11月27日(金)に千葉県柏市役所の皆さんが、わざわざ氷川台自治会の活動を視察・研修に見えました。柏市は面積114.7㎢(東久留米・12.9㎢)・人口約411,000人(東久留米市・約117,000人)・約174,000世帯(東久留米市・約53,000世帯)という東久留米市よりはるかに大きな市です。面積は約9倍、人口・世帯数は約3.3~3.5倍の規模で、スポーツタウン柏としても有名な市です。サッカーJ1の柏レイソル・バスケットリーグ(NBL)の男女チーム・女子陸上の積水化学・実業団野球のJR東日本など日本を代表するチームがひしめいています。スポーツの応援を通した市民の結束も強く、市民の皆さんの楽しみも多い市と推察されます。
このように、我々から見ると羨ましいほどの柏市から氷川台自治会の視察・研修に見えた目的は、市内に点在する空き地・空き家を有効利用して、市民の憩える緑豊かな空間を増やしていこうと、緑の取り組みを進める事例研修でした。
柏市では、使われていない土地を「地域の庭に」!と、宅地化されずに残っている土地、荒れた植林地、使われなくなった畑などの「空き地」に市民と行政が協力して手を加え、住民が使える「地域の庭」にすることで、柏の緑を守っていこう、増やしていこうと、「地域の庭」づくりを支援する「カシニワ制度」(かしわの庭・みんなの庭)をつくられています。公園のような、みんなで楽しめる空間を、みんなで造って管理していく、という素晴らしい取り組みです。
市民のみなさんは、「カシニワ制度」の手厚いサポート体制(助成金)でシェア・ガーデン、コミュニテイ農園、地域のたまり場、イベント広場、里山広場など活動が広がっているようです。この様に、東久留米市では考えられないような助成制度と市民と行政の協力体制が出来ていてもなお氷川台自治会の活動を参考にしようとの前向きな姿勢には驚きました。
氷川台自治会の活動事例紹介よりも、氷川台自治会が柏市の取り組み事例を参考に、更なる活性化へ向けてのヒントを沢山頂きました。
氷川台自治会 殿田俊三