【地域の環境整備】 “暮らしやすいまちづくり”へ、公園清掃はみんなの協力で! 2016年9月19日

      氷川台自治会エリア内に小山台遊園が有ります。昭和31年に西武住宅が開発分譲され入居が始まった時には、まだ水道施設がなく、現在の小山台遊園に井戸が設置され井戸水を揚水・分配していました。その時の水道組合が氷川台自治会の前身です。従って、井戸の管理人が宿泊していた建物(現在の氷川台会館)と井戸設置場所(現在の小山台遊園)とも氷川台自治会の所有地でした。昭和45年に不要になった井戸用地を東久留米市に寄付して児童遊園を建設して貰ったようです。

  第2次ベビーブーム時代は、氷川台自治会にも沢山の子供たちがいて小山台遊園も貴重な遊び場だったようですが、時代の変化とともに子どもの数も減り、公園で遊ぶ子供も少なくなり雑草が目立つ公園に変わってしまいました。平成23年から始めた自治会活性化の環境美化運動で取り組んだのが、小山台遊園を綺麗にして昔のように子供を呼び戻し元気な明るい町にすることでした。

  同時に、通勤や日常生活に利用する氷川台通りを綺麗な通りにするために「たばこのポイ捨て禁止運動」を会員の皆さんと行いました。たばこ産業から携帯灰皿を貰って早朝通勤者に配ったり、地道な活動を続けました。

1平成2281日、夏季早朝一斉清掃(67)、参加者20名全員で小山台遊園の雑草取りをして、活動拠点の整備を始めました。

 2   早朝から氷川台通りの通勤者等へ携帯灰皿を配って「吸い殻投げ捨て防止」の協力を呼びかけました。 

 会員の“思いを一つにした活動”は、徐々に実を結び、小山台遊園では毎朝630分からNHKラジオ体操に合わせて会員が集まりだしました。皆さんがラジオ体操前に自主的に掃除をしたり、雑草取りをして“つるつる”の公園と化しました。

3   現在の小山台遊園(つるつる公園?)

   小山台遊園のケヤキの大木と、天気のいい日には木陰ベンチで休む人や東本町の保育園から大勢の園児たちが遊びにやって来ます。保育園児から小学生、高齢者まで公園に人が集まる様になりました。 

 氷川台には、もう一か所東久留米市の公園があります。公園内には小山台遊園の遊具以上の遊具が揃っていますが、いつも雑草に覆われた状況で、とても幼児や児童が遊べる状態ではありません。市の管理する公園ですから、市が雑草刈りをするまで待つのか、地域の子どもたちのために地域の方々が雑草取りをするのか、雑草が枯れるまで待つのか、何れにしても宝の持ち腐れに等しい状態です。

4  平成258月の状態  折角の遊具も雑草に埋もれてしまいそうです。

5   平成288月の状態  相変わらずの状態が維持され、3年前より雑草範囲が広がっていました。

   現在、市内のあちこちで公園の雑草刈りが行われているのを目にします。恐らく東久留米市環境政策課が業者に発注してやらせているのでしょう。市内の公園管理に費やされる費用も馬鹿にならないのではと思います。今一度、地域の皆さんと一緒に何故そこに公園が必要なのか、公園の利用頻度はどうなのか等を考えてみたらどうでしょうか。地域の皆さんにとって、本当に必要な公園で子どもたちがどんどん集まる様になればおのずと綺麗に管理されていくと思います。市の公園が欲しくても叶わない地域が沢山あることを思えば、現存する公園はせめて地域の皆さんで綺麗に使いやすい公園にしましょう。

                                                               氷川台自治会 殿田俊三