くらしフェスタくるめ記念講演】~安心・安全に暮らし続けるためには、何をすれば良いか~2017年12月6日

  11月25日(土)・26日(日)の両日開催された「第46回くらしフェスタくるめ」記念講演で26日(日)13:30~氷川台自治会 殿田会長が市民プラザホールで講演しました。

  記念講演会ポスター

    「地域でつながろう!氷川台自治会の取り組み~安心・安全に暮らし続けるためには、何をすれば良いか~」と題して氷川台自治会の活動を紹介しました。

講演中の殿田会長

地域でつながろう!  氷川台自治会のとりくみ~安心・安全に暮らし続けるためには、何をすれば良いか~

 殿田会長は講演の冒頭、、

   氷川台自治会は、平成22年から形骸化した自治会の改革に取り組み、平成23年に“安心・安全で暮らしやすいまち「氷川台」、元気で明るい自治会をみんなでつくろう!!”のスローガンを掲げて様々な改革を実施して見違えるような活力ある自治会をつくりあげました。その活動は、多岐にわたり「会員の支え合い・助け合い」の満ちた地域コミュニティを構築しています。

活動の成果は広く認められて「平成28年度ふるさとづくり大賞」団体賞(総務大臣賞)や、“安心・安全な町づくり”においては東京消防庁から「第13回地域の防火防災功労賞」優秀賞、東京都から「東京防災隣組」に認定されたています。また、氷川台自治会の活動は多くの自治体から注目され1都5県7市からの視察も受けています。

 また、今日紹介する活動事例は、~安心・安全に暮らし続けるために、何をすれば良いか~の視点で紹介させて頂きます。氷川台自治会が取り組んだ手法(現状把握・課題の抽出・課題解決の手法・活動事例等)の中から、少しでも皆さんの地域で出来そうなこと、具体的な取り組みに入るまでに必要なこと、自分が行動を起こすきっかけづくりの役に立てればと思います。

と話しました。

改革への経緯と手法が紹介されました。

課題解決へ向けた多岐にわたる取り組み領域

  現状把握と認識に基づく課題解決の方策・活動が多岐にわたるため、講演では「安心・安全なまちづくり」・「高齢者に優しいまちづくり」・「災害弱者も暮らせるまちづくり」の視点に絞った領域の活動が紹介されました。

【安心・安全なまちづくり】

   自主防災組織の立ち上げによる災害に強いまちづくり、緊急時ネットワーク登録制度による救命救助体制の構築、わんわんパトロール隊・防犯ウオーキングによる防犯対策、救急医療情報キッドの全世帯備え付けによる人命対策、感震ブレーカー・:家具転倒防止器具・火災警報装置設置運動の展開と取り付け支援活動、地域避難所確立へ向けた「避難者受入れ登録制度」など。

  わんわんパトロール&防犯ウオーキング

  緊急医療情報キッドの全世帯備え付け

    戸建住宅集合体の氷川台自治会は、震災時の被害想定に基づく安全対策を講じています。最も危惧するのは通電火災と位置付け、感震ブレーカーの設置運動を展開しています。自治会で協同購入して希望者には支援隊員が取り付け支援もしています。同時に家具転倒防止器具の取り付け推進運動も年間を通して実施しています。

感震ブレーカー取り付け支援中

【高齢者に優しいまちづくり】

    自治会だより等によるきめ細やかな情報発信、「見守り」による高齢者支援、高齢者健康体操教室・健康マージャン教室・ふれ合いサロン開設、サンドウイッチ・焼き菓子販売会、青空野菜市開催、認知症カフェ、認知症患者を地域で見守る体制整備、地域医療・介護に関する勉強会など。

情報発信ツール   回覧・自治会だより・掲示板

 「見守り」支援活動  高齢者の自宅庭の雑草取り作業

  8月にオープンした認知症カフェ「氷川台のえんがわ」は毎回大勢の高齢者が押し寄せてふれ合いを楽しんでいます。

【災害弱者も暮らせるまちづくり】

    自治会独自の要援護者支援希望登録制度の導入、災害時支援隊員組織結成、要援護者支援避難訓練実施、地域避難者受け入れ登録制度確立、東京防災隣組認定団体など。

  災害時支援隊員

「第13回地域の防火防災功労賞」優秀賞

 「東京防災隣組」認定証

  氷川台自治会の立地、地形、地盤強度等を考慮した地震時の被害想定に基づいて、防災資器材の購入・避難訓練内容の検討・災害弱者対策等が計画的に進められ、地域の支え合い・助け合いに基づく「氷川台自治会=地域避難所」を構築しています。

殿田会長は

 平成22年から8年間の活動を通して大きく変わった氷川台自治会会員は、それぞれ自分の趣味趣向や生活リズムに合わせて参加し、イベントを通して会員同士が顔を知り“温かいふれあいのあるコミュニティ”をつくっています。東久留米市では、自治会加入率の低下に歯止めがかからず36%まで低下している様です。今まで、氷川台自治会に視察研修に見えた自治体の自治会加入率は、東久留米市よりはるかに高い水準(50%~60数%)にありながら地域コミュニティの活性化を求めて積極的に情報収集に努めておられます。自治体職員であったり、自治会連合会であったり、市議会議員であったり、協働の精神でコミュニティ構築へ向けて努力されています。

今日の講演会に参加の多くの皆さんは「終の棲家」として東久留米市に住居を構えられたと思います。住み続けるためには楽しく暮らせる地域にしなければなりません。2025年には4人に1人が後期高齢者になる超高齢化社会がやって来ます。新しい総合事業も始まり、医療・介護・福祉サービスが提供されますが、より良いサービスを受けるには地域の受け皿が必要になります。考えている時間、躊躇している時間はありません。今から仲間を募って小さな活動でも良いから地域のつながりづくりを始めましょう。

と締めくくりました。

また、最後に

氷川台自治会の活動を参考にしてみようと思われる地域の方は遠慮なくご連絡下さい。他県他市からどんどん問い合わせがあるのに東久留米市内の自治会や団体からの問い合わせは殆どありません。市議会一般質問で多くの議員さんが、市民の生活に密接な関係がある自治会活性化対策、協働のまちづくり、災害時要援護者対策、地域公共交通の実現、地域包括ケアの取り組みなど多方面にわたる要求や課題が取り上げ、早急な対策や課題解決を行政に求めてられていますが、なかなか市民が満足できる状況にはならないのが現状のようです。行政の支援を待っている間に時間はどんどん過ぎていきます。安心・安全に暮らし続けられる地域づくりは、地域に住む人たちが力を合わせて課題解決に向かって行動を起こすのが一番の近道。

と語りました。 

                                                                                             氷川台自治会