地域リハビリテーション支援事業市民交流会において氷川台自治会の事例紹介 2016年2月13日

     213()13:0016:00、平成27年度地域リハビリテーション支援事業・市民交流会が「住み慣れた地域でいつまでも生き生きと暮らすために~東久留米の地域包括ケアを考える~」のテーマで、成美教育文化会館にて開催されました。これは、北多摩北部地域リハビリテーション支援センター・清瀬市・小平市・東村山市・東久留米市・西東京市が主催し、今回は東久留米市をモデルにした交流会です。

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???????????????????????????????  会場

1部は、内閣官房社会保障改革担当室審議官・髙橋俊之氏による基調講演。「地域包括ケア~参加型社会保障!みんなで支える、みんなが主役」と題し、氏の前職・厚生労働省老健局総務課長の体験を踏まえ、介護保険制度の現状とその今後・介護保険制度の改正・地域包括ケアシステムの構築について、詳しく解説。

??????????????????????????????? 高橋氏

 2部は、東京都医療学院大学教授・鴨下博氏を座長にしたシンポジウム「地域包括ケアシステムの構築に向けて~活動と参加~」。初めに3名のパネリストによる講演。

 ①東京都老人総合研究所在宅療養支援研究副部長・大渕修一氏「データで見る東久留米~予防とリハビリ、市民参加について」

??????????????????????????????? 大渕氏

  東久留米市が実施している「高齢者元気度アンケート」をデータとし、様々な切り口から市民参加の取り組みを考え、「サービスの受給者から提供者へ」の実践を提案。

 

②東久留米市医師会会長・石橋幸滋氏「地域包括ケアシステム構築に向けて~医療の立場から~」

??????????????????????????????? 石橋氏

   医師会会長として自らが推進している地域包括ケアシステム構築について、市の現状から周辺市との連携についてわかりやすく解説。

 

 ③東久留米市福祉保健部介護福祉課課長・田中潤氏「東久留米市でおこなう地域包括ケア~今後の展望~」

??????????????????????????????? 田中氏

 地域包括ケアしすてむへの市の取り組みについて解説。

??????????????????????????????? パネルディスカッション

 講演後、基調講演の髙橋氏も加わり、5名のパネリストによるパネルディスカッションに移り、東久留米市の現状を踏まえた地域包括ケアシステム構築について討論。その中で、鴨下座長が客席の殿田俊三氏(氷川台自治会会長)を指名して発言を求めた。これは、事前に市より殿田氏に「この件に関し、すでに様々な取り組みを実践している氷川台自治会の事例を紹介してほしい」との依頼があり、当日配布されたレジュメにもその内容が組み込まれていた。

 ??????????????????????????????? 客席から事例発表する殿田氏

 殿田会長は、客席からマイクを使い氷川台自治会で取り組んでいる「見守り」活動を始めとする6年にわたる活動を詳しく解説した。特に地域包括ケアシステム構築については

「地域の『支えあい』が重要であり、地域の課題を解決するためには2つの「力」が必要です。その一つは地域のために『こと』を実行する力、二つ目は地域住民の『つぶやき(要望)』を拾い集める力です。また、地域の住民が参加したくなる組織や活動づくりをすれば、行事の参加者を通してネットワークも広がっていきます。最初は少人数でも、活動を継続するうちに地域住民の信頼を得られ協力者も増えてきます。従って、継続することが何より大事であると思います。」と訴えた。

10111213 市の作成したレジュメ  

 パネルディスカッション終了後、質疑応答となり、その最後に殿田会長が発言

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6年間の氷川台自治会の活動を通して感じたことを行政側に要請したいと思います。今回の地域包括ケアシステム構築に当り、東久留米市で計画されている様々な方針・戦略を具体的に市内各地域へ展開するには、福祉保健部介護福祉課所管で4月から配置される生活支援コーディネーターが中心になり、地域住民が組織する自治会組織や防災防犯組織・民生委員などとネットワーク化を図り、地域住民のニーズを拾い上げてサービスを展開する手段が一番ではないかと思います。しかし、現在の庁内の縦割り組織(自治会窓口は市民部市民生活課、防災・防犯組織は環境部防災防犯課、民生委員は福祉保健部福祉総務課など)では、関係者のネットワーク化は難しいし、拾い上げたニーズの展開もスムーズにいかないように思います。今後は、庁内の横の連絡を密にして組織の枠に捉われない対応をお願いします。」

さらに

「氷川台自治会では、『みんなで支える、みんなが主役!』を実践しており、子どもから若い世代・高齢者が共に仲良く暮らし、共に支える町づくりを目指してこれからも活動をして行きます。」

と力強く言いきり、シンポジウムのテーマの具体化へ道筋の一端を示すこととなった。

                                     氷川台自治会 馬場 定美