩道は通れるようになっていますが、取り残された倒木がそこここに横たわっています。
緑地の奥に東久留米市の銘木100選に選定されたフジの大木があります。大木過ぎて、天空に20メートルも伸びて開花するため、地上からはほとんど見えません。この藤の根元に、例の台風で倒された松の大木が乗りかかっていました。
近々、都が撤去するそうですが、フジは何とか無事のようです。この倒れた松のものと思われる枝がフジの蔓に絡まって、いつもは天空にある枝先が地面近くに下がっていました。そして、ちょうど満開です。
思わぬ台風の副産物に、見学の皆さんは一様に感嘆の声を上げ、ふれあいボランティアの皆さんも、こんな目の前で見たのは初めてだとのことでした。
今回は、観察会を終えて、落ち枝の始末を中心な作業をし、終了しました。
氷川台自治会