【安心・安全対策】 「助け合い」がもたらす地域防災力の向上! 2017年2月21日

    地域防災力の向上を目指した氷川台自治会の様々な活動は、会員の防災意識の向上はもとより、会員自ら災害に備えた防災設備の充実を図り、安全・安心な氷川台に向けてスピードアップしています。

昨年7月に実施した防災訓練では、4月に発生した想定外の「熊本地震」を教訓に、「防災対策を根本的に見直す」という原点に返り、氷川台自治会の地域特性(高齢化率33%、堅固な地盤、戸建て住宅、高台、地域コミュニテェイ等)を加味した新たな防災対策を講じて“誰もが安心して住める氷川台”を目指し、日頃から家の耐震化や家具の転倒防止などの防災対策をしっかりする』ために[東京防災]をテキストに消防署の講演を受けました。昨年11月20日の「第4回要援護者支援避難訓練」では、地域住民が個々のニーズに応じた避難所運営を自主的に行う「在宅避難」が基本と位置付け、自分がどうやって助かるか、どうやって隣人を助けるか、何が出来るか、常日頃からの「つながり」をベースに、具体的取り組みを主眼に置いた訓練を実施しました。

現在は、「在宅避難体制の構築」へ向けたステップとして、家具転倒防止器具・感震ブレーカー(住宅火災延焼の火元にならないために)家庭用火災警報器設置推進運動を展開中です。

   災害時支援隊員が感震ブレーカー設置希望者会員宅を訪問して、取り付けの可否をチェックして回ります。

氷川台自治会では、あらゆる災害時の一番の脅威は住宅火災延焼と位置付け、火災に対する備えを会員に訴えています。訴えるだけでなく、自分で設置できない会員宅には災害時支援隊員が出向いて調査・設置のお手伝いをしています。

昨年11月の要援護者支援避難訓練時に、家具転倒防止器具・感震ブレーカー・家庭用火災警報装置の設置状況調査アンケート実施とともに設置希望調査も並行して行いました。会員の皆さんの防災意識も高まり、27年8月に実施した第1回目の感震ブレーカー&避難グッズ共同購入と合計すると実に30%以上の会員が自治会の呼びかけに応じて災害対策を講じられました。恐らく、自分で率先して災害対策を講じられている会員さんを加味すると氷川台自治会の安全・安心確率は相当高いレベルに達しているものと思います。

今年に入ってから、災害時支援隊員有志が調査希望会員の家を訪問して感震ブレーカーの設置可否や最適な家具転倒防止器具の選定アドバイスなどを行い、2月から順次取り付けに支援を行っています。

   感震ブレーカー設置作業中

   感震ブレーカー設置完了

  家具転倒防止器具取り付け中

今回の家具転倒防止器具・感震ブレーカー(住宅火災延焼の火元にならないために)家庭用火災警報器設置推進運動で、防災対策の重要性を認識していても自分で設置できないでいた高齢者世帯やひとり暮らし世帯の方の多くが防災対策を講じられました。災害時支援隊員は、災害時以外の平時でも「安全・安心」な地域の構築へ向けて活動を続けています。

氷川台自治会