【活性化対策】小さな家族の「夕涼み会」が,地域を巻き込んだ“大きな家族”の祭りに♪

 氷川台自治会「第8回夕涼み会」を8月19日(日)17時30分から小山台遊園をメイン会場に開催しました。少子高齢化に伴う地域コミュニティが希薄になる中で“いつまでの安心・安全に楽しく暮らし続けられる地域づくり”を目的に始めた三大イベント「餅つき大会、夕涼み会、要援護者避難支援訓練」は、自治会会員が“ふれあう場”として年々回数を重ねる毎に内容が充実し会員の生活リズムの中に組み込まれ、無くてはならない「ふれあいの場」に成長しました。特に「夕涼み会」は、毎年8月第3日曜日の夕刻から小山台遊園に、子どもから高齢者まで幅広い層の会員が一堂に集い、元気な姿を確認し合い、近況を語り合い、信頼関係を構築する「大きな家族の夏の風物詩」となっています。

 初登場の南三陸コーナーを祝って、南三陸寄木漁港「新生丸」の“大漁旗”が氷川台にやって来ました。夕涼み会会場入り口に掲げられた“大漁旗”が大きく羽ばたき来場者を迎えました。

  氷川台のイベントは天気に恵まれるジンクスは続き、今年も記録的な猛暑日が続き雨以上に猛暑を心配しましたが、当日は初秋を思わせる爽やかな天気に恵まれて、小さな小山台遊園と隣の空き地に500名を超える会員が集まる神がかり的なお祭りになりました。振り返れば、第4回夕涼み会は、前日まで雨が続き、お祭り当日だけが晴れ、翌日から雨の連続…第5回は、開始直前まで雨が降り、開始時間に雨が上がるという神業を披露…第6回は、“奇跡の一日”でした。前日からの雨が夜明け前に上がり、イベントが終わった深夜に台風9号が11年ぶりに関東に上陸するという「神業的幸運に恵まれた一日」…第7回は、前日まで8月の連続降雨記録が40年振りの長雨、記録更新中にも関わらず氷川台には降らず、またもや“奇跡”を起こしました。広島出身でカープフアンの会長に因んだ“神ってる”氷川台が続きました。

 前日から、「氷川台建設の宮大工メンバー」が夕涼み会名物の“流しそうめん”に使う青竹を切り出し、長さ5m・直径20㎝弱の孟宗竹を見事に半割にし、そう麺をすくう時とげが刺さらないように面取りをして安全に最善の注意を払いました。隣地に住宅建設中の大工さん(本職)が見事な腕前に感心していました。  第1会場(小山台遊園)と第2会場(空き地・建設予定地)の間にブロック塀があり、2会場を繋ぐ通路確保が大きな課題でした。人材豊富な自治会だけあって「氷川台建設の技術者」がアイディアを出し、立派な階段を設置してしまいました。しかも高齢者の安全を考えて手摺り付きです。  第2会場(空き地)に、駄菓子屋かなん店舗、金魚すくい、スーパーボール掬い、輪投げ、焼き鳥コーナー、ペットボトルボーリングコーナー、氷川台名物流しそうめんの舞台となる長さ10mの青竹樋も設置され準備が整いました。 第1会場の東日本大震災被災者支援「南三陸寄木漁港コーナー」に掲げられた大漁旗とお馴染みの「てっつぁんわかめ」の幟も立てられ、バーベキュー用ドラム缶に炭火がおこされ「牡蠣の浜焼き、つぶ貝の串焼き」が始まり、タコブツ、ワカメさし、てっつぁんワカメもテーブルの上に並びました。(大漁旗は2m×3mの大きさ)  呼び込み太鼓が始まると本日のメインゲスト(シンガーソングライター/FMひがしくるめパーソナリティー)の「和/なごみ」さんが、飛び入り参加して和やかな雰囲気をかもし出し、会場が大いに盛り上がりました。  会場の受け入れ準備も終わり、呼び込み太鼓の音を聞いた会員さんが続々とお祭り会場に集まり出しました。  会長の開会挨拶に続いて、「夕涼み会」に欠かせない並木市長の登壇に会場は歓声に包まれました。会長と市長の掛け合いがアットホームな雰囲気をより醸し出しました。並木市長から「氷川台自治会の皆さんは、長年に渡り、温かい支え合いの心が充満したまちづくりに取り組まれ、素晴らしい地域コミニティをつくられている」と、語られました。  開会挨拶が終わるころには、第1会場は押し寄せた参加者で溢れ、飲み物、焼き団子、牡蠣の浜焼き、つぶ貝、タコ刺し、焼き菓子、フランクフルト、白玉あんみつ、冷やしキュウリ等の販売ブースには行列ができました。自治会会員の福利厚生活動の一環で開催する「夕涼み会」で販売される飲食物は、いずれも原価割れの低価格(50円~100円)に設定されているため大人気で直ぐに完売します。  第2会も参加者が続々と押し寄せ、会場正面入り口の受付は機能しなくなり、参加者の把握は出来なくなりました。既にこの時点で受付通過者は460名を超えていました。駄菓子、金魚すくい、スーパーボール掬い、輪投げゲーム等は順番まちの列が出来ています。  第1会場正面では、習字教室で学んでいる子供たちに「コンクール入賞作品の紹介と表彰状の授与」が行われました。例年は会長が代読授与していましたが、今年は並木市長が会場におられましたのでお願いして市長から表彰状を手渡して貰いました。子ども達は大喜びで一生の思い出になることでしょう。(自治会会長と市長の威厳の差を感じました)  南三陸被災者支援コーナーでは、支援活動に直接現地へ何度も足を運んでいる会員が中心になって、漁師さん達がこの日の為に送ってきた「岩牡蠣、バイ貝、養殖ワカメ刺し、真タコぶつ」が50円~100円の低価格で並び、漁師直送の“磯の香りと味”を堪能していました。 南三陸リアス式海岸の周りは壮大な山々で囲まれており、森林に降り注いだ雨水が地中深くに染み込み、海岸へと流れ込んできます。そんな海と森が共存している環境で育った牡蠣とツブ貝の味は格別でした。(上がツブ貝、下が牡蠣)

*来月18日~19日に掛けて南三陸寄木漁港の漁師さん達家族13名が氷川台に遊びに来ることになっています。9月下旬から養殖ワカメの種付け作業が始まりますので、厳しい作業に入る前の鋭気を養いに氷川台に来て一泊して懇親を深め、翌日は豊洲新市場と築地場外市場を見学して帰ります。  氷川台名物焼き団子(みたらし、いそべ、あんこ)は用意した600本があっと言う間に完売。焼き団子チームは、氷川台名物の伝統を継承すべく、誰が祭りに欠けても支障が出ないように焼き専門の男性会員3人、たれ付け販売担当女性会員5人がチームを組んでいます。チームワークばっちりです。地域で見守られて育った子ども達は、小さい時からお母さんと一緒に来て手伝い、高校生になっても自分を育ててくれた氷川台の夕涼み会が懐かしく手伝いにやって来てくれます。(地域のコミュニティが子どもを育てます)  氷川台名物焼き団子「いそべ」50円/本、パリパリの海苔が巻かれた団子の味は、氷川台自治会「夕涼み会」の時にしか味わえません。(また来年のお楽しみです)  社会福祉法人龍鳳ライフパートナーこぶしの障がい者作った「手作り焼き菓子」販売コーナーは、氷川台2丁目担当の民生委員、主任児童委員、民生委員OBさんが担当しました。氷川台自治会では、「ライフパートナーこぶし」と協力しながら、地域づくりを進めています。お互いに持つ資源を持ち寄り、有効活用を図ることで地域住民と共生しています。(地域住民と障がい者が共に仲良く暮らすまちづくりを目指しています)  後姿の人は、もしかしたら並木市長では? 障がい者の手作り焼き菓子を販売している民生委員と主任児童委員さん達グループに声を掛けられては素通りは出来ませんでした(笑う)  軽食販売(白玉あんみつ、冷やしキュウリ、フランクフルト)は50円と低価格だけに即完売。  第2会場(空き地)は、駄菓子屋コーナー、金魚すくいコーナー、スーパーボール掬いコーナー、輪投げコーナー、ペットボトルボーリングコーナー、焼き鳥販売コーナー、流しそうめんコーナーが並び、大人も子供も楽しめるエリアになりました。  昨年、埼玉県志木市からスカウトしてきた「鳥部族」の焼き鳥は大好評で、焼きが間に合わなかった昨年の反省を踏まえて、今年は、朝10時から準備(焼き)に掛かりました。17時30分の販売開始前から行列ができ、600本の各種焼き鳥はアッと云う間に完売してしまいました。行列に加わるお客さんが絶えないため、「鳥部族」さんだけでは捌ききれず自治会から4名の女性会員が販売応援に駆け付けました。  氷川台自治会夕涼み会の人気店に定着した「駄菓子屋かなん」。大人も子供も“駄菓子”の活字に心が躍ります。昔、10円玉を握りしめて通った田舎の駄菓子屋を思い出します。時代は変わっても子ども心は変わらず、駄菓子屋の前から子どもの姿が絶えることはありませんでした。氷川台単価、かき氷50円と格安で提供して頂いているかき氷は大人気でした。  子どもに大人気のスパーボール掬い、50個以上も掬ったスーパーボーイがいた様です。  金魚すくい、スーパーボール掬いの「船」は銀座二丁目町会のお祭りに使用されているもので、毎年氷川台自治会の夕涼み会に出張してきます。 金魚コーナー、スパーボールコーナーは、子育てサロンチームが担当しました。平成25年6月に開所した“子育てサロン氷川台「ひよこの会」”は5年が経過し、多くの子供たちが巣立ち、保育園児や幼稚園生となってきました。子育てサロン担当の女性会員とは、乳幼児の時から一緒に遊んでもらった叔母ちゃん達であり、お母さんの代わりでもありました。久し振りにあった子育てサロンの叔母ちゃんと楽しそうにゲームに講じていました。  輪投げコーナーは老人会輪投げチームが担当しました。日頃は輪投げ大会の為に練習をしていますが、この日は爺ちゃん婆ちゃん役で自治会の“孫”を相手に汗を流していました  輪投げの商品は、お菓子のつかみ取り♪ 箱の中のお菓子を指先の感を頼りに掴み、箱から引き出しますが、掴み過ぎると箱の穴から手が抜けません。子ども達が悪戦苦闘する姿に笑いが絶えませんでした。  ペットボトルボーリングは子どもより大人の方が熱中していました。昭和40年代のボーリングブームを知っている世代は思わず力が入ります。倒したピンの数によって商品はビール缶となれば、ビールを獲得するまで挑戦する人がいました。  氷川台名物、流しそうめん。長さ10mの青竹の上を流れてくる“そう麺”を箸ですくって食べる参加者の皆さん。12㎏のそう麺は、健康体操教室チームが裏方にまわり、麺ゆで係としてベテランの腕を発揮して、抜群のゆで具合で麺に腰があって美味しかったです。参加者が多すぎて全員の口に入らなかったのが残念でした。  青竹の上を流れるそう麺の味は格別。氷川台名物“流しそうめん”を楽しみにしている会員が沢山います。歓声と笑顔が絶えない青竹の周りです。  第1会場では、習字の表彰式に続き、楽鼓(らっこ)チームによる太鼓演奏が始まりました。太鼓演奏は夕涼み会の景気づけに欠かせないプログラムとなっています。毎年、忙しい中にも関わらず、皆さんが気持ち良く駆けつけて下さいます。 90歳過ぎた会員も舞台に上がって太鼓を打たせて貰い長生きが出来そうです。  カメラ目線で太鼓に挑戦するお嬢ちゃん。先に挑戦したお爺ちゃんとの歳の差なんと90歳。 「子どもから高齢者まで楽しく暮らせるまち”氷川台“」を象徴する場面でした。  “和/なごみ”プロの登場です。バチ捌きだけでなく体全体を使ってのパホーマンスに会場は爆笑の渦が起こりました。  毎週木曜日に氷川台会館で練習をされている「プメハナ氷川台」の皆さんが日頃の練習成果を披露して下さいました。参加者の楽しみの一つが、フラダンスになっています。  今年初登場の「和/なごみ」さん。第1会場に集まった皆さんは「和/なごみ」さんの歌声に酔いしれていました。氷川台自治会「夕涼み会」に新たなメニューが加わりました。 盆踊りサークル(HBC)の皆さんの先導で、踊りの輪ができました。 待ちに待ったスイカ割り。見事に命中して得意そうに片手を上げる子ども♪ 上段の構えが見事に決まっている女剣士の登場! 命中したけど力不足でスッパリと割れなくて残念!  子ども達のお目当ての“スイカ割り”に長蛇の列ができ、外野席から「もっと前だ~、右・右・左~、そこだ~」と、大きな声が飛び交い、どの声を信じて進めば良いのか、迷いながら挑戦する子ども達の姿に笑いが絶えない時間でした。  第8回夕涼み会の閉会を告げる会長は、9月から6月30日に開局した「FMひがしくるめ」と協力しながら、さらに“安心・安全で暮らしやすい地域づくり”に取組んでいくことを伝えました。また、「FMひがしくるめ」のパーソナリティであり今回特別出演してくれた「和/なごみ」さんを壇上に招き氷川台自治会特別会員の称号を与えました  最後は恒例の仕掛け花火「ナイアガラの滝」に歓声をあげて「第8回夕涼み会」を締めくくりました。今年は花火が終わっても会場には大勢の人が残り、別れを惜しむ様に幾つもの歓談の輪が出来ていました。今までに無かったことでした。

  氷川台自治会のイベントは、「人と人がつながる、子どもから高齢者まで楽しめる、田舎の縁側の再現、親から子どもへつなぐ、子供たちに思い出を、壁をつくらない、住民同士のコミュニティを大事にする」をコンセプトに実施しています。  

 今年も、自治会や周りに今ある資源を持ち寄り、工夫を凝らした手作りの夕涼み会でした。第1会場は小山台遊園を市役所から借用、第2会場は隣の空き地に建設予定者の協力を得て利用、イベントや出店はライフパートナーこぶし(障がい者施設)の利用者さんつくった焼き菓子の販売、南三陸寄木漁港の漁師さんから海の幸の提供、焼き鳥屋台は志木市からスカウトしてきた鶏部族さん、フラダンスは氷川台会館で練習しているプリハナ氷川台の皆さん、太鼓演奏は会員さんがリーダーの楽鼓チーム、特別会員に認定された「和/なごみ」さんによる癒しの歌声、会員が腕を磨く焼き団子チーム、会員が関係する銀座二丁目町会から金魚すくい・スーパーボール掬いの船の提供、会員が年々腕を上げてきた氷川台名物焼き団子等、氷川台自治会の手の届く中で実施されている「夕涼み会」は、“小さな家族”のお祭りでした。 原動力は、自治会の中で日常的に実施されている防犯ウオーキング、わんわんパトロール、ふれ合いサロン、オレンジカフェ、マージャン教室、うどん打ち教室、そば打ち教室、健康体操教室、朝のNHKラジオ体操、パン販売会、焼き菓子販売会、子育てサロンなどを通して、子どもから高齢者までふれ合い、顔の見える関係を築く中で「歳を取って一人暮らしになっても、氷川台だから安心して暮らしていける」そんな地域づくりを目指す会員がつくったコミュニティです。 自治会会員の“ふれあいの場”として始めた「夕涼み会」も年々参加者が右肩上がりに増え続け、会員のみならず会員外の参加者が急増してきました。今年は会員参加者数が400名弱(参加世帯数160世帯弱、世帯参加率46%)、会員外の参加者数150名弱となり、なんと550名近くの人が集まった「夕涼み会」になりました。

自治会の“小さな家族”の祭りが、地域を巻き込んだ“大きな家族”の祭りに変わって来ました

 この様な地域づくりの評判は、隣接市まで届いた様で、東村山市から二町会の会長さんが視察にお見えになりいろいろと勉強して帰られました。特に興味を示されたのは、“これだけ沢山の人が集まり、集まった皆さんがお知り合いのようであるがどうしてか“でした。

氷川台自治会 殿田 俊三