東久留米在宅療養シンポジュウム“このまち東久留米でさいごまで分らしく暮らすための”に参加して! 2017年7月1日

  6月30日(金) 14:00~ 市民プラザホールで開催された、平成29年度 東久留米在宅療養シンポジュウム“このまち東久留米でさいごまで自分らしく暮らすために”に参加してきました。

  市役所入口の立て看板「このまち東久留米でさいごまで自分らしく暮らすために」

  ~今、あなたが準備できることは~会員、誰もが真剣にとらえるべき問題として、自治会全世帯に回覧した「チラシ

    氷川台自治会では、“安心・安全で暮らしやすいまち「氷川台」、元気で明るい活力ある自治会をみんなでつくろう‼”の活動方針を掲げて、「支え合い・助け合い」の強いまちづくりに努めています。高齢化率33%の地域住人は「住み慣れた氷川台にいつまでも住み続けたい」との強い気持ちを持って意欲的に行動する会員が増えて来ました。自治会で行われる様々なイベント(新年懇親会・餅つき大会・夕涼み会・ふれ合いサロン・子育てサロン・健康体操教室・マージャン教室・うどん打ち教室・ゴルフ会・ハイキング会・バス旅行・一斉清掃・防災訓練・要援護者支援避難訓練等)に沢山の会員が参加して、子育て世代から高齢者まで氷川台での生活を楽しむようになって来ました。その様な中、自治会会員が目指す「このまち“氷川台”でさいごまで自分らしく暮らすための準備」学ぶべき内容でシンポジュウムが開催され、会員の意識の高さを象徴するように10数人の会員が参加しました。

   定員100名の会場は参加者で溢れ、用意されていた席も資料も足らなくなる盛況ぶりでした。

   シンポジュウムの冒頭、東久留米市と企業による官民協働発行協定のもとで作成された「東久留米市 在宅療養ガイドブック」(平成29年6月発行)が参加者に配布され、介護福祉課職員から記載内容の概略が開説されました。

  

    自宅での療養が必要になった時に役立つ情報が要領良くまとめられた冊子です。一般的な情報誌と違い、東久留米市民の目線で、在宅療養生活に向けた相談の流れ(相談先・事例紹介)、在宅療養を支えるチームメンバーの紹介(かかりつけ医・かかりつけ薬剤師・訪問看護ステーションなど)、その他介護保険サービスなど、専門職の役割や相談の流れなどについて分かりやすくまとめられています。病気や介護の問題は突然訪れたりしますので、慌てないためにも手元に置きたい一冊と思います。

   東久留米市在宅療養相談窓口(28年4月~)東久留米白十字訪問看護ステーション所長 中島 朋子氏

   この町東久留米でさいごまで自分らしく暮らすための準備

    東久留米市在宅療養相談窓口(28年4月から市の委託業務・東久留米白十字訪問看護ステーション)中島 朋子氏からは、在宅療養の事例紹介を通して最後まで自分らしく暮らすための準備(最終段階における医療について家族と話し合っておく)や地域の支え合い(互助)が大切なことが語られました。

   かかりつけ医の重要性を熱く語られる東久留米市医師会長 石橋クリニック院長 石橋 幸滋 先生

   石橋先生からは、東久留米市医師会会長として今後の地域医療の目指す方向性や「地域住民が安心して住める町にしたい」との思いから、東久留米市の現在の医療実態や今後の方向性、困った時の相談窓口、在宅で介護サービスを受け療養生活を送る環境整備など丁寧に説明して頂きました。

  2025年には2,200万人、4人に一人が75歳以上(団塊世代のすべてが75歳以上)という超高齢化社会が到来し、介護人材が40万人不足すると言われています。介護サービスを十分に受けられなくても氷川台に暮らすか。十分な介護サービスを受ける為に住み慣れた氷川台を離れるか。誰もが「住み慣れた氷川台で十分な介護サービスを受ける」のがベストですが、「介護移住」という言葉が使われるようになったこれからは、利用者がこんな選択を迫られる場面が増えてくるかも知れません。他人事ではない2025年問題、8年後に後悔しないためにも、加齢や病気・障害などによって医療や介護が必要になった時、氷川台で最後まで自分らしく暮らすための準備をするとともに、「支え合い・助け合い」のある地域づくりが大切なことを肝に命じました。 

                                                    氷川台自治会 殿田 俊三