【高齢者対策】在宅介護をサポートする自治会「見守りネットワーク」♪                          2018年6月11日

 6月10日(日)14:30~「第23回見守り報告会」を開催し、17名(24名中)の見守り支援隊員が参加して3か月間の見守り対象者の報告を行いました。報告会では、見守り計画に基づく実施状況、対象者の健康状況、見守り計画の評価、次の3か月間の改善・提案等を行いました。

見守り支援隊員は自分が受け持つ対象者の状況を報告して、改善点等をテーブルに挙げてみんなで討議します。

 「生まれ育った家で最期まで過ごしたい」

 多くの高齢者の方がそう思っておられると思います。国の方針としても「住み慣れた地域で長く安心して暮らす」ということを目的とした「地域包括ケアシステムの構築」に力を入れています。実際に、東久留米市でも29年4月から「新しい総合事業」が開始され、多様な生活支援のニーズに地域全体で応えていくため、介護予防・生活支援サービスを高齢者が受けやすい環境整備が急がれています。既存のサークル活動を介在した介護予防サービスなどが始まり、サービスを受ける機会を増やすには、高齢者が自治会サークル等への参加促進を図ることが必要など、自治会が果たす役割は益々増大しています。
 平成24年10月に設立した「見守りネットワーク委員会」は、現在24名の見守り支援隊員によって組織され、高齢者が“住み慣れた氷川台にいつまでも安心・安全に暮らし続けられる地域づくり”を目的に「見守り」活動を日常的に行っています。6月9日(土)には、自宅で生活しながら在宅介護サービスを受けられている会員宅の植木の伐採と庭の草刈りを実施しました。この日は作業量が多いため見守り支援隊員4名と会員ボランティア2名の6名が作業に当たりました。道路に覆い被さった枝を切り落とす作業は通行車両に配慮しながらの作業で、切り落とした枝は素早く防災用リヤカーに積み込んで近くの空き地に運搬・集積するというプロにも引けを取らない手際よさです。

伸び放題の枝が道路に覆い被さり救急車両の通行にも障害となっていました。

剪定作業の後は明るく見通しも良くなりました。

庭の中は伸び放題の植木や草花でうっそうとしていました。

手入れされた庭に陽射しが差し込むようになり、在宅介護を受けながら生活されている会員の心を癒すものと思います。

 介護に伴うニュースは、介護の慢性的な人手不足、特別養護老人ホーム入居待ち、施設での虐待などの痛ましい事件が絶えず、高齢者や介護予備軍にとって重苦しい現状しか見えてきません。このような中で、老人ホームや介護施設への入居という選択をせず、住み慣れた自宅での生活を選んだ方は、ケアプランに基づいた訪問介護や訪問診療・ヘルパー訪問といったサービスを組み合わせて生活していくことになります。そこで大切になってくるのが、在宅介護サービスを提供する事業者と在宅で暮らす地域の連携と思います。個人情報の問題で事業者が持っている情報を地域に知らせることは出来ませんが、氷川台自治会「見守りネットワーク委員会」は見守り希望者から個人情報の提供を条件に見守りを行っています。従って、介護サービス事業者と自治会「見守りネットワーク委員会」は同じテーブルでサポート体制を協議することが可能になります。
 “生まれ育った家で、自分の家で最後まで暮らしたい”を叶えるために、公的支援サービスで手の届かない部分を担うのが地域の「支え合い・助け合い」による支援です。自分はどのような終末を迎えたいか。高齢になった時に慌てないためにも地域でできる「支え合い・助け合い」システムを構築しなければなりません。氷川台自治会では、日常の見守り(訪問や外からのチェック)や庭の草取り・植木の伐採・電球交換・家具の移動など“在宅で暮らし続けるため”の支援を会員がボランティアで行い在宅介護を支えています。

                    氷川台自治会 殿田 俊三