氷川台自治会の新たな取り組み紹介~資機材シェアリング事業~ 2016年3月31日

    あなたの住む地域には、いろいろな「能力・技術」を持った方が埋もれていませんか。氷川台自治会では、活動の活発化に伴い会員同士の「顔」が見え、「会話」が弾むまちになってきました。

現役時代には皆さんそれぞれの分野で活躍され、退職後は能力を生かすところがないままでおられた会員が「地域のために役に立つなら」と立ち上がってくださいました。

 氷川台自治会350数世帯を「大きな家族」として、各個人で保有されている大きな資機材を自治会に提供して頂き、自治会で一括保管管理しながら貸し出す事業を立ち上げました。当面は、技術職出身の会員3名が担当して、資機材の保管管理・貸出し・作業指導を行います。

 1   電動ノコギリ

 2 高圧洗浄機

 3   植木剪定ばさみ

 これからは、高価な資機材を購入しなくても自治会の保有資機材を利用することにより、無駄な出費を抑えるとともに保管場所に困ることもなくなります。

                                                            氷川台自治会 殿田 俊三

全会員を対象に「救急医療情報キット」を導入♪ 2016年3月28日

住み慣れた氷川台にいつまでも“安心・安全に暮らし続けるために…”

   氷川台自治会では、平成23年度に「緊急時ネットワークシステム」導入、平成24年度から高齢者の「見守り」活動開始、平成25年度から「災害時要援護者支援希望登録」と「要援護者支援避難訓練」、「災害時支援隊員の組織結成」と会員が「安心・安全に暮らしていくため」の手段を段階的に講じてきました。今年度は更に一歩進めて全会員を対象に「救急医療情報キット」を導入し、全会員に配布しました。また、情報シートは家族全員が記入して保管容器に入れられるように全住人分を配布しました。

1  氷川台自治会オリジナル「救急情報キット」

   高齢化が進む地域住民の安心・安全を守る為の取り組みの一環として、一人暮らし高齢者世帯を対象に「救急情報キット」を採用されている自治体が多いようです。氷川台自治会では、一人暮らし高齢者に対する様々な「安心・安全対策」を講じてきましたが、2世帯同居であっても日中は高齢者のみになる世帯の安心・安全確保が課題になっていました。

   高齢者世帯に限らず若者世帯であっても、救急車を要請するような緊急時には、意識混濁や気が動転して必要な医療情報を救急隊に伝えられないことが考えられます。そういった時にも、必要なことがきちんと救急隊員などに伝わるよう、普段から用意しておくための「救急医療情報キット」を導入することにしました。

   もしもの時に備え、かかりつけ医療機関や持病等、救急医療活動に必要な情報をシートにまとめ、冷蔵庫に保管します。必要時には、救急隊員がキットの情報をもとに医療機関などと連絡連携し、スムーズな救急医療活動が行われることを期待します。(冷蔵庫に保管するのは、冷蔵庫はどこのご家庭にもあり、救急隊員が探しやすいため)冷蔵庫内部に保管したくない場合は、シートなどを保管容器に入れずに、専用のマグネットシートで冷蔵庫扉の外側に貼ることもできます。

   自治会会員が氷川台に“安心・安全に暮らし続けるために”安全対策をより推進する目的で「救急医療情報キット」を会員全世帯に配布しました。

                                                                    氷川台自治会

「見守りネットワーク委員会」で新たな支援活動を開始しました♪ 2016年3月21日

    平成2410月から開始した「見守り」活動も36か月経過しました。現在は、「見守り支援希望者」29名を24名の「見守り支援隊員」が、チーム(21)を組んで日常生活の中で見守っています。訪問して様子をうかがったり、外から状況をチェエクしたり、要望によっては軽作業(電球交換・家具移動・庭の草取り・雪かき等)を行って高齢者の方の手助けをしています。

1 草取り作業支援状況

  氷川台自治会の大きな課題である高齢者対策の一つの手段として、平成231月から手探りで始めたのが「見守り」への取り組みでした。高齢化率38%弱の自治会において、高齢者が“住み慣れた氷川台にいつまでも暮らし続けるには・・・”の課題解決に向けて、平成231月に「見守り」についての意見交換会がキックオフでした。当時の自治会役員、民生委員、東部包括支援センター長を交えて課題を抽出し、以降の自治会役員会(1/2か月)には、必ず民生委員さんと東部包括支援センター長に出席をお願いして、高齢者対策の行動スケジュールを検討していきました。235月・緊急時ネットワーク登録、239月・会員実態調査を実施して高齢者の実態を把握、243月・地域支え合いについてアンケート実施して方針を固めて245月に「見守りネットワーク検討委員会」を設立しました。メンバーは自治会役員4名、会員代表2名、防災会2名、老人会1名、民生委員1名、ライフパートナーこぶし(障碍者施設)1名、東部包括支援センター1名、NPO法人 ワーカーズコープ1名の13名で、アンケート調査結果等を参考に具体的な「見守り活動の手段と内容」を検討決定しました。

  2  みんなで支えるシステムの構築

  18か月の検討準備期間を経て2410月に「見守りネットワーク委員会」の設立と同時に「見守り」活動を開始しました。開始時は見守り支援希望者の方は22名・見守り協力員24名でした。36か月の間にご逝去されたり、施設に入居されたりしての出入りがありますが、現在は見守り支援希望者29名に増えています。

 氷川台自治会では「みんなが主役の支え合い助け合い」運動を展開するため、全ての活動は「PDCAサイクル」が実践されています。313()に開催された、「第14回見守り活動報告会(1/3か月)」で「見守り支援作業」内容の充実が討議されました。 

??????????????????????????????? 第14回見守り報告会

  見守り支援対象者の近況や要望事項を出し合い、高齢者が“より暮らし易いまち”を目指して新たな作業支援を始めることになりました。幸い、支援隊員に設備・電気関係に詳しい方に参加して頂いたため、設備関係の点検と軽微なメンテナンス、電球交換だけでなくLEDに対応した相談・取替え等も加えることになりました。 

4 換気扇の清掃・管理

  自治会高齢者世帯の大部分は、昔から取引のある電気屋さんに点検・作業を依頼していましたが、頼よりの電気屋さんも高齢化や後継者不足で閉店等に追いやられて困窮していました。

5 LEDへの交換

氷川台自治会の高齢化率は、平成23年の38%から今年度33%台と若返りは進んでいますが、地域活性化へ向けての高齢者対策は最重要課題です。高齢化率が高いことは、地域に貢献できる余裕時間を持っている人や退職間もない団塊世代の人材の宝庫でもあります。今回も退職後の地域貢献活動として現役時代の「技」を駆使して貰うことになりました。

                                   氷川台自治会 殿田 俊三

【東村山市】自治会フォーラム・・朗読劇の紹介内容を読売新聞が掲載しました♪ 2016年3月16日

   313()に東村山中央公民館で開催された、東村山市「平成27年度 自治会フォーラム」の第2部・朗読劇「明日へ・・・わが街」で、地域が抱える様々な課題を朗読劇で取り上げる中、「空き地を有効利用している、東久留米市の氷川台自治会などの活動も紹介された」と315()読売新聞朝刊で紹介されました。

1

 

東村山市「自治会フォーラムinチャレンジ!自治会」朗読劇「明日へ・・・わが街」で氷川台自治会の活動事例が物語に・・・♪ 2016年3月13日

    平成28313日、東村山市中央公民館で東村山市主催「平成27年度 自治会フォーラム」が開催されました。

1

東村山市では、年々減少傾向にある自治会加入率、地域コミュニティーは少子高齢化、住環境の変化、個人主義の浸透などの社会構造の変化を起因として弱体化しつつあることに危機感を抱かれて、自治会と行政が力を合わせて適切な役割分担のもとに地域課題に臨んでいくことが重要と考えられて、様々な対策を講じられています。第7回目の開催となる「自治会フォーラム」は、回を追うごとに盛んになり、市民の皆さんの手による定着したイベントになっています。

??????????????????????????????? 耐震化工事が完了し、3月から開館されたばかりの東村山市中央公民館で

??????????????????????????????? 定員450名の大きなホールで開催されました。

  平成262月から、東村山市市民部 市民協働課と自治会活性化委員会の皆様と氷川台自治会との情報交換が始まり、昨年度の「第6回 自治会フォーラムin東村山」で初めて氷川台自治会の活動事例をパワーポイントで紹介されました。昨年度から市民協働課と自治会の皆さんによる手作りの「朗読劇」で地域課題やあるべき姿を分かり易く伝えるなど、年々充実してきています。

東村山市 渡部 尚 市長の市民目線での語りかけるような分かり易い挨拶の後、多摩地区他市市長からの祝電等が披露されました。

???????????????????????????????  渡部 尚 東村山市長挨拶

 今年の「第7回自治会フォーラム」では、

   第Ⅰ部:「自治会チャレンジ」~私たちも地域のなかま~5自治会の活動事例発表

56 こども達も参加して事例紹介する自治会

   第Ⅱ部:朗読劇「明日へ・・・わが街」2015年度ver.

 市内の高校生二人の目を通して、地域のコミュニテイのあり方を考える社会劇。        高齢化社会の中で翻弄されながらもたくましく生きようとする姿を描く。

  高校生 瑠奈は述べました。

「地域のことって、傍観者でいるわけにはいかないよ。」「・・・自治会の仕事も続けたら・・・地域のきずなも深くなるんじゃない?」

7 台本を手にした出演者の皆さんと稽古風景のスナップ写真

8 協力者:東久留米市氷川台自治会と掲載されました。

  朗読劇は、八国山の近くに住む老夫婦、志村太郎、敦子。二人には、長男、浩太郎及びその妻玉子の一人娘、瑠奈という高校三年生の孫娘がいた。瑠奈が東村山市の姉妹都市、米国・インディペンデンス市に親善派遣の一員として旅立ち、帰国した瑠奈を待ち受けていたものは・・・。

 瑠奈と同級生の佐藤香澄、若い二人が東村山市を舞台に、地域に目覚め、成長していく姿を描いた物語でした。

9 志村家5人家族の皆さんです。

  瑠奈は、夏休みの課題として地域コミュニテイの課題、自治会活動の停滞や高齢化(認知症)の現状に接しながら成長していきます。ある日、友達と空家の近くを通りかかったとき、怖い思いをした話を両親にする中で“東久留米市の氷川台自治会では、空き家を農園にして地域のコミュニテイの醸成に成功している”として朗読劇で演じられました。

??????????????????????????????????????????????????????????????氷川台第1農園の視察状況

???????????????????????????????氷川台第1農園

???????????????????????????????空家の数 2025年には940万戸

??????????????????????????????? 福祉大学の教授が登場して、地域の課題について語ったり

15 志村 勉さん(志村 けんの従弟)が登場して、高齢者健康体操を指導したりの笑いがあったり

 最後は、大学受験の最終面接に行く途中、踏切に入った認知症高齢者を発見し、自分の危険性も顧みず夢中で助けたため面接時間に間に合わず浪人を覚悟したとき、事情を知った世論の反響が大きく大学側が特例で面接を認めて朗読劇は終わりました。

16演出家 青山伊津(演劇集団 円)壇上に上がり出演者の勢ぞろい

17 300名を超える観衆(市民)から拍手が鳴り止みませんでした。

 行政と自治会が一体となって手作りで作り上げた朗読劇は、300名を超える市民の皆さんの心を打ったものと思います。たかが朗読劇でしたが、“鬼の目にも涙”で感動しました。素晴らしい朗読劇の内容と真に迫った演技に吸い込まれているうちに、あっという間に予定時間の1時間が過ぎ去りました。朗読劇を観劇するうちに、氷川台自治会での6年間の活動が走馬灯の如く駆け巡りました。現在、東村山市が行政と自治会が一体となって取り組まれている様々な活動を羨ましくさえ思いました。自治会加入率が53%の自治体が、現状に甘んじることなく、2025年問題に備えて地域コミュニテイの醸成に取り組まれている姿に驚きを感じました。特に、フィナーレの出演者が壇上に上がられて紹介されている間中、拍手が鳴りやまず、まさに行政と市民が一つになった素晴らしい時間でした。本日の朗読劇を参観された市民の皆さんは、必ず地域に帰って“自治会の重要性や地域コミュニテイの大切さ”を近隣の皆さんに伝えられるものと思います。他市のこととはいえ、地域課題の抽出や対策が遅れている自治体との差は大きく、2025年までには、元気で活力ある地域コミュニテイが再生され「支え合い・助け合い」のある街が出来ているものと思います。東村山市の市民協働課と自治会活性化委員会の皆さん有難うございました。現状に甘んじることなく、まだまだやることは山積しているとご教授頂いただいた2時間半でした。

                                       氷川台自治会 殿田 俊三

子育てサロン氷川台「ひよこの会」で人形劇を上演♪ 2016年3月10日

1          

 子育て交流サロン氷川台「ひよこの会」は、自治会活性化事業「子育てに優しいまちづくり」の一環として一昨年7月に開設しました。社会福祉協議会の支援・指導を受けながら開設した「サロン」も開設時は参加登録会員は5組でスタッフのほうが多い状態でした。よちよち歩きでスタートした「サロン」でしたが、会員の献身的なボランティア活動で運営されてきました。今では、地域活動としてすっかり定着し、子育て中のママさん達の「息抜きの場」「交流の場」「子育て相談の場」として頼りにされる「サロン」になりました。開設時は5組の登録会員だけで、スタッフの方が多い時もありましたが、今では参加登録会員も20組を超えて賑わっています。氷川台自治会の活性化事業として始めた「サロン」でしたが、「自治会の枠」を超えて「地域の活動」として子育て中のお母さん達に定着するとともに、頼りにされる「サロン」になりました。氷川台自治会員はもとより、近隣の小山、東本町、新座市や引っ越先のひばりヶ丘から自転車でやって来るお母さんもおられます。

  この「ひよこの会」が子供たちに楽しんでもらいたいと、けやき座公演の人形劇を企画しました。会場の氷川台自治会館には、子供を伴ったお母さんたちを中心として30名を超える観客が詰めかけ、大盛況でした。

???????????????????????????????

上演に先立ち、「ひよこの会」の代表が、子供たちと歌を歌い、子供たちの気持ちを和らげます。

3

続いて、「けやき座」の司会者が、さらに歌と手体操で子供たちの気持ちを劇に導きます。

4

そして「はらへぺこあおむし」が始まりました。そのあらすじは・・・

???????????????????????????????

青い葉っぱについた卵からかえったあおむしが腹をすかし手当たり次第に見つけたものを食べつくし腹痛に襲われ、

6

 生まれ故郷の青い葉っぱにもどり元気を取り戻し大きく成長、

???????????????????????????????

???????????????????????????????

 めでたく繭になり、美しい蝶になりました。

???????????????????????????????

10けやき座・オールスターキャスト

観衆は、本格的で熟練したけやき座の演出・演技に見入り、劇中の「あおむし」の問いかけに子供たちは元気に答え、劇と観衆が一体となった、楽しいひと時でした

人形劇「けやき座」は、設立35年になるそうです。地域の子ども達や高齢者に見ていただき、生きる喜びを、共に分かち合いたいとの思いで 活動されている団体で、週に1回「けやき児童館」に集い、すべて手作りで人形劇を作ってボランティアで公演を行っておられます。今回、初めて氷川台自治会「子育てサロン」で上演して頂きましたが、まさしく、人形劇「けやき座」の活動目的にふさわしい「こどもから高齢者まで楽しめた演劇」でした。代表の佐藤さんからまだ他にも作品があると伺いましたので、次回は、もっと多くのお母さんや子供たち、高齢者の皆さんに見て貰えるように企画したいと思いました。

 子育て交流サロン氷川台「ひよこの会」は、

開催日時:毎月第24木曜日 13301530

    開催場所:氷川台自治会館(小山台遊園隣り)

    開催内容:子育て中のお母さん達が集まって交流をはかっています。条件等はあり                            ませんので名前を登録するだけで参加できます。

     スタッフ:氷川台自治会会員がボランティアで運営しています。  

                                              氷川台自治会                          

殿田会長と苅部・ライフパートナーこぶし施設長が事例報告~防災情報交換サロン~ 2016年3月7日

   東久留米市社会福祉協議会(社協)では定期的に「防災情報交換サロン」を開催し、参加者の防災情報共有を図っています。今回のサロンは「住民と地域の社会福祉施設の協働による災害時の要援護者対策について」をテーマとして、37日午後、市役所・大会議室で開催されました。講師は氷川台自治会殿田会長とライフパートナーこぶしの苅部施設長。

1

???????????????????????????????

  はじめに殿田会長(写真右上)が、パワーポイントを使い、会長就任以来6年間でいかに氷川台自治会が「地域包括ケアシステム」(再来年度実施)の先取りモデルに足る地域になったか、その地道な取り組みを語りました。50名を超える聴衆は熱心に聞き入り、共感を覚えた様子で、たいへん好評でした。

???????????????????????????????  氷川台自治会・殿田会長

殿田会長講演の要旨

  平成22年から氷川台自治会が様々な活動を展開しながら「支えあい・助け合い」の強い地域、“安心・安全で暮らしやすいまちづくり”の過程において、自治会が抱える課題解決の方策を実施する材料・資源の中に「ライフパートナーこぶし」があり「聖グレゴリオの家」等がありました。両施設とは最初から要援護者支援対策を目的に協働した訳ではなく、防災情報交換サロン企画書の目的にある“私たちの住む地域に「今あるチカラを見つけ合うこと」をテーマに・・・”を実践した結果が、現在の氷川台自治会と「社会福祉法人龍鳳 ライフパートナーこぶし」や「聖グレゴリオの家」とのかかわりや協働があります。災害時の要援護者対策は協働の一部でしかありません。

・地域資源との協働がなぜ必要か?

他人事ではない2025年問題、10年後に後悔しないように今から真剣に議論しておく必要があります。今ある資源を見直し、お互いに使える資源を持ち寄り、有効利用することが“安心・安全で暮らしやすい地域をつくる大きなポイントであり近道です。”また、そこに住む住民自ら動かなければ、安心・安全で暮らしやすい地域はつくれません。地域住民が主体となった活動が展開されてこそ、それぞれの生きがいや楽しみ、地域での役割や出番が生まれてきます。行政が形をつくるのではなく、地域資源、自治会や自主防災組織、集合住宅の管理組合組織などを中心とした活動から「地域の支え合い」システムをつくるのが大事です。

・地域資源との協働による効果は、

 資源(知恵・もの・場所)の出し合いにより、硬直化した発想からの脱皮や活動の種類・範囲の拡大が図れます。また、高齢化社会を迎えるにあたり、もの・場所の有効利用による無駄のない活動ができ公的サービスにない仕組みができるようになりました。

  最後に、平成294月からの介護保険制度改正を前に、東久留米市でも高齢者が“住み慣れた地域でいつまでも生き生きとくらすために”地域包括ケアシステムの構築が急がれています。形ができてもシステムが機能するためには「地域の力と住民の支え合い」が最も大事です。氷川台自治会では、既に、地域資源の有効活用や連携及び「みんなで支える、みんなが主役」を実践して、子供から若い世代や高齢者がともに暮らし、共に支えるまちづくりに努めています。即ち、日常の活動から「自治会版の地域包括システム」の構築を目指しています。

   次いで、苅部施設長が社協・宮田主査のインタビューに答える形で施設の現状、氷川台自治会との協働の経緯、さらに今後の展望を語りました。

???????????????????????????????  ライフパートナーこぶし・苅部施設長

苅部施設長の発言要旨

 こぶしのある氷川台には、自治会があります。こぶしも「氷川台自治会」の会員です。実は私が赴任する前は会員ではありませんでした。しかし、障がい者が地域社会で生活する上で、ご近所の皆さんと交流を深めることはとても大切なことであると、殿田会長とお話しさせてもらったのが始まりです。

 氷川台自治会との協力関係は幾つかありますが、その中で最も重要なことは「災害時支援協定」を結んでいることです。これは、日中災害が発生した時には「こぶし」の職員が大勢いるので自治会の高齢者の救出や受け入れを行います。反対に夜間「こぶし」の職員が手薄な時には、利用者の避難に地域の人々がお手伝い頂きたいというものです。加えて非常用品備蓄や防災無線の拠点としてもご利用いただきます。

 また、毎月2回、自治会館にて「ふれあいサロン」を開いています。これは、自治会員同士が、お茶でも飲みながら気軽に集まりお話ができるようにと、こぶしで作ったケーキやお菓子、コーヒーなどを出張でサービスする企画です。このような活動を通して、地域の方々に直接顔を知っていただくことや、障がいについて理解していただく良い機会になっています。障がい者の自立を考えるとき、差別や偏見のない地域社会の環境が重要です。

 氷川台自治会は高齢化率が非常に高く東久留米市の中でも上位です。こうした高齢化にかかわる課題は、実は障がい者の課題と共通することが沢山あります。認知症による徘徊で事故や事件を引き起こしたり、知的障がいのために判断が難しく困ったりしているとき、氷川台自治会の皆さんの理解ある対応が本当に有り難く思います。

 数年後に訪れる「超高齢化社会」ですが、もう他人事ではありません。それは、障がい者に映しても同じです。現に職員不足は喫緊の課題ですし、障がい者が社会参加するためのシステムは、公的サービスだけでは限界があります。これまでの「行政主導」「福祉専門」の考え方を転換する必要があると思います。障がい者に触れ合うのは福祉専門職員とごく一部の人で、専門的なスキルを持っている福祉職員が全て行わなければと思っていました。しかし、氷川台自治会の皆さんとかかわるようになって、職員だけの力ではとてもできなかったことが、できるようになってきたのです。これからも、地域の皆さんと共に、行政ではできないようなサービスの提供とか地域の高齢者に何らかのお役に立てるようなシステム構築のお役に立ちたいと思っています。

                                               氷川台自治会